中高一貫校生の英語の学年順位を上げて上位を目指す方法|内部進学・推薦入試にも有効
進学に強みを持つ中高一貫校では、大学受験に最適化されたカリキュラムを採用しており、定期テスト対策がそのまま大学受験対策につながります。
もちろん、評定も上がるので、付属大学の内部進学や推薦入試にも有利になります。
中高一貫校英語教師歴30年のベテランライターが、実際に成績が伸びる人が実践している、英語の定期テストの得点UPの秘訣を余すところなく紹介します。
お子さんが、思ったように英語の成績が上げられずに悩んでいるなら、この記事を参考にしてアドバイスをして上げてください。
このページの目次
定期テストで学年順位を上げるメリットとは?
定期テストの点数アップがそのまま英語の実力アップ!
進学校の中高一貫校では、先取りカリキュラムを運用しており、高校2年生で中高6年分の学習を終わらせます。
進度が早いので、当然、試験範囲も広いです。また、大学受験に対応するレベルなので、難易度も高くなります。
中高一貫校では、定期テストの勉強がそのまま受験勉強であり、点数アップがそのまま学力アップにつながります。
評定が上がり付属大学内部進学や推薦入試に有利に働く!
内部進学や、推薦での大学進学を考えている人には、評定は非常に大事です。
評定は定期テストの点数が基準になるので、定期テストの点数が上がると評定アップも見込まれます。
このように、中高一貫校では、大学入試に有利な仕組みがたくさんあります。お子さんが定期テストでしっかり点数を取る重要性がわかると思います。
英語定期テストの得点アップして順位を上げる勉強法
まずは、定期テストの得点アップのための勉強法を3つ、出題分野別に解説します。
「学問に王道なし」と言いますが、成績を上げる魔法の方法はありません。
結局は、地道な勉強を積み上げることが成績アップの近道と言えます。
教科書の英文(長文・例文)の対策
授業で習った英文を全て、日本語→英語に書けるまで仕上げましょう。
「単語を覚える」「日本語訳ができる」で終わってしまう人が多いのですが、これでは高得点は狙えません。
英コミュなら英語長文、論理表現なら英語例文を書けなければいけません。実際に上位陣はここまで仕上げてきます。
「英文の意味を理解する」→「音読を繰り返す」→「暗唱する」→「実際に英文を書く」
このように勉強方法は至ってシンプルです。大事なのは完成度。しっかり仕上げてテストに臨みましょう。
実際に、日本語→英語が書ければ、どんな問題形式でも対応可能です。
問題集・ワーク・プリント類の対策
演習教材は、自分で解答して、繰り返しましょう。こちらも地道な積み上げが大事です。
- 1回目は、できる問題とできない問題に仕分け
- 2回目からは、できない問題ができるまで解き直す
- 全ての問題を最終確認する
得点の伸びない人は、間違った問題をそのままにしていたり、解答を覚えてわかったつもりで終わってしまっていたりします。
このような状態だと点数は上がりません。やっぱり成績が伸びる人は、完璧を目指して仕上げています。
実力問題(=初見の問題)の対策
定期テストを暗記だけで乗り切ってしまうと、本当の実力が備わりません。
これだと定期テストのためだけの勉強になってしまいます。
「理解」→「演習」→「反復」のオーソドックスな勉強法が、本当に実力がつき、実力問題対策そのものです。
ここからは出題形式に従って詳しく解説します。
長文読解の勉強法
授業で習った英文を、文法や構文をしっかりとって理解します。このような勉強を「英文解釈」と言います。
その上で、「意味のかたまり」ごとに「英語の語順のまま」読み取る練習をします。
意味のかたまりごとに、便宜上スラッシュを入れることから、「スラッシュリーディング」と言われれます。
長文読解は「英文解釈」と「スラッシュリーディング」をマスターすれば、初見の長文も読めるようになります。
英作文の勉強法
英作文は、単語、熟語、例文などの英語表現をインプットすることから始めます。
ある程度、インプットが増えた段階で、英作文の演習に移行します。
まずは授業で習った表現を確実にインプットしましょう。
その後、志望校が固まった段階で出題傾向に合わせて演習をしましょう。
リスニングの勉強法
発音できない英文は聞き取れません。英語の語順で理解できないと、話された英文は理解できません。
この原則を踏まえると、音読がリスニング力アップに効果的です。
普段から、習った英文は音読をして、発音を鍛えて、英語の語順のまま理解する練習をしましょう。
こちらも同様に、志望校が固まった段階で、出題傾向に合わせて演習をしましょう。
成績上位の生徒が実践している学年順位を上げるための工夫
実際に成績上位の生徒が実践している勉強方法を紹介します。意識さえ変えれば、誰でも実践できる内容ばかりです。
お子さんが思うよう点数が伸びずに悩んでいるなら、参考にしてみてください。
目標設定:より高い目標を掲げて本気で目指す!
そもそも成績上位の生徒は目線が高いです。なんとなく「良い点を取りたいなぁ」くらいの意識では、成績は上がりません。
本気で100点を狙っているから、高得点を取れるのです。逆に、成績が低迷している人は、目標設定が低いか、そもそも目標そのものがありません。
例えば、80点を目指しているとします。
80点を目標に勉強しても、ほとんどの場合は、少し届かなくて60点〜70点台に落ちついてしまいがちです。
それを90点を目標に本気で勉強すれば、少し届かなくても80点台に乗ってくるものです。
まずは高い目標設定をして本気で頑張って欲しいです。それこそが学年順位を上げる最初の一歩です。
出題内容の把握:何をすべきかを明確にして全てをこなす!
当たり前ですが、テストで何が出題されるのかをしっかり把握しましょう。
テスト1〜2週間前になるとテスト範囲が発表されると思いますが、その時点で把握していたのでは間に合いません。
「これまで習ったこと」「宿題や課題で出されたこと」「出題傾向」などを踏まえて、何を勉強するべきかを明確にしておく必要があります。
そして、それらを試験当日までに全て仕上げます。
するべきことをリストアップして、リストアップした内容を全て終わらせるという意識で勉強してみてください。
何時間勉強したかだけを意識していると、「ただ勉強しているだけ」で成果が伴わない可能性が出てしまいます。
あくまでも、やるべきことができたかどうかが大事になってきます。
アウトプット&繰り返し:分かったつもりを防いで得点力アップ!
「ただ勉強しているだけ」に陥りがちな人は、テスト勉強が「覚える」「まとめる」だけになっています。これでは点数は上がりません。
勉強で大事なのはアウトプットです。問題が解けるようになってこそ、点数が伸びるからです。
また、せっかく解いた問題でも、一度で終わっていたのでは、実力は定着しません。分かったつもりになっているだけで、本番で解けないというのはよくあることです。
解いた問題は、必ず「反復」してください。
1回目は「解ける問題」と「解けない問題」に分類。2回目以降で「解けない問題」を解けるようにする。そして最後に、「解けるようになった問題」を確認します。
ここまで仕上げれば、必ず点数が上がります。
点数が上がらない原因のほとんどが、「演習不足」と「反復不足」です。
勉強時間を増やす:スキマ時間の活用&集中できる環境を見つけよう!
ここまでこなすには、かなりの勉強時間が必要になります。
それでも成績上位層は確実にこなしているのです。本当に、彼らは本当によく勉強をしています。
まずは授業をしっかり聞いて、授業で理解するのを心がけましょう。授業の理解度が上がるだけで、相当の勉強時間を削減できます。
その上で勉強時間を捻出しなければいけません。
「30分早く起きて学校に行く前に勉強する」「登下校の電車の中で勉強する」「休み時間などのスキマ時間に勉強する」など工夫次第で勉強時間は増やせるはずです。
ちなみに、睡眠時間を削るのは、集中力の低下につながるので良くありませんし、そもそも、そのような勉強方法では長続きしません。
また集中できる環境を見つけるのも、勉強時間アップに役立ちます。学校の図書館や自習室、塾の自習室、個別指導塾で勉強する人も少なくありません。
わかるまで執着する:わからないことを聞ける環境を整える!
成績上位層は、わからない問題に対する執着心が素晴らしいです。
分からないこと自体が悔しいので、簡単に諦めません。粘り強く勉強します。
分からない問題を分かるようにするのが勉強の本質なので、このような学習姿勢は見習いたいところですよね。
自分で考えても分からない問題は、先生や友達に聞くようにしましょう。分からない問題を放置しているようでは、成績アップは見込めません。
その意味では、質問できる環境を整えるのも大事です。
実際に個別指導塾で定期テスト対策をしている人は、思っているよりも多いものです。
例えば、中高一貫校生なら、中高一貫校の実態を知り尽くした『中高一貫校専門個別指導塾WAYS』のような中高一貫校専門塾が心強いです。
内部進学や推薦で大学進学を目指すなら評定が大事。テストの点数以外に評定アップに大切なこと
評定を上げるには、テストの点数以外にも、大切なポイントがいくつかあります。
特に、観点別評価が導入されてからその傾向が強まっています。
内部進学や推薦で大学進学を目指す上では、どれも外せないポイントばかりです。
提出物:学習状況の「振り返りシート」は学びの考察が評価対象
宿題・課題・ノートなどの提出物は、丁寧に仕上げて提出してください。
学校によっては「振り返りシート」と言って、自分の学習状況を振り返る課題が出されます。
授業態度:学びへの主体性が評価対象
当然ですが、授業態度は大事です。
居眠りや内職は、評価を落とすだけでなく、授業の理解そのものもがきなくなるのでNGです。
学びへの主体性が重視されるようになり、発言、活動への積極的な関わりなどは重要なポイントです。
実技:ペーハーだけでなくパフォーマンステストも評価対象
学校によっては、「英語での面接」「英語でのQ&A」「英語のスピーチ」などのパフォーマンステストが実施されます。
こちらも評価の対象になるのでしっかり取り組みましょう。
中高一貫校生のテストの点数を上げて上位を目指したいならWAYSがおすすめ
『中高一貫校専門 個別指導塾WAYS』は中高一貫校のカリキュラムに完全に対応した指導が強みの個別指導塾です。
ここまで成績アップの秘訣を紹介してきましたが、どれも特別なことではありません。要は、それを実践し、徹底できるかどうかに関わっています。
お子さんの勉強も気になるけど、なかなか口出しできないと思われている保護者の方も多いと思います。
中高生になると親の勉強の干渉は子供のやる気を削ぐ結果にもつながりかねませんよね。
そのような時は、個別指導塾などプロの力を上手に活用してください。実際に、中高一貫校などハイレベルな学習環境では、自学だけで勉強する生徒の方が少ないくらいです。
WAYSが解決策になるかもしれません。
WAYSで定期テストの英語の点数が上がった実例紹介
清風中学3年生:英語31点→50点
この生徒の入塾のきっかけは、定期テストで平均点が取れなかったことでした。
テスト前には1日2時間程度の勉強時間を確保しているようでしたが、それでも圧倒的に演習量が不足しています。
中学3年生と言えば、高校内容の勉強が始まるタイミングで、ここでサボってしまうと、取り返すのが難しくなります。
WAYSでは、テストの傾向を分析して、出題されやすい項目を絞り込み、小テストを繰り返しながら対策して来ました。
この生徒が成績を上げられた最大の要因は、家庭学習量が増えたことです。
WAYSでの指導のおかげで、勉強に対する苦手意識が払拭され、毎日の学習量が増えました。
そのためテスト前には、ゆとりを持ってテスト対策に取り組むことができて、成績UPに繋げました。
日本大学豊山高校2年生:英語49点→72点
この生徒は自宅学習が全くできず、学校の課題を自力で学習することができない状態で入塾しました。
WAYSで学習計画を立てて、英文法と英語長文のテキストを交互に進めていくことにしました。
1週間毎の学習計画を立てて、それを順調にこなせば、確実に学力がついいきます。
この生徒も、WAYSで学習を続けることで、やる気も芽生えてきました。自宅でも学習時間が増えて、結果的に成績UPに繋げることができました。
現在は、日本大学への内部進学に向けて、「基礎学力到達度テスト」での高得点を目指して、本気で勉強に取り組んでいます。
WAYSは、中高一貫校の実態を知り尽くしています。だから、お子さんの学校の定期テストに対応した指導が可能で、92.9%の生徒が点数を伸ばしています。 WAYSの成績UPのノウハウ、料金体系、入塾までの流れ、大学合格実績などが書かれた無料Webパンフレットはここからダウンロードできます。
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投稿者プロフィール
- 中高一貫校指導歴30年のベテラン教師です。勉強が得意な生徒から苦手な生徒までたくさんの生徒を指導してきました。念願叶っての中高一貫校だと思います。充実した6年間を過ごして欲しいものです。ベテランならではの視点で悩みに寄り添ったアドバイスを心がけます。ちなみに2人の子供も中高一貫校に通っています。保護者としての目線も大事にします。
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