大学受験のために塾に行くべきか?行った方がいい理由を徹底解説
高校生のお子さんをもつ保護者の中には「大学受験のために塾に行かせるべきか」悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論、ほとんどの場合、塾に行かせた方がいいでしょう。
本記事では、大学受験のために塾に行くべき理由を徹底解説します。
高校生の通塾率や通塾指せる際のポイントも紹介するので、ぜひお役立てください。
このページの目次
ほとんどの場合、大学受験のために塾に行くべき!
大学受験をする場合、ほとんどの高校生は塾に行くべきです。
最も大きな理由は、プロの力を借りることで、合格可能性を高められるからです。
塾では経験豊富な講師陣が科目ごとの知識や受験戦略を教えてくれるため、生徒は効率的に学習を進められます。
塾に通わない場合、すべてを自分1人で行う必要がありますが、限界があるでしょう。
受験までの限られた時間を有意義に使うためにも、塾を活用することをおすすめします。
大学受験のために塾に行かなくていい子
中には、塾に通う必要のない子どももいます。
具体的には、以下のような場合は塾に行く必要はないかもしれません。
- 偏差値が志望校のレベルを大幅に超えている
- 学校で大学受験対策に特化した指導を受けている
例えば、平均的な模試の偏差値が65で、偏差値55の大学を受験する場合は、塾に通わなくても合格できる可能性は高いでしょう。
偏差値で志望大学を決めているのではなく、将来就きたい職業から逆算して、必要なことを学べる大学に進学するケースがよく見られます。
また、塾と同等の機能をもつ学校に通っている場合も必要ないでしょう。
近年では「校内予備校」を設置する学校も増加傾向にあります。
校内予備校とは、放課後や土曜、長期休暇中に、塾・予備校の講師が大学受験対策の授業を行う取り組みです。
塾はあくまで手段なので、子どもにとって必要ない場合は無理に行かなくてもいいのです。
大学受験のために通塾している生徒の割合は約70%
大学受験のために塾に通っている高校生の割合は70%程度だと推察できます。
通塾率と大学進学率の数値を用いて解説します。
文部科学省の調査によると、2021年度における高校生の通塾率は以下の通りです。
【高校生の通塾率(全日制)】
学年 | 公立高校 | 私立高校 |
---|---|---|
1年生 | 30.7% | 35.3% |
2年生 | 30.7% | 37.6% |
3年生 | 37.9% | 42.1% |
受験生である高校3年生の通塾率は、公立37.9%、私立42.1%。10人の高校生のうち、4人程度が通塾している割合です。
一見少ないように見えますが、すべての高校生が大学受験を行うわけではありません。
2021年度学校基本調査によると、大学進学率は54.9%なので、10人の高校生のうち、5.5人程度が大学に進学します。
塾に通っているのは10人中4程度なので、大学受験を目的に通塾している高校生は72.7%程度いると推察することが可能です。
【高校生3年生が10人いた場合】
A:大学に進学する子どもは5.5人
B:塾に通っている子どもは4人
B÷A×100=72.7%
大学受験のために塾に行くべき理由
大学受験のために塾に行くべき6つの理由を解説します。
- 志望校の対策ができる
- 受験のプロに相談できる
- わからない問題を質問できる
- モチベーションを維持できる
志望校の対策ができる
塾に通うことで、志望校に特化した対策が可能です。
塾の講師陣は、大学や学部の出題傾向や難易度などの情報に精通しており、適切なカリキュラムに沿って指導してくれます。
また、志望校別の合格者の傾向や合格体験を共有することで、独学では得られない情報をもとに、戦略的に受験に臨めます。
受験のプロに相談できる
受験や進路、勉強方法などに関する悩みについて、プロに相談できるのもメリットです。
相談できる相手がいない場合、非効率な方法で受験勉強を続けてしまうリスクがあります。
塾に通っていれば、効率的な学習計画の立て方を教えてもらうことも可能です。
また、模試の結果にもとづいて、的確なアドバイスも受けられるでしょう。
相談相手がいることは、ストレスやプレッシャーのかかる受験生にとって不可欠です。
わからない問題を質問できる
わからない問題を質問できるので、効率的に勉強を進められます。
質問できる相手がいない場合、自力で理解できるまでに時間がかかります。
また、わからないまま放置してしまって、知識が定着しないケースもあるでしょう。
膨大な知識量が求められる大学入試では、いかに効率的に勉強するかが重要です。
塾の場合、授業中に限らず、いつでも質問できるので無駄な時間を省けます。
モチベーションを維持できる
塾の環境は、モチベーション維持にも適しています。
志望校合格という同じ目標をもつ仲間たちと一緒に学ぶ環境に身を置くことで、競争心が刺激されるからです。
同じ学年の生徒が学習に取り組む姿勢を見て「負けていられない」「自分も頑張らないと」という気持ちも生まれるでしょう。
受験生にはストレスやプレッシャーは付き物です。
それらに打ち勝つためにも、モチベーションを維持できる環境が重要です。
大学受験のために塾に行く際に押さえておくべきこと
大学受験のために塾に行く際に押さえておくべきことを解説します。
- 費用がかかる
- 通塾を目的にしない
費用がかかる
数か月から数年間ほど塾に通う必要があるため、費用の負担が増えます。
特に、受験学年である高校3年生の場合、他の学年よりも単価が高いため「受験までにトータルでいくらかかるか」を試算しておく必要があるでしょう。
現時点で塾を検討していない場合でも、将来的に通わせる予定なのであれば、前もって学習資金を確保しておくことをおすすめします。
また、費用に関していえば、塾に行かない一番のメリットはお金がかからないことです。
ただし、金銭面を理由に塾を諦めた場合、子どもの将来にも影響を及ぼす可能性があるので、慎重に判断する必要があります。
通塾を目的にしない
通塾が目的にならないように注意する必要があります。
塾はあくまで「志望校に合格する」ための手段の1つだからです。
よくある失敗として、塾に通っているから安心して自主的に勉強しなくなるケースが挙げられます。
保護者が塾を決める際は、お子さんと目的を再確認することが重要です。
高校生はいつから塾に行くべきか
大学受験を目的に塾を検討しているのであれば、高校1年生の4月から入塾することをおすすめします。
大学受験に必要な知識量は高校受験の3倍以上と言われており、できるだけ早く取り組んだ方が余裕をもって対策を行えるからです。
量だけでなく難易度も上がるため、1度つまづいて学校の授業がわからなくなるリスクも低減できます。
目標となる志望校を決めて、お子さんのモチベーションを高めていけば勉強への意欲も増すでしょう。
まとめ
大学受験をする場合、ほとんどの高校生は塾に通った方がよいでしょう。
受験のプロのノウハウを活用することで、限られた時間の中で効率的に受験勉強を進められます。
進路の悩みやわからない問題を気軽に聞けるのもメリットです。
反面、独学のメリットは「費用がかからない」ことぐらいしかありません。
お子さんの将来の選択肢を広げるために不可欠な投資として塾を活用することをおすすめします。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、中高一貫校生を対象に大学受験対策を設けています。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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