【中高一貫校】慶應義塾普通部の内部進学の基準・対策を徹底解説
慶應義塾普通部は、神奈川県横浜市にある私立の男子中学校です。1898年に創設された学校で、とても歴史のある伝統校として知られています。本校は慶應義塾グループの中学校として、そのまま推薦を取れば4つの高校に進学できます。この学校の特徴と、大学までの内部進学についての状況を確認してみましょう。
このページの目次
慶應義塾普通部の内部進学について
系列大学
慶應義塾普通部の系列大学は、慶応義塾大学です。同校は中学校ですので、卒業後は高校に行くことになりますが、通常は慶應義塾高等学校、志木高等学校、湘南藤沢高等部の系列高校に進学します。そして、そこから慶応義塾大学に内部進学するというのが、一般的なルートです。
内部進学できる学部
高校から慶応義塾大学への内部進学については、学部の制限は設けられていないので、どの学部でも目指すことができます。ただし、人気が高い学部や法学部のような偏差値の高い学部については、内部進学の人数枠が決まっています。そのため、志望者の中から成績上位者から優先的に決まることになります。
内部進学率
慶應義塾普通部からの系列高校への内部進学者はとても多いです。系列高校に入ってから慶応大学への進学率は、例年90パーセント後半で、年によっては98パーセント程度になることもあります。大学ブランドが強いので、内部進学を選ぶ生徒の割合は高いものとなっています。
慶應義塾普通部の内部進学制度
内部進学の基準
在学3年間のテスト等の成績を平均化した評定平均や出席日数の状況、課題活動への参加、レポートや課題の提出状況などを総合的に判断します。幅広い視点から判断されますので、バランスよく学業に打ち込んでいくことが重要です。評定平均では、6.0以上のスコアを出しておくことが求められます。ただし、希望している学部の競争率が高い場合、評価の高い生徒から順番に枠を埋めていく方式が採られていますので、学部によってはさらに良いスコアを出す必要があるでしょう。
また、評定平均は3年間トータルの平均となりますので、安定してずっと好成績を残せるようにすることが重要となってきます。
他大学への受験
外部大学への受験者は、他の高校と比べるとかなり少ないです。わずか数パーセント程度といったところでしょう。ただし、東大などの難関大学への進学を目指す生徒もいて、外部大学を目指す人は偏差値の高い大学を選ぶ傾向にあります。慶応にストレートに進みたいという生徒が圧倒的に多いので、個人で対策をすることが多くなります。
慶應義塾普通部の内部進学対策
学校の定期テスト対策
定期テストは内部進学の重要な評価基準となるので、授業で取り上げられる要点を確実に復習しておく必要があります。授業では、教科書とは別にプリントや副教材を使うことが多いです。教科書以外の教材からの出題が多い傾向にあり、教科によっては試験問題の7、8割がこれらから出題されます。そのため、授業で扱った教材をしっかりと押さえておくことが、高得点を取るのに重要です。
テストでは、単に答えの正確さだけでなく、記述の仕方や途中式の出来など、答えに至る過程を重視して採点をすることが多いです。そのため、丁寧に記述や式を書いて、自分だけでなく他の人が理解しやすい、理路整然とした解答となるよう対策をすべきでしょう。
学校独自の試験や外部の模試対策
特に学校で独自の試験を設置しているわけではありません。とはいえ、慶應義塾普通部や高等部で出される定期テストは、慶応義塾グループ独自の傾向があるものとも言えます。英語や数学は難易度が高く応用力を問われる問題や、総合的な考え方ができるかどうかを見る問題が頻出します。そのため、テストの傾向をしっかりとつかんで対策をする必要があります。
外部の模試としては、全国模試を受けることもできますが、内部進学率が高いということもあって、あまり重視されません。一方で、TOEFLや英検などの資格を取っていると、評価にプラスとなることもあります。こうした資格試験については積極的に受けると良いでしょう。
他大学の入試対策
慶應義塾普通部、また高等部からは外部高校、外部大学に進む生徒の数はかなり少ないです。そのため、もし他大学に進みたいという希望があれば、早めに担任の先生に伝えて進学について相談した方が良いでしょう。学校としては、基本的に内部進学をメインとして考えていますので、希望を伝えないとそのまま系列校に進むと思われてしまうからです。他大学や高校を受けたいということであれば、学校側は個別に面談をしてくれて、それぞれの学校についての情報提供を行ってくれます。受験そのものの対策としては、塾を活用するのがベターとなります。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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