数検(数学検定)は大学入試で有利!優遇される5つのパターンと数検勉強法ガイド

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主に私立大学の受験において、数学検定を取得することで以下のような優遇を受けることができます。

出願資格を得られる
入試の得点に加点される
奨励金の給付や授業料減免の対象になる
数学の試験の得点に換算される
合否判定において評価される

また、数学検定の対策は、共通テストや私大の一般選抜(一般入試)の対策にもつながります

過去問演習などで弱点をあぶり出し、単元ごとに弱点を克服していきましょう!

独力での学習が難しいようなら、個別指導のプロのサポートを受けるのがオススメです。

数検優遇制度は私立大学の入試で使える!

数検の優遇制度を導入している大学は、数検のサイトから検索することが可能です。

数検の優遇制度は主に私立大学で採用されており、国公立大学の入試では、あまり機能していません

英検ほどの優遇は受けられないと考えておきましょう。

出願資格になっている

推薦型入試に多いパターンです。

例① 東洋大学 経済学部経済学科の推薦入試:準2級以上に合格している(1次・2次検定のいずれかでも可)。
例② 駒澤大学の経済学部経済学科商学科グローバル・メディア・スタディーズ学科の自己推薦選抜(特性評価型)入試:準1級以上に合格している。

入試の得点に加算!

入試の得点に加点処理が行われます。

ボーナス得点を得られるため、非常に有利です。

例① 近畿大学の工学部の総合型入試:準2級以上で数学の筆記試験の得点に加算。
例② 明星大学の情報学部情報学科の総合型入試:準2級で5点加点、2級で10点加点、準1級以上で15点加点。

奨励金の給付や授業料減免の対象になる

数は限られているが、大学によっては15万~25万円の給付を受けることができます。

 上武大学のビジネス情報学部・看護学部の全入試(特待生・特別選抜・編転入を除く):資格の難度に応じて、「S~優遇」に認定し奨励金が給付される。

数学の得点に換算

数検の資格が数学の得点に換算されます。

高得点換算となって非常に有利ですが、この制度を採用している大学はあまり多くありません。

例① 敬愛大学の経済学部国際学部教育学部情報マネジメント学部の一般入試(外部試験利用方式):数学がみなし得点化される。
例② 秀明大学の総合経営学部グローバルマネジメント学部観光ビジネス学部の推薦型入試:筆記試験の代用となる。

合否判定における評価対象になる

大多数を占めているのがこのパターンで、ほとんどが推薦入試です。

早稲田大学をはじめ、多くの学校が明記しています。

ただし、実際にどれだけ有利になるかは不明なところがほとんどです。

2級以上を取得しているのが望ましいでしょう。

数学検定利用入試における有効期限に注意しよう

数検で取得した級やスコアは生涯有効ですが、外部検定利用入試では有効期限が定められている場合があります。

例えば、國學院大學の経済学部の公募制自己推薦型入試の場合、高校1年生の4月以降に取得したもののみ有効です。

有効期限については、有無も含め大学の入試要項をしっかり確認するようにしましょう

数学検定は受験数学の基礎~標準レベルをカバー

数学力の土台を確認できる!

各級のレベル感は、下記の通りです。

  • 5級……中学校1年生程度
  • 4級……中学校2年生程度
  • 3級……中学校3年生程度
  • 準2級……高校1年生程度(数学Ⅰ・数学A・数学B)
  • 2級……高校2年生程度(数学Ⅱ・数学B)
  • 準1級……高校3年生程度(数学Ⅲ・数学C) ※現在の学習指導要領の範囲外である単元(行列など)を一部含みます
  • 1級……大学程度・一般

一般的に文系の生徒は2級、理系の生徒は準1級までです。

準1級までは、各学年の基礎~標準的な力を測れるような問題構成になっています。

なかには難関私大レベルの問題もありますが、応用問題や実戦的な問題が多いわけではないと思っておきましょう。

共通テストや私大入試の対策にもつながる

数学検定に合格しているということは、その級で出題される単元について、基本となる土台はできていることになります。

共通テストや私大の一般選抜(一般入試)の対策につながるでしょう。

ただし、時間制限がシビアな共通テストの場合、数学検定よりも解くスピードが要求されることには注意が必要です。

数学検定の勉強ガイド

要点整理から始めよう

まずは、下記のいずれかの参考書でポイントを効率よく押さえましょう。

『数学検定2級に面白いほど合格する本』(KADOKAWA) ※準1級・1級は刊行されていません

『実用数学技能検定 要点整理 数学検定準1級』(日本数学検定協会)

実戦演習で弱点の洗い出し

過去問や模擬問題を用い、試験範囲の単元に満遍なく触れましょう。

2、3回分解けば、弱点分野が見えてくるはずです。

過去問演習なら『実用数学技能検定 過去問題集 数学検定2級』(日本数学検定協会)、模擬問題で演習するなら『本試験型 数学検定2級試験問題集』(成美堂出版)がオススメです。

単元ごとに弱点を補強

過去問演習などで浮き彫りになった弱点を単元ごとに克服してください。

教科書内容の理解→教科書準拠問題集で演習するのが基本です。

中学数学を復習する場合は、『チャート式 中学数学シリーズ』(数研出版)がよいでしょう。

さらに力をつけたいなら『新課程 チャート式解法と演習数学 シリーズ』(数研出版)や『フォーカスゴールド6th Edition シリーズ』(啓林館)に取り組みます。

なお、上記は大学入試数学の王道の勉強方法でもあります。

数検の合格率を上げるなら、個別指導のプロのサポートがオススメ!

学習習慣を身につけ数学の学習時間を増やそう!

当たり前のことですが、学習習慣がある程度身についていなければ、数検対策を独力でやり遂げるのは厳しいでしょう。

まずは勉強する体力を養成するところからですが、これは集団授業を聴いているだけではなかなか身につきません。

自分で手を動かし、考える時間をどれだけ確保できるかが勝負です。

その意味で、個別指導のプロに見てもらいながら演習するというのは、理想の形だといえます。

計画的な学習で効率を上げよう!

過去問演習や模擬問題演習をすれば、独力でも自分の弱点を見つけることは難しくありません。

時間がかかるのは、洗い出した弱点の補強です。定着するまで繰り返し演習する必要があります。

ただ、お子さんによっては、反復演習が継続できなかったり、的外れな演習をしていたりすることがあります。

その際、個別指導のプロのきめ細やかなサポートがあると安心です。

なお、集団指導は一斉授業の性質上、個々の学習状況に合わせるのが難しいため、数検対策には向いていません。

中高一貫生なら、中高一貫校専門 個別指導塾WAYSがオススメ!

中高一貫校専門 個別指導塾 WAYS」は、中高一貫校生しか在籍していない、勉強に集中できる環境で志の高い塾生と切磋琢磨できる個別指導塾です。

WAYSは、下記の三本の柱で数学の基礎力を養成。

数検に合格できるだけの数学力が自然と身につき、志望大学合格を実現します。

  • 1コマ120分の長時間指導による演習量の確保。
  • 確認テストを実施し、学んだことが定着するまで反復。
  • 生徒自身に解説してもらい、言語化することで理解を深める。

実例紹介 | WAYSで成績アップに成功!数検取得を目標にさらなる飛躍へ

桐朋女子中学校・高等学校1年生 |学習習慣を一新!数学27点→92点

入塾当初は、教科書やワークを学校に置きっぱなしにするなど、学習習慣がほとんど身についていない状態でした。

定期テスト対策も特にすることなく、ぶっつけ本番で試験に臨んでいたのです。

そこでWAYSでは、以下の三つを軸に、学習習慣の改善を目指しました。

  • 1コマ120分の長時間指導で、勉強する体力をつける
  • 計算ミスを失くすために途中式を細かく書き、必ず見直しを行う
  • 間違えてしまった問題を自力で解き切れるよう、定期試験本番までに少なくとも3回は解き直す

学習計画と正しい勉強習慣を意識し、少しずつ改善を重ねた結果、入塾から17か月で92点もの高得点をとることができました。

成績が大幅に上がったこの生徒は自信をつけ、引き続きWAYSで数学の力を養成しつつ、数検3級の取得を目標に頑張り始めました。

成蹊中学校2年生 | 徹底した疑問点の解消で代数55点→60点→75点

中学2年の8月に入塾した生徒です。

この生徒は、学校の課題は毎回提出する真面目な生徒でしたが、分からない問題に時間をかけすぎるあまり、それ以上の勉強があまりできていませんでした。

試験範囲の問題を1周しかしておらず、間違えた問題の見直しも不十分な状態だったのです。

そこでWAYSでは、自分で問題を考えて悩む時間を大幅に短縮してもらいました。

あまり長々と考え込まず、模範解答を見て疑問点を洗い出し、その場ですぐに講師に質問。

そして、授業の最後と次回授業の冒頭で確認テストを行い、自力で解ききれるかを確認する。

さらにWAYSでは、生徒の理解度を測るため、生徒に問題の解説を行ってもらっています。

こうした取り組みにより、時間の効率化に成功しただけでなく、丁寧な解き直しによって学習内容の定着率も着実に上げることができました。

今後は、得意科目にまでなった数学の成績を安定させたうえで、数検準2級・2級を取得するという目標を掲げ、学習を続けてくれています。

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投稿者プロフィール

青木 ユウ
青木 ユウ
中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。

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