【中高一貫校】平安女学院中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明

2023年08月21日

学校紹介

平安女学院中学校・高等学校は、京都府京都市上教区にある中高一貫教育を行う私立の女子校です。大正9年に日本で初めてセーラー服を制服に導入した学校と言われています。プロテスタント教会・米国聖公会の宣教師によって設立された学校であり、現在でもキリスト教の精神に基づいた教育が行われています。

このページの目次

1 平安女学院中学校・高等学校の基本情報
2 平安女学院中学校・高等学校の教育
3 平安女学院中学校・高等学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 平安女学院中学校・高等学校の評判

平安女学院中学校・高等学校の基本情報

沿革

平安女学院中学校・高等学校は、アメリカの宣教師エレン・エディ氏が大阪に学校を設立したのが基となっています。明治27年に平安女学院に改称、明治28年に現在の京都市に移転して開校しました。昭和22年には中学校、翌23年に高等学校が設置され、平成25年から中高一貫教育が始まりました。

教育理念

平安女学院中学校・高等学校では、キリスト教に基づいた教育が行われています。自分の意見や考えを表現できる知性や、目標に向けて常に未来に希望を持ち、周囲を思いやる気持ちに溢れた感受性豊かな心を育て、創造主について知るという建学の精神ものと、1人1人の個性の違いを認めながら一緒に生きていく喜びを共有できる人材の育成に力を注いでいます。

施設

平安女学院中学校・高等学校の校舎は、旧二条城跡にあります。礼拝が行われるチャペルや、アグネスホール、図書室、音楽室以外に、茶室やピアノレッスン室などもあります。また移転後初めての校舎として建てられた明治館や昭和館や有栖館など、さまざまな建物が国や県の有形文化財として大切に受け継がれて活用されています。

校則

平安女学院中学校・高等学校の校則は、特別厳しいものではなくごく一般的な内容です。メイクや染髪、ピアスは禁止されていますが、2022年度からスマホの使用やアルバイトが禁止ではなくなりました。

平安女学院中学校・高等学校の教育

中高一貫教育を生かしたコース編成

中学校では基礎学力を伸ばす為の2コース

平安女学院中学校では、文系や理系など目指す進路に関わらず、基礎学力を身につけることに重点を置き、国・数・英の3教科については文部科学省が定める標準時間の1.3倍の時間をかけて学びます。その中で、グローバル・ステップ・プラス（GS+）コースでは、基礎学力以外にさまざまな体験や自主学習を通して、課題を解決する能力の向上も目指します。また、立命館・ステップ・プラス（RS+）コースでは、立命館大学・立命館アジア太平洋大学との中高大一貫教育を行い、国際社会で躍進できる女性の育成を目指します。

高等学校では夢や目標に向けた3コース

平安女学院高等学校では、アグネス進学（AS）コース、幼児教育進学（CS）コース、立命館進学（RS）コースの3つに分かれます。ASコースでは、国内の私立文系大学や国際大学、海外大学、平安女学院大学を目指す生徒に向けて、国語と英語に重点を置いた学習を行います。CSコースは、私立大学教育学部や短期大学、平安女学院大学子ども教育学部を目指し、将来は保育士や幼稚園教諭、小学校教諭を志す生徒のためのコースです。RSコースでは、立命館大学や立命館アジア太平洋大学との高大一貫教育を行い、国際社会を率いるリーダーになれる女性を育成します。一定の基準を目指すと両大学への推薦を受けることができます。

グローバル教育

平安女学院中学校・高等学校では、国際的な広い視野を持ち、変化していく社会を力強く生きていける国際的な感覚を養うための教育を行っています。中高6年間を通して姉妹校との交流、人権や異文化、環境保全に関する教育が行われる他、高等学校では留学制度が設けられていたり、2年時に海外修学旅行も実施されます。

進学実績

平安女学院高等学校では、生徒1人1人に合わせた進路指導や自学自習できる環境を整えることによって、希望する進路を実現するため尽力しています。2021年度の進学実績は、立命館大学75名、平安女学院大学36名、関西学院大学10名、京都先端科学大学8名、京都産業大学7名、龍谷大学・同志社大学5名、同志社大学・大阪経済法科大学4名、近畿大学・梅花女子大学3名など、計203名が大学や専門学校へ進学しました。

平安女学院中学校・高等学校の学校生活

部活動

平安女学院中学校・高等学校には、体操、硬式テニス、バドミントンを始めとした7つの体育系クラブと、吹奏楽、コーラス、ハンドベル、筝曲、ダンスなどの8つの文化系クラブがあります。またクラブ活動以外に、2022年4月より外部講師が学校内で教室を開き、放課後にレッスンが受けられるようになりました。いけばな、茶道、英会話、韓国語、書道、クッキングなどを、校内にいながら習い事に通う感覚で学ぶことができます。

イベント

平安女学院中学校・高等学校では、5月には体育祭、9月には文化祭、11月には修学旅行がある他、中学校では7月に祇園祭の見学をしたり、12月にはクリスマス・カンタータ（イエスキリストの降誕物語の歌劇）が行われるなど、京都という土地やキリスト教ならではのイベントも行われます。また朝の礼拝以外に、入学礼拝や花の日礼拝など行事としての礼拝が行われ、神様へ感謝の気持ちと讃える気持ちを捧げています。

平安女学院中学校・高等学校の評判

平安女学院中学校・高等学校の評判として見受けられたのは、「歴史がある素晴らしい学校」「女子校ならではのことができてとても楽しい」「行き過ぎない自由がある」「先生との距離が近く仲が良い」などの声でした。勉強面では、「コースによって進学実績が異なるので、将来を見据えた上で選択が必要」との声がありました。

投稿者プロフィール

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