【大学受験】塾選びの6ステップを徹底解説!候補の絞り込み方も紹介
高校生のお子さんをもつ保護者の中には、大学受験に向けて、塾を検討している方も多いのではないでしょうか。
一方で、色々な塾があって絞り込めない方も少なくないはずです。
本記事では、塾選びの6ステップを解説します。
塾選びの迷いを払拭するために、ぜひお役立てください。
このページの目次
【大学受験】塾選びの6ステップ
塾を選ぶ際の手順を解説します。
- 現状の学力と目標のギャップを把握する
- 塾の種類から絞り込む
- 指導形態から絞り込む
- 費用の相場を調べる
- 特徴・条件で絞り込む
- 体験授業を受ける
順番にチェックすることで、候補を絞り込めるのでぜひ参考にしてみてください。
現状の学力と目標のギャップを把握する
まずは、模試や学校のテストの結果をもとに、自分の実力を知りましょう。
次に志望校の偏差値を調べて、どのくらいギャップがあるのか把握します。
現状分析を行うことで、どの科目を重点的に勉強すべきかがわかります。
よくある間違いは現状分析を行わないまま、志望大学の受験対策コースがある塾に決めてしまうケースです。
基礎が定着していない状態で、受験対策コースを受講しても成果が出にくい場合もあるので、まずは自分の学力を客観的に評価するのが重要です。
塾の種類から絞り込む
次に塾の種類から候補を絞り込みましょう。
塾には大きく2つの種類があります。
進学塾
進学塾は、大学受験対策を目的として指導を行う塾です。
試験日から逆算してカリキュラムが組まれ、進度が早いのが特徴です。
基礎が定着していて、入試に対応できる応用力を身につけたい子どもに適しています。
補習塾
補習塾とは、学校の補習を目的として指導を行う塾です。
カリキュラムは学校の授業に沿って組まれます。
基礎が定着していない子どもや苦手科目がある子どもに適しています。
塾の種類について詳しく知りたい方は以下の記事もお役立てください。
指導形態から絞り込む
進学塾と補習塾のうち、どちらに通うかを決めたら、指導形態からさらに絞り込みます。
主な指導形態は以下の通りです。
- 個別指導
- 集団指導
- オンライン指導
- 映像授業
順番に解説します。
個別指導
個別指導とは、1人の講師が1〜4人程度の少人数を指導する形態です。
生徒ごとにオリジナルなカリキュラムが組まれ、理解度に合わせて授業を受けられます。
集団指導のように、授業についていけなくなるリスクもなく、講師との距離が近いため、質問しやすいのも特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
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|
個別指導は、以下のような子どもに向いています。
- 基礎が定着していない
- 苦手科目を克服したい
- マイペースな性格
- 大勢の前で質問するのが苦手
集団指導
集団指導とは、1人の講師が複数人の生徒を対象に一斉形式の指導を行う形態です。
生徒は同じ内容の授業を受けるため、切磋琢磨しながら勉強できるのが特徴です。
一方、授業は全体の理解度をもとに進められるため、ついていけなくなるリスクがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
集団指導に向いている子どもの特徴は以下の通りです。
- ほかの生徒と競争するのが好き
- 難関大学への進学を目標にしている
- スケジュールを塾に合わせられる
- 積極的に質問できる
オンライン指導
オンライン指導とは、インターネットを通じてパソコンやタブレットで指導を受ける形態です。
自宅にいながらリアルタイムで授業を受けられるので、塾に通う手間を省けるのが特徴です。
一方、プライベートと勉強の切り替えが難しいというデメリットもあります。
メリット | デメリット |
---|---|
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|
オンライン指導は以下のような子どもに向いています。
- 近くに通いたい塾がない
- 通塾する時間を省いて勉強に充てたい
映像授業
映像授業とは、録画されてある授業動画の配信を見て学習する形態です。
有名な講師の授業を受けられ、わからないところは繰り返し見返すことが可能です。
配信された動画を見て勉強するため、双方向のコミュニケーションを取れないというデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
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|
映像授業は以下のような子どもに向いています。
- 自己管理能力が高い
- 学習習慣が身についている
費用の相場を調べる
塾を選ぶ際は、費用も重要な要素です。指導形態によって大きく異なるので、相場を知っておきましょう。
指導形態 | 年間費用の相場 |
---|---|
個別指導 |
高校1~2年生:50~60万円 高校3年生:60~90万円 |
集団指導 |
高校1~2年生:40~50万円 高校3年生:50~70万円 |
オンライン指導 |
高校1~2年生:30~50万円 高校3年生:40~60万円 |
映像授業 (動画配信サービス) |
高校1~2年生:5~7万円 高校3年生:5~10万円 |
高校生の塾費用について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
特徴で絞り込む
塾の種類、指導形態、費用で塾を選別したら、以下の観点で候補を3つ程度に絞り込みましょう。
- 合格実績
- サポート体制
- 口コミ・評判
合格実績
塾を選ぶ上で、指導実績や合格実績は重要です。
志望大学の合格実績が豊富な場合、指導力の裏付けにもなります。
一方、志望大学に1人も合格していないようであれば、受験対策のノウハウがない可能性も考えられます。
合格実績は塾のホームページでチェックしてみるとよいでしょう。
掲載されていない場合、電話や問い合わせフォームなどで問い合わせてみることをおすすめします。
サポート体制
サポート体制が充実している塾を選びましょう。
サポート体制とは、言い換えれば「面倒見の良さ」のことです。
- 定期的に面談を実施しているか
- 自習室は自由に使えるか
- 自主学習の計画作成をサポートしてくれるか
大学受験のストレスやプレッシャーを少しでも軽減できるような環境で勉強することが重要です。
口コミ・評判
口コミや評判を参考にすることで、客観的に判断できます。
口コミや評判を知りたい場合は、以下の方法がおすすめです。
- 実際に通塾している生徒やその保護者から話を聞く
- インターネットの口コミサイトをチェックする
塾のホームページやチラシ、パンフレットなどには掲載されていない情報を得られます。
ただし、ネットの口コミサイトの場合、真偽が不明な情報が掲載されているケースもあるので、鵜呑みにしないように注意しましょう。
体験授業を受ける
候補塾を3つ程度に絞り込んだら、体験授業を受けて最終的に判断しましょう。
体験授業を受けることで、塾の雰囲気や講師との相性などがわかるので、実際に通うイメージをもてます。
4つ以上の塾で体験授業を受けるのも問題はありませんが、お子さんに負担がかかりすぎないように配慮しましょう。
体験授業について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
大学受験の塾を選ぶ手順を解説しました。
現状分析を行い、目標とのギャップを把握した上で、塾の種類、指導形態で絞り込んでいきましょう。
大学受験を目的に通塾する場合、数十万円程度の費用がかかるため、どれだけ塾代をかけられるかも重要です。
合格実績や評判などの観点で3つ程度に絞り込んだら、体験授業を受けて最終判断を行います。
なお「中高一貫専門塾WAYS」は、中高一貫校生を対象に大学受験対策を設けています。
無料の学習カウンセリングも実施しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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