中高一貫校の偏差値ランキングはどう見ればよい?正しい見方と活用法

中高一貫校の偏差値ランキングはどう見ればよい?正しい見方と活用法
中高一貫校を目指すにあたり参考のひとつになるのが、偏差値ランキングです。

しかし、インターネットで検索すると、さまざまなサイトで偏差値の異なるランキングを発表しています。
A校とB校の順位が、サイトによって異なり、混乱してしまった保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、正しい偏差値の見方とさまざまな偏差値ランキングがある理由をご紹介します。

子どもに中高一貫校を受験させようと思っている
受験したい学校の偏差値がよく分からない

といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

偏差値とは?

そもそも偏差値とは、その模試を受けた母集団の中で、自分自身がどのあたりのレベルか判断するためのものです。

偏差値の基準が「50」だということは知っているという人もいるでしょう。

模試の平均点が60点で自身の得点も60点だった場合の偏差値は50、平均点に届かなければ、偏差値は50以下です。

模試は対象とする母集団がそれぞれ異なるため、難易度も違いがあります。
母集団が頭のよい生徒ばかりの模試と一般の生徒が受ける模試では、高得点を取ったとしても、前者の方が偏差値は低めに出ます。

偏差値は、自身の得点だけでなく、ほかの生徒の得点や模試の難易度にも左右されるものだということです。

しかし偏差値は、志望校選びでは重視される数値です。

では、各学校の偏差値はどのように決められ、自分の偏差値とどう比べればよいのでしょうか?

中高一貫校の偏差値ランキングの見方

そもそも偏差値とは、学校が決めたものではありません。

偏差値を発表しているのは、ほとんどが模擬試験を行う塾や予備校。
そこで行われた模擬試験の偏差値をもとに、算出しています。

一例として、首都圏の中高一貫校で偏差値70以上の学校のランキングを見てみましょう。

偏差値 学校名
73 筑波大学附属駒場中学校
71 開成中学校
桜蔭学園 桜蔭中学校
70 渋谷教育学園幕張中学校
筑波大学附属中学校
女子学院中学校
豊島岡女子学園中学校
慶應義塾中等部


※上記は複数のデータに基づいたWAYS独自のランキング(目安)です。

たとえば偏差値73の「筑波大学付属駒場中学校」の場合、模試の結果が偏差値73だった生徒の50%(60%・80%などのこともあり)が合格することを表しています。
この模試を受験した生徒の大学受験の合否結果を集計し、算出している数字です。

偏差値ランキングに種類がいろいろある理由

中高一貫校に限らず、高校・大学と複数の偏差値ランキングがありますが、サイトによって偏差値が異なる場合があります。
どちらのサイトを信じればよいか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

前述のように、偏差値は模試を受けた生徒の大学の合否結果が基準となっています。
難易度の高い模試を基準に偏差値を出している予備校や塾は、受けた生徒の偏差値が高くなりにくいため、各学校の偏差値も低くなる傾向があります。

つまり、模試のレベルによって、大学の偏差値にも違いが生まれるということです。

また、サイトによっては自社データがなく、各予備校や塾が発表している偏差値の寄せ集めを公表している可能性もあります。

これらが、偏差値ランキングがさまざまにある理由です。

自分自身の偏差値と比較するのであれば、自分が受けた模試を主催している塾や予備校が発表している偏差値を見るのが、もっとも参考になるでしょう。

50偏差値・80偏差値とは?

もうひとつ、各学校の偏差値を見る際に注目してほしいものがあります。

50偏差値」「80偏差値」といった表記です。
これらはそれぞれ、その学校に合格する可能性が50%・80%あることを意味しています。

同じように、合格可能圏・有望圏といった表記を見かけることもあるでしょう。
可能圏は50%、有望圏は80%の可能性があることを表しています。

とはいえ、自分自身の偏差値が志望校の偏差値より低いからといって、決して悲観することはありません。

偏差値は現状の学力が志望校合格にどれだけ近づいているかを判断するもの。
あくまでも可能性の話であって、それより低い偏差値でも合格する可能性はゼロではありません。

重要なのは、偏差値だけに左右されないこと。
なぜその偏差値になったのか分析し、勉強にいかすことが大切です。

中高一貫校の偏差値ランキングを見る際のポイント

中高一貫校の偏差値ランキングを見る際には、注意すべきポイントがいくつかあります。
やみくもに偏差値だけに惑わされないよう、ポイントを押さえておきましょう。

参考にする媒体を間違えない

偏差値ランキングは、さまざまな媒体から発表されています。
信頼できるのは、何を根拠にしているのか明確に分かるランキングです。

また、自分がA塾の模試を受けて偏差値が出ている場合、同じA塾の偏差値ランキングを参考にするのが信ぴょう性は一番高くなります。

偏差値だけで学校を決めない

受験する中高一貫校を決める際、偏差値を参考にするのは決して悪いことではありません。
しかし、それだけで決めるのはおすすめしません。

中高一貫校は、一般の公立校と比べはるかに独自性があり、学校ごとにカラーがあります。

お子さんがその学校に合うかどうか、学校の教育が求めているものかどうかをしっかり見極め、偏差値だけに振り回されないようにしましょう

中高一貫校受験の偏差値は低く出やすいことを知っておく

中学受験用の模試を受けた際、お子さんの偏差値の低さにがっかりした経験がある保護者の方もいるのではないでしょうか?

中学受験用の模試を受けているのは、日々受験勉強を頑張っているレベルの高いお子さんばかりです。
そのため、偏差値が高校受験や大学受験よりも低めに出やすくなります

また、偏差値は、あくまでも模試を受けた母集団の学力の中での位置づけを表したもの。
今後の努力次第で大きく成長する可能性も十分あります。

お子さんの偏差値が低いことを嘆くのではなく、前回と比べどうなっているのか・どうすれば上げられるのかを見てあげましょう

まとめ

中高一貫校を受験する際、どうしても偏差値ランキングが気になります。
正しい見方を把握し、適切な媒体の偏差値ランキングを参考にしましょう。

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