【中高一貫校】差がつく勉強法!3つの時期に分けて考え、効率よく成績を上げよう
受験を乗り越えやっと入学できた中高一貫校・私立中学。
「これで解放された」かと思いきや、公立との比較で1.2倍速で授業が進み、その内容も大学受験対策となっており難易度が高く、ついていくだけでも大変です。
定期テストでよい成績をとり、希望する進路へ進めるよう、効率よく、正しい勉強を行っていきましょう。
「中1・中2」「中3・高1」「高2・高3」と3つの時期にわけ、中高一貫校生が何を意識して学習を進めるべきかを「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が紹介します。
このページの目次
中高一貫校では「3つの時期」によって勉強法が分かれる
中高一貫校生は、時期によって勉強法を変える必要があります。そのときどきで、必要とする学力や、目的となる試験等が異なってくるからです。
- 中1・中2→勉強の習慣をつける
- 中3・高1→卒業後の進路を意識する
- 高2・高3→志望校対策
時期の区分はさまざまに考えられると思いますが、今回は複数の中高一貫校で採用されている「中1・中2」「中3・高1」「高2・高3」という3つの区分で説明していきます。
中高一貫校の中1・中2の勉強法
中1・中2は、中学入試を終えてすぐの時期です。
だからこそ、受験からの解放感のせいで、勉強をサボってしまいがちな時期です。
目標は、勉強の習慣をつけること。
特に、中1の夏休みごろからは、中だるみに注意する必要があります。
大学受験を意識するようになれば、学習意欲も戻ってくるケースが多いのですが、その時点で基礎を理解できていないと手遅れになるケースも。
勉強するよう促しても、思春期で反発してうまくいかない、という方は、次の記事を参考になさってください。
自学自習ができるかがポイント。毎日の勉強の時間を作る
中高一貫校では、基礎基本の理解は、自宅学習が前提になっているケースが少なくありません。自学自習ができるかどうかが、中高一貫校でやっていけるかの大きなポイントです。
学習習慣をつけるために「20~21時は勉強の時間」のように、毎日勉強の時間を作ります。あらかじめ部活動や通学の時間を除いて、1~3時間程度のまとまった時間を設けるのです。
また、すきま時間を使うのも一つの手です。通学時間や休み時間など、授業時間以外で勉強してみましょう
すきま時間には、社会や理科、単語などの「暗記系」がおすすめです。
どうにも勉強のやる気が見られないという場合は、お子さんが将来を自分ごととして捉えられるように環境を整えてあげるのが効果的です。詳しくは次の記事で確認できます。
授業の復習も学習習慣をつける役に立つ
学習習慣をつけるには、その日授業で習った内容の復習から始めましょう。
目標は、ノートや教科書に書かれている内容を、自分で説明できるようになることです。
自分で説明することによって、単に書かれていることの暗記ではなく、なぜそうなるのかの理屈を理解できるようになります。
定期テスト対策に全力投球
中1、中2の時期に集中して取り組むことになるのは、定期テストです。
定期テストの日程から逆算して、勉強のスケジュールを決めます。
定期テスト対策というと、テストの2週間前から始めることを想像するかもしれません。しかし、本当のテスト対策は、日々の授業から始まっています。
日々の授業内容を理解することで、直前期の苦手対策などの時間が確保できるのです。
最終的には、勉強時間をどう使うかが大事です。中高一貫校での指導歴10年以上のプロが、学習量を増やし、質を高める3つのポイントについて解説していますので、ぜひご覧ください。
中高一貫校の中3・高1の勉強法
中高一貫校には、高校受験がありません。
そのため、中3と高1を地続きとして考えます。
この時期の目標は、卒業後の進路を意識することです。
将来の夢を見つける
高校受験がない分、この時期の中高一貫校生には余裕があります。
この余裕を使って、将来の夢を探してみましょう。
自分のやりたいこと、またはできることが、将来の夢の基準になるでしょう。
将来の夢を見つけることで、志望する大学や学部、職業などを決めることが可能になります。
とくに、文系か理系かの選択は、今後の勉強にも大きく影響するため、この時期に決めておきましょう。
中学の基礎が理解できているかが重要。復習も視野に
中高一貫校とはいえ、中学と高校では、授業のレベルが異なります。
高校に入った途端、授業についていけなくなったという人もいるでしょう。
その原因は、高校の範囲が中学の学習内容が基礎になっている場合があるからです。
中学で習ったことが、高校では何の説明なしに出てくることがあります。
中学3年間の範囲を復習することが、高校からの授業の対策になります。
とくに、数学や英語は積み上げの科目なので、中学3年間の範囲の理解は必須です。
たとえば、中学英語を完璧にするためには、中学3年間で覚えるべき2400語〜2800語の英単語に対応し、学校指定の文法問題集を使って、着実に演習を重ねる必要があります。
中高一貫校で約30年の教師経験があるプロの視点から、具体的に解説していますので、次の記事をぜひ参考にしてください。
模試を受けて学力の現在地を確認
中高一貫校生には高校受験がないため、学校外の生徒と学力を比べる機会がありません。
そこで模試の結果を比較することによって、自分が全国の中でどの程度の学力なのかを知る機会を得られるのです。
とくに、一般入試での大学受験を視野に入れている人は、競争相手と比較した、自分の立ち位置・レベルを知ることができる良い機会なので、積極的に活用しましょう。
中高一貫校の高2・高3の勉強法
高2・高3になると、大学への進学が目前に迫り、本格的に勉強をする時期になります。
この時期の目標は、志望校対策です。
志望校を決める
「中3・高1」のときに見つけた将来の夢をもとに、志望校を決めていきます。
この時期には、「○○大学××学部」のように、学びたい具体的な内容まで決めましょう。
大学や学部によって入試方式が変わるため、明確にしないと対策が難しくなるからです。
この志望校の入試方式によって、対策する試験は変わります。
内部進学・推薦・総合型選抜の場合→定期テスト対策も忘れない
推薦での大学入学を志望する場合は、まずは大学選びが重要です。
大学が求める人物像と、受験生側が進学して学びたい内容が、うまくマッチングしていなければなりません。
また志望動機を熱意を持って語れるようにしたり、高校での活動をアピールできるようにしたり、入念な下準備が必要です。
勉強面では、定期テスト対策がすべてになります。
推薦入試では、学校での成績・評定が重視されるからです。
また、指定校推薦や内部進学の場合でも、学校内での選抜を勝ち抜く必要があり、赤点回避や平均点ではなく、上位の順位を目指さなければなりません。
推薦入試ならではの志望理由のアピールのコツから、学校の評定に深く関わる定期テストの点の上げ方まで、現役教師のノウハウを次の記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
一般入試の場合→定期テストで入試対策
一般入試で大学受験をする場合は、その大学・学部の入試科目の対策を行います。
ただし、中高一貫校の定期テストは、大学受験が意識されているので、定期テストで良い成績を取ることが、そのまま大学受験対策になります。
特別なことをやろうとするよりも、定期テストできちんと点を取れるように、予習・復習や、問題集の周回を行いましょう。
苦手を分析
定期テストで極端に点数の悪い教科があれば、大学受験の悪影響にならないよう、早めに対策をするようにしましょう。
たとえば、定期テストや模試、過去問の正答率を確認して、ほかに比べて低い部分は、基礎がよく理解できていない可能性があります。
苦手部分が解説されている教科書や参考書を読んで、基礎を学びなおしましょう。
また、学校の先生に聞いてみるのもおすすめです。
「中高一貫校専門」だから定期テスト対策から大学受験まですべて対応OK!
私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」は、中学1年生〜高校2年生の夏までは定期テスト対策、それ以降は大学受験対策を指導しています。
公立学校の中高生とはまったく違う、中高一貫校生の状況にしっかり対応。そのときどきで本当に必要な学習ができる塾です。
中高一貫校特有の検定外教科書への完全対応や、ハイレベルの授業・定期テストに対応するための120分指導など、中高一貫校専門を名乗る理由は、次の記事で確認できます。
特に、自宅学習が苦手で、「やらなければいけないとわかっているのにできない」そんなお子さんにおすすめです。実際、92.9%が成績アップしている実績があります。
なぜWAYSで成績が伸びるのか、理由をもっと詳しく知りたい方は、次の記事をぜひご覧ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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