中高一貫校生の内申点対策法|系列大学へ内部進学狙いの人必見!
大学付属の中高一貫校生で、内部進学を狙っている人もいるでしょう。
内部進学で重要なのは「内部進学試験」と「調査書(内申点)」です。
内部進学試験も内申点も、普段からの勉強に加え、ほかにも力を入れるべきことがあります。
そこでこの記事では、内申点を上げる対策法と内部進学を狙ううえで、内申点以外に力を入れるべきことをご紹介します。
「系列の大学に内部進学したいけれど、何をすればよいか分からない」
「内部進学のために、内申点を上げる方法を知りたい」
このような人は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校生が内部進学に重要なのは内部進学試験と調査書(内申点)
中高一貫校生が系列大学に内部進学する際、合否の参考にされるのが「内部進学試験」と「調査書」です。
内部進学試験は、系列の付属高校全体で行われる試験で、定期テストよりも高い配点となっている大学も複数あります。
実施回数も少ないため、対策必須の試験です。
中には実施せずに、調査書のみで判断する大学もあります。
調査書は内申書ともいわれるもので、各学年の成績や学習以外の活動状況などが書かれたものです。
中でも、各科目それぞれの評定(内申点)は、内部進学するうえで重視される項目です。
内部進学狙いの中高一貫校生の内申点対策法
では、系列大学へ内部進学を狙う中高一貫校生は、具体的にどのような内申点対策をすればよいのでしょうか?
順を追ってご紹介します。
内部進学の条件を調べる
付属の中高一貫校だからといって、すべての生徒が内部進学できるわけではありません。
学校によって、ほとんど内部進学できる場合もあれば、1割ほどしか内部進学しない学校もあります。
同じ大学でも、学部によって人気度や合格できる人数も異なります。
「何割程度の生徒が内部進学できるのか」「内部進学するためには、内申点で何点以上取っていなければならないのか」などを細かく調べてみましょう。
定期テスト対策を万全にする
定期テストの点は、内申点に直結します。
そのため、日頃から継続した勉強習慣を身につけ、定期テスト対策をする必要があります。
勉強習慣は、予習・復習に重点を置き、基礎知識の定着を目的とした勉強を心掛けましょう。
定期テスト前には勉強計画を立て、苦手をなくすことや、数多くの問題を解くことを意識します。
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中高一貫校生の内申点対策の注意点
内申点対策には、日頃から勉強に手を抜かないことが重要です。
しかし、それ以外にも、意識していなければならないことがあります。
注意すべきポイントを3点詳しくご紹介します。
主要5科目以外の教科も対象となる
内申点は、主要5科目以外の音楽や美術・体育といった科目も対象となります。
ひとつでも成績が悪い科目があれば足を引っ張りかねないため、5科目以外の教科も気を抜かず、しっかり授業に取り組みましょう。
高3の成績は1学期の成績だけが対象となる
内申点は、学年ごとに各教科の評定が記載される形式です。
1・2年生は、1学期から3学期までの評定平均が書かれるのに対し、3年生は1学期の成績のみが反映されます。
1・2年の1回の定期テストの成績が悪かったとしても、ほかのテストである程度挽回が可能なのに対し、高3の場合はそれが難しくなります。
そのため、高3の1学期のテストは注意が必要です。
高3からの挽回は難しい
高1から高3まで、それぞれに評定平均が出ることに加え、最終的に全学年・全科目を合わせた評定平均も記載されます。
高3で頑張って成績をぐっとあげたとしても、それまでの蓄積がなければよい数値は出ません。
高校3年間、継続的によい成績を修める必要があります。
そのため、高3で急に内部進学を狙っても、それまでの成績がよくなければ、挽回は難しいでしょう。
内部進学狙いの中高一貫校生が内申点以外に力を入れるべきこと
内部進学を狙う場合、内申点だけを意識するのではなく、調査書全体を意識する必要があります。
内申点が同じような内容だった場合、調査書の内容次第で、合否が決まる可能性もあるためです。
次の4つは調査書の内容にも関わるため、意識して高校生活を過ごすようにしましょう。
出席日数に注意する
調査書には、出欠を記載する箇所があります。
あまりにも欠席が多い場合、「体調面に不安があるのではないか?」「入学してもまじめに勉強に取り組まないのではないか?」といった不安を、大学側に抱かせてしまいます。
体調管理は常に万全にし、なるべく遅刻や早退・欠席をしないように注意しましょう。
授業に集中する
内申点以外に、勉強態度全般について記載する欄もあります。
これは、授業の取り組み方や学習態度などが書かれるものです。
授業にしっかりと取り組んでいることを先生にアピールするためにも、授業後分からない問題は、先生に聞きに行くのも有効です。
検定試験を受ける
取得した検定試験も、記載する欄があります。
中高一貫校では、英検に力を入れている学校もあるため、積極的に受検してみましょう。
また、大学によっては、内部進学の条件として、英検〇級以上といった指定がある場合も。
内部進学の出願時期までに、合格の結果が出ていなければならないため、必要な検定は早めに取得するようにしましょう。
指定のない検定も、もちろんアピールできます。
部活動や課外活動に積極的に参加する
部活動や課外活動・生徒会役員なども、実績のひとつとして記載できます。
- 部活動で一定の成績を残した
- 部活動で部長として、50名の部員をまとめた
- ボランティア活動を定期的に行った
- 生徒会会長になり校則の一部改正など尽力した
など、成績を残したこと以外にも、周囲から受けた評価なども記載します。
そのため、これらの活動に積極的に参加し、様々なことを経験するのも、立派な対策になります。
まとめ
中高一貫校生が内部進学を狙う際、重要なのが内部進学試験と調査書です。
多くの人が気にする内申点を上げるためには、早めに条件を調べたうえで定期テスト対策をし、一定の成績を上げることがポイントです。
そうはいっても「部活動で忙しくなかなか勉強する時間がとれない」「自宅では集中して勉強できない」といった悩みを持つ人もいるでしょう。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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