大学受験は推薦が有利?「学校推薦型選抜」について詳しく解説

大学受験の中でも、近年割合が増えてきているのが「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」です。

私立大学にいたっては、入学者のおよそ4割は学校推薦型選抜に合格した学生です。

このような背景から、一般入試ではなく推薦を視野に入れている人も多いのではないでしょうか?

学校推薦型選抜は、一般入試とは異なる点が数多くあります。

そこでこの記事では、学校推薦型選抜の種類とメリット・デメリット、対策法についてご紹介します。

「受験勉強はしたくないから、推薦を狙いたい」
「推薦が気になるけれど、何をしたらよいか分からない」

といった方は、ぜひ参考にしてください。

【大学受験】一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の違いとは

大学入試には「一般選抜(一般入試)」「総合型選抜(旧AO入試)」「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」の3種類があります。

これまで大学受験といえば、一般選抜が主流でした。

しかし近年は、その比率が大きく変わり、一般・総合・学校推薦の入学者の比率は、それぞれおよそ50%・14%・36%となっています。
私立大学にいたっては、一般選抜と学校推薦型選抜の比率がほぼ同じ割合です。
参考:文部科学省 令和4年度国公私立大学入学者選抜実施状況

とはいえ、それぞれ出願条件や試験内容が異なるため、異なる対策が必要となります。

一般選抜が当日のテストのみで判断されるのに対し、総合型選抜や学校推薦型選抜の多くは、高校3年間の成績が一定以上でなければならず、早めに対策を開始する必要があります。

【大学受験推薦】学校推薦型選抜の種類

学校推薦型選抜は「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類があり、どちらも出身校の推薦が必要です。
さらに推薦書のほかに

  • 高校3年間の評定平均(5段階評価)
  • 部活動や課外活動の実績
  • 取得した資格試験(英検・漢検など)

などが評価のポイントとなります。

どちらも出願は11月頃で合格発表が12月頃になります。
しかし募集要項が配布されるのが6月頃と早く、指定校推薦の場合は出願の前に校内選考も行われることから、早めの対応が必要です。

指定校推薦と公募推薦は共通点も多くありますが、異なる点もあるため確認しておきましょう。

指定校推薦

大学側が指定した高校に推薦枠が設けられているのが「指定校推薦」です。

推薦枠は1~2名程度とそれほど多くないため、希望者が多い場合は校内で選抜されます。
校内選抜さえ突破すれば、試験そのものはそこまで基準が厳しくないため、ほぼ合格できるでしょう。
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公募推薦

指定校推薦は大学側が高校を指定しているのに対し「公募推薦」は条件さえ満たしていれば、どの高校からでも出願できます。

ただし、全国の学生がライバルとなるため、指定校推薦と比べ合格率は下がります。

指定校推薦や公募推薦の多くは専願で、他校の推薦を受けることはできません。
しかしもし不合格だったとしても、一般選抜で再度同じ大学の受験が可能です。

大学受験で学校推薦型選抜を狙う場合の対策法

学校推薦型選抜は、一般選抜とは異なる対策が必要です。
では学校推薦型選抜で志望校合格を目指す場合、どのような対策をすればよいのでしょうか?

ひとつ注意しなければならないのは、学校推薦型選抜を狙うにしても「必ず合格できるとは限らない」ということです。
万が一合格できなかった場合のことを考慮し、次にご紹介する学校推薦型選抜の対策と同時進行で、一般入試のための受験勉強も進めましょう。

募集要項を分析する

まずは募集要項にしっかり目を通しましょう。

大学によっては、学力試験が必要な場合や英検などの資格があることを条件としている場合があります。

受験資格が厳しい場合や受験内容があまりにも苦手分野で合格の可能性が低いと感じるのであれば、学校推薦型選抜はあきらめて、一般選抜だけに照準を合わせるのも戦略のひとつです。

定期テスト対策を万全にする

学校推薦型選抜では、高校1年から3年の1学期までの全科目の評定平均が重視されます。

3年生になってしまうと、1学期の成績のみが反映されるため、慌てて勉強して成績を上げても「時すでに遅し」となってしまうことも。
学校推薦型選抜を意識し始めたときから、定期テスト対策には力を入れるようにしましょう。

部活動や課外活動に積極的に参加する

部活動の成績やボランティア・海外留学のような課外活動が評価されることもあります。

必ずしも輝かしい実績が必要なわけではありません。
その経験から何を学んだのかがポイントです。

その学びが、志望校に合格してからどのように活かせるかまで、つなげられるとなおよいでしょう。

資格試験に挑戦する

外部試験を出願資格に挙げる大学も増えています。

たとえば「英検」「TOEIC」「TOEFL」「漢検」「日商簿記検定」などがあります。
これらは、試験を受けてからすぐに結果が分かるわけではないため、早めの対策が必要です。

学校推薦型選抜や一般選抜の試験勉強を始めてしまうと、資格試験の勉強に費やせる時間が少なくなってしまいます。
本格的に受験勉強を始める前に、資格取得のめどを立てるようにしておくと安心です。

まとめ

大学入試の種類の中で、入学者数の割合が増えているのが学校推薦型選抜です。
一般選抜に比べ、受験勉強がそこまでたいへんではない大学が多く、狙っている人も多いでしょう。

学校推薦型選抜で重要なのは、高校1年生からの評定平均の値です。
定期テストでは常に上位を狙う必要があります。

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