中高一貫校で落ちこぼれる生徒の特徴7選!抜け出すためのポイントは5つ
「小学校であんなに頑張って入った中高一貫校なのに、勉強についていけずに落ちこぼれそう…」
お子さんがそのような状況では、保護者の方も心配でたまらないと思います。
一度落ちこぼれてしまった場合、本人の力だけで這い上がるには、かなりの努力が必要です。
落ちこぼれてしまった、あるいは落ちこぼれそうな場合は、早めに手を打たなければさらに成績が悪化してしまいます。
本記事では、500校以上の中高一貫校生を指導してきた立場から、中高一貫校で落ちこぼれる生徒の特徴と、落ちこぼれから脱却するためにやるべきことを紹介します。
お子さんが落ちこぼれる生徒の特徴に当てはまっていないか確認しながら読んでみてください。
中高一貫校で落ちこぼれる生徒の特徴7選
中高一貫校で落ちこぼれる生徒の特徴として、以下の7つが挙げられます。
- 定期テストが平均点に達しない
- 授業の内容が理解できない
- 燃え尽き症候群に陥っている
- 集中して家庭学習ができない
- 自分に合った勉強法がわからない
- 部活に全精力を注いでいる
- 勉強に対する目的意識が明確でない
1.定期テストが平均点に達しない
定期テストが平均点以下ばかりで、低迷している生徒は、「落ちこぼれ」もしくは「落ちこぼれ予備軍」の可能性があります。
「勉強しているのに成績が悪い」あるいは「単に勉強していないから成績が悪い」など、原因によって、必要な対策も変わってきます。
テストが返却されたら見直しとともに、なぜそのような点数を取ってしまったのかを考えなければなりません。
2.授業の内容が理解できない
中高一貫校の授業は、難関大学の受験を見据えて進められるため、ハイレベルかつハイペースです。
公立の訳1.2倍の速さで難易度の高い問題を扱うため、毎年、一定数は授業についていけず、留年や退学を余儀なくされる生徒が出てきます。
本人の望まない結果になってしまうのは、何としても避けたいもの。
定期テストで良い点数を取るためには、まずは学校の授業を大事にし、内容を理解することから始めましょう。
3.燃え尽き症候群に陥っている
小学校時代に、同級生が遊んでいる中、中学受験に取り組んできたお子さんであれば、これまで頑張ってきたご褒美として少しゆっくりしたいと考えることもあるでしょう。
実際に、「中高一貫校に入学する」という目標を達成したことにより、燃え尽き症候群に陥り、勉強に対するモチベーションがほとんどなくなってしまうお子さんも少なくありません。
しかし、中高一貫校は、入って終わりではありません。
授業内容もぐっと難しくなり、むしろ入った後が大変です。
中学受験で勉強してきた知識や習慣を無駄にしないためにも、早めに気持ちを切り替えなければなりません。
4.集中して家庭学習ができない
良い成績を収めるためには、家庭学習は必須です。
しかし、落ちこぼれる生徒は、スマートフォンやゲーム、テレビなどの誘惑に負けてしまったりと、勉強に集中できる環境作りが苦手なことが多いです。
また、学校の授業の内容を理解できていないと、問題を解けない時間が長くなり、集中力も続かなくなってしまいます。
わからない問題をそのままにして先に進んでしまうと、その後の内容も理解不足となり、学習意欲が低下し、落ちこぼれになってしまうのです。
集中して勉強できる環境づくりに、親御さんのサポートも不可欠でしょう。
5.自分に合った勉強法がわからない
落ちこぼれる生徒は、自分に合った勉強法を見つけられていないことがほとんどです。
例えば、暗記中心の勉強法が合っている生徒もいれば、問題演習を重ねることで理解が深まる生徒もいます。音読や反復練習が効果的な生徒もいるでしょう。
しかし、自分に合った勉強法がわからないと、効率的な学習ができません。せっかく時間をかけて勉強しても、身につかない、理解できないという状況に陥ってしまいます。
そのため、様々な勉強法を試してみることが大切です。
塾や家庭教師などの、勉強を教えるプロから教わるのも手っ取り早いです。
6.部活に全精力を注いでいる
中高一貫校に入学すると、部活動に熱中するお子さんも多くいます。
例えば、運動部では毎日練習があり、帰宅が遅くなることも珍しくありません。
また、中高一貫校生は遠距離通学も多いため、部活動と通学時間で1日の大半を費やしてしまうこともあります。
その結果、家に帰ると疲れて勉強する気力がわかず、そのまま寝てしまうというケースが見られます。
テスト前になって集中的に勉強をしようとしても、時間も勉強量も足りないため、テストの成績は芳しくありません。
こうした生活の繰り返しにより、徐々に勉強についていけなくなり、落ちこぼれてしまうのです。
7.勉強に対する目的意識が明確でない
「なぜ勉強しないといけないのかわからない」と考えているようなお子さんも、落ちこぼれになりやすい傾向があります。
また、「勉強しないと怒られるから」「成績が悪いと恥ずかしいから」といった消極的な考えをもっているお子さんにも要注意です。
目的意識が明確でないと、モチベーションを維持できないだけでなく、今何をすべきなのかもわからないからです。
その結果、勉強への取り組みが不安定になり、成績も伸び悩んでしまいます。
中高一貫校生が落ちこぼれから脱却するためにやるべき5つのこと
では、これらの特徴をもつ中高一貫校生が、落ちこぼれないためには何をすればよいのでしょうか?
落ちこぼれ回避・落ちこぼれ脱却のポイントは、「勉強習慣」と「基礎力強化」です。
以下の5つのことを、できることから試してみましょう。
- 集中して勉強できる環境を見つける
- 正しい勉強法を教わる
- 勉強習慣を身につける
- 長期休みに総復習をする
- 小さな成功体験を積む
1.集中して勉強できる環境を見つける
集中して勉強できない場合は、環境を変えてみるのもひとつの方法です。
図書館や学校の自習室で勉強してみるのもよいでしょう。
勉強している人がいる環境に身を置くことで、モチベーションが上がるかもしれません。
自宅学習する場合でも、まずは15分だけ集中してみようと決めて、タイマーをセットしてみる。こういったやり方もおすすめです。
スマートフォンが気になるなら、電源を切ったり、視界に入らない場所に置いたりするなど、いつもと違う環境で勉強してみましょう。
2.正しい勉強法を教わる
正しい勉強のやり方は、指導経験が豊富な学校の先生や塾の講師に聞くのが手っ取り早いです。
試行錯誤して自分なりの勉強法を身につけられる場合もありますが、途中で勉強が嫌になってさらにモチベーションが下がるおそれがあるからです。
正しい勉強法を実践できれば、学習効率が上がり、理解度も深まるので、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。
正しい勉強法を身につけることが、落ちこぼれからの脱却への大きな一歩となるのです。
中高一貫専門塾WAYSの料金や指導システム、特長を知りたい方は、すぐにダウンロードできるWebパンフレットをご覧ください。
3.勉強習慣を身につける
勉強時間と成績には、相関関係があることがわかっています。
ほとんど勉強していないようなお子さんであれば、まずは1日15分程度で構わないので、家で勉強する習慣をつけてみましょう。
取り組みやすいのは、予習と復習です。
予習は、教科書を流し読みすることから始めてもよいでしょう。
慣れてきたら、英語なら英文を訳す・新出単語の意味を調べる、数学なら例題をもとに基礎問題を解いてみる、などがおすすめです。
復習は、学校の宿題や授業で習った部分の問題集を解くなどしてみてください。
記憶があるうちに、もう一度勉強することで、知識も定着しやすくなります。
4.長期休みに総復習をする
学校の授業が進まない長期休みは、総復習の絶好のチャンスです。
部活動や習い事、友達と遊ぶ予定とうまくバランスを取りながら学習スケジュールを組み、復習を行いましょう。
教科書を読む・基礎問題を解く・学校でもらったプリントを見返すなど、総復習のやり方は様々です。
何から手をつければいいかわからない場合は、塾を活用するのも手です。
5.小さな成功体験を積む
成功体験を積めれば自信がつき、勉強へのモチベーションが上がります。
例えば、苦手だった単元の基礎問題が解けるようになったり、テストの点数が少しでも上がったりすれば、「もっと頑張ろう」と思えるようになるはずです。
小さな目標を設定し、達成することを繰り返すことで、徐々に大きな目標にもチャレンジできるようになるでしょう。
小さな成功体験の積み重ねが、勉強習慣の確立や学力向上につながっていくのです。
一朝一夕にはいきませんが、小さな一歩を踏み出すことから始めてみましょう。
WAYSは中高一貫校で落ちこぼれた生徒の指導が得意
中高一貫専門塾WAYSは落ちこぼれた生徒や、中だるみで伸び悩んでいるお子さんの指導を得意としています。
ここでは、その理由やWAYSでの成績アップ事例を紹介します。
「子どもを塾に通わせた方がいいかな」と迷っている方はぜひ参考にしてください。
学校カリキュラムに沿って学校教材で指導
WAYSでは、塾独自の教材ではなく、学校の教科書や問題集を使って指導しています。
これにより、学校の授業内容と連動して指導を行うので、効率的に勉強を進めることが可能です。
塾で予習しているので、学校の授業が復習になり、知識も定着しやすくなります。
また、宿題を出さないのも大きな特徴です。1回120分の指導時間内で演習も完結させるので、お子さんの負担も少なくて済みます。
宿題で知識を定着させることに頼っていないので、家で勉強できないお子さんでも、着実に学力を伸ばしていけるのです。
落ちこぼれ生徒の成績アップ事例
中学2年の10月に入塾したこの生徒は、入塾前の1学期期末テストで、数学の代数と幾何がともに25点という厳しい状況でした。
勉強習慣が身についておらず、わからない問題をそのままにしてテストに臨んでいたのです。
しかし、WAYSに入塾後、講師の丁寧な指導のもと、わからない問題を放置せずに質問する習慣が身につきました。
塾独自の教材ではなく、学校で使っている教材で授業の予習を行うことで、学校の授業内容が頭に入りやすくなりました。
WAYSの授業は1回120分と、一般的な個別指導塾の1.5倍程度長いですが、通塾により学習時間が確保されたことも大きな要因です。
塾では集中して勉強に取り組むことができ、自宅学習にも良い影響を与えました。
その結果、わずか1か月で代数は69点、幾何は77点にアップ。正しい勉強のやり方を確立したことで、他の科目も軒並み点数がアップ。
英語は52点から84点に、物理は50点から72点に、化学は32点から65点まで上がり、5科目で183点もアップさせることに成功したのです。
WAYSの個別指導では、正しい勉強法と勉強習慣が身につきます。
お子さまを落ちこぼれから脱却させたいと考えている方は、ぜひご検討ください。
「子どもをWAYSに通わせている保護者の声を聞いてみたい」という方は、以下のぜひインタビュー記事もご覧ください。
まとめ
中高一貫校では、授業の難易度の高さやハイペースな進度についていけず、落ちこぼれる生徒が一定数います。
落ちこぼれを防ぐには、正しい勉強法の習得と勉強習慣の確立が不可欠です。
お子さんの負担を軽減しつつ、効率的に勉強を進めることで、多くの生徒の成績アップを実現してきました。 お子さまが落ちこぼれて悩んでいる場合は、ぜひWAYSの無料学習相談をご利用ください。 お子さまの状況をヒアリングさせていただき、悩みや課題を解決できるように対応させていただきます。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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