中高一貫校(私立中学校)に通うお子さんが、英語の勉強をほとんどせず、成績が低迷している場合、
- 成功体験を重ねる
- 現状を客観視する
この2点からのサポートが必要です。
最も効率よく英語の成績を跳ね上げられる、中高一貫校生用の塾選びのポイントについて、中高一貫校での約10年の教師経験から、丁寧に解説します。
500校以上の中高一貫校の指導実績があり、学校ごとの情報と指導ノウハウを蓄積している「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」。
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このページの目次
中高一貫校のハイレベル英語でやる気をなくす生徒が出てしまう
中高一貫校の英語の授業進度は早い
中高一貫校の英語の授業は、大学受験を意識しています。当然、公立の学校よりも進度が早く、内容も難しくなります。
同程度の授業時数なのに、なぜそのようなことが可能なのでしょうか。
それは、公立の学校が授業で扱っている基礎的な内容を、生徒の自学自習によって消化しているからです。
基礎事項の説明を短縮することで時間を捻出し、標準~発展内容の充実化を図る。
この授業スタイルについていくことができれば、かなりの実力をつけることができます。
しかしその反面、ついていけないと、一気に置いてきぼりをくうことになるでしょう。
詳しく知る:
英語の自主学習では泥臭い暗記が求められる
では、中高一貫校の授業についていくための自主学習とは、何なのでしょうか。
一言で表すなら、「泥臭い暗記」です。
日本語とは大きく異なる文法と単語。
これらを懸命に覚えることから、受験英語は始まります。
中高一貫校では、公立校で使用される検定教科書ではなく、より難易度の高い『ニュートレジャー』や『プログレス21』など、検定外教科書が使用されるケースが目立ちます。
『ニュートレジャー』を例に取ると、中学3年間で扱われる単語数は、検定教科書1600~1800語に対し、3300語前後と約2倍です。
学校で実施される英単語小テストは定番です。覚えなければならない単語数が多いため、小テストと言えども範囲が広く、毎年多くの生徒が苦労しています。
暗記の特効薬はなく、地道に書いて発音して覚えるしかありません。
詳しく知る:
覚えてもすぐ忘れる暗記に嫌気がさす生徒が多い
生徒も、最初はがんばって文法や単語を覚えようとします。
しかし懸命に覚えても、テスト後一週間も経てば大部分を忘れていることに気づくのです。
「忘却曲線」ということばがありますが、人間はすぐに物事を忘れてしまう生き物です。
しかも、嫌々覚えたものは、脳が不要な情報だと判断してしまいます。
知識として定着させるには、覚えて忘れて覚えて忘れて覚えて……を繰り返すしかありません。
ですが、忘れることに耐える根気強さをもつ中高生は少ないもの。
嫌気がさして英語を勉強しなくなる生徒が出てきてしまうわけです。
英語に対するモチベーションを上げる方法:スモールステップ&成功体験
英語の学習意欲が低い生徒は、口をそろえて次のようなことを言います。
「英語は苦手だ」「英語は全然頭に入らない」。
簡単にいえば、「英語はできないからやりたくない」と言うのです。
「自分は英語に向いていない」。
この苦手意識を改革することができなければ、英語に対するモチベーションはいつまでたっても上がらず、根本的な解決にはつながりません。
お子さんに「英語ができるかも」と思ってもらえるための、3つのステップを紹介します。
目標は低くスモールステップで
英語を勉強しない生徒の多くは、英語に対する自己肯定感が低くなっています。
そもそも、「英語を覚える」こと自体に慣れていない場合もあるでしょう。
そのような状況の生徒に、たとえば、「次の英単語小テストでは6~7割とる」という目標を立てさせるのは酷です。
「正答をひとつでも増やそう。」
これくらいの目標でかまいません。
大事なことは、たとえ1問だけであっても、正答できたことを認めてあげることです。
たとえば、私の学校の英語の小テストは、全体のうちの3割が簡単な問題になっています。
毎回0点に近い点数をとっていた生徒がいたので、呼び出して話し合い、「得点しやすい問題の対策だけをやる」と決めたところ、次のテストでは見事2割5分の点数がとれました。
少し大げさなくらい褒めると、生徒は実に嬉しそうに、「俺、覚えられた!」と言っていました。
「自分でもやればできるかも」と思ってもらうことが大切なのです。
現状を客観視させるのは成功体験ができてから
さて、英語をしっかり勉強してこなかった生徒が抱える大きな問題点がもうひとつあります。
自分が英語をどこまで理解しているかわかっていない、という問題です。
中2英語の半ばでつまずいたのか、はたまた中1英語の最初のあたりからわかっていないのか。
英語嫌いだった期間が長ければ長いほど注意が必要です。
この点をはっきりさせないかぎり、やり直さなければならないポイントを見落としてしまうことになります。
解決方法として一番簡単なのは、文法問題集と単語帳の総ざらいです。
中1レベルから、順にやっていきましょう(be動詞など、明らかに簡単なものは飛ばしてください)。
できていると思っている分野であっても、2割くらいは理解できていない事項が見つかったりするので、意外と時間の無駄にはなりません。
とにかくお子さんに自身の英語の理解度を正しく把握してもらうことが大切です。
なお、こうした現状の把握は、お子さんのモチベーションが高まっているときでないと逆効果です。
「自分はこんなにできていないのか……」となる可能性が高く、結局手が止まってしまうということになりかねません。
成功体験を積み重ね、英語に対するモチベーションを上げてから取り組んでみてください。
英語の学習習慣が身につくまでが勝負!
現状の把握ができたなら、あとは現状の改善です。
これには、泥臭い暗記をするしか方法がありません。
覚えて忘れて覚えて……の繰り返しになりますので、ここからが本当の勝負になります。
ここまできて、また英語が嫌になってやめてしまうようでは、元の木阿弥です。
かなり長い時間が必要になるとは思いますが、お子さんに英語の学習習慣がつくまでサポートをしてあげるのが理想でしょう。
学校の先生と協力しつつ、スマートフォンやタブレットPCの管理をしたり、声かけをしたりして、お子さんの英語学習の後押しをしてあげてください。
中高一貫校の英語の具体的な勉強のやり方3ステップは、次の記事で解説しています。
詳しく知る:
英語学習のモチベーションアップに成功|本郷中学校3年生:45点→65点にアップ!
英語の学習習慣が身につくまで、モチベーションを維持する。
やり方がわかっても、お子さんが自力で行うにはハードルが非常に高いため、周りの大人のサポートが不可欠です。
忙しくて勉強を見てあげる時間がなかったり、思春期で反発されたりといった状況であれば、プロのサポートを受けるのがよいでしょう。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」ならば、英語が苦手な中高一貫校生でも、成績アップが可能です。
中学1年生のときから英語の勉強をおろそかにしてきた本郷中学校3年生の事例です。
中3の春に入塾。春休み明けの課題確認テストでは45点しかとれず、平均点を15点下回っている状態でした。
一番の問題は、英語に対するモチベーションの低さです。
そこでWAYSでは、次の二点に絞って伴走しました。
- 中学1年生の英単語から覚えなおす
- 中学レベルの英文法をきちんと理解する
徹底した反復演習による基礎の定着によって、夏休み明けの課題確認テストでは見事平均点を突破し、得点を20点もアップさせたのです。
詳しく知る:
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、先取りカリキュラムの授業進度についていくため、1コマ120分の指導時間を確保。
500校以上の中高一貫校の指導実績とノウハウを活かし、確認テストの合格率を管理して、82.9%の中高一貫校生が成績アップを実現しています。
中高一貫校生であれば中高一貫専門塾など、プロのサポートを受けるのが効果的
思春期の反発があり、親ではサポートが難しい。あるいは、お子さんが自宅学習が苦手。
独力でモチベーションを維持し、英語の勉強するのが難しいようであれば、プロのサポートを検討してください。
長期的なサポートであれば、無理なく学習習慣を身につけることが望めます。
そもそも中高一貫校生は中学受験で鍛えられており、ポテンシャルは十分です。
学習習慣さえ身につけば、順調に成績を伸ばしていけるでしょう。
プロの個別指導が最も効果的!
プロのサポートと一口に言っても種類は様々ですが、最もおすすめなのが個別指導塾や家庭教師です。
集団指導塾は、集団授業という性質上、個々の生徒の学習状況に合わせた指導を受けることはできません。
塾側が用意したカリキュラムについていくことができなければ置いて行かれます。
この点は、中高一貫校の授業と同じです。
現在完了形でつまずいているのに、過去完了形の授業をされても、英語嫌いが加速するだけでしょう。
補習や追試など、定着を図る取り組みをしている塾もあるようですが、それで定着するのは、わずかな過去完了形の知識です。
少なくとも現在完了形の内容については、大きな穴が開いたままなのです。
成功体験を味わうことはできず、現状もいまいち把握できないまま、もちろん学習習慣も身につかない、ということが起こりえてしまいます。
集団指導塾は、学校での英語の成績が中の上以上の生徒(英語を学習する習慣が身についている生徒)におすすめします。
詳しく知る:
一方で個別指導塾や家庭教師は、個々の学習に合わせた指導により、丁寧な伴走が望めます。
特に、ノウハウがきちんとあるところであれば、「成功体験の積み重ね→現状の把握→学習習慣の定着」の流れで、確実にお子さんの英語嫌いを払拭してくれるはずです。
実績があり信頼できるところを選びましょう。
《中高一貫校現役教師の経験談・実例紹介》 私の勤務校の生徒の実話です。 この生徒は英語が苦手で、明らかに勉強をさけていました。心配した親の勧めで、有名集団塾に通塾を開始。本人も心を入れ替えて、塾の勉強にしっかり取り組んだようです。 ある日、私の所に来て、「塾の内容は学校でひろ先生が教えてくれる内容と変わらない。これなら塾に行かなくてもできそう。」と言っていました。 私の授業が素晴らしいということではありません。基礎レベルの英語だと教えることは、ある程度決まっていて、実は学校も塾も内容に大差はありません。 せっかく塾に通っても、学校の内容を繰り返すだけになってしまいます。 本当に英語が苦手な人には、本人がわかっていない箇所を特定し、そこを丁寧に教えて、理解できたかどうかを確認してあげるのが大事です。 その意味では一人ひとりのニーズに対応してくれる個別指導塾が苦手克服には向いていると思います。 ひろ先生(教師歴30年)
英語塾は受験対策には不向きなケースも
ところで、英語を専門に教える「英語塾」はどうなのでしょうか。
塾にもよりますが、英語塾ではリスニングやスピーキングも含めた、実用の形に近い英語を学ぶことが多いようです。
英語に触れるという意味で、効果がないわけではありませんが、英語塾で学ぶ英語は受験英語とは少し異なります。
結局受験英語に対するモチベーションが上がらず、学校の成績に直結しなかった、というケースは少なくありません。
お子さんが中高一貫校生で大学受験を見据えている以上、最も大事なのは大学受験英語の力を伸ばすことです。
であればその近道は、大学受験英語そのものに取り組むことでしょう。
『ニュートレジャー』『プログレス21』など専用教科書に対応できる塾を選ぶ
もう一つ重要なのは、お子さんが通う中高一貫校の教材やカリキュラムに対応できる塾かどうかです。
中高一貫校では、学校ごとに教材やカリキュラム、定期テストの傾向が異なります。
公立中高生が8割・9割を占める、一般的な個別指導塾では、ノウハウがなく、手探りでの指導となる可能性があります。
必ず、お子さんが通う中高一貫校の生徒の指導経験があるか、あるいは学校で使用している教科書の対策ノウハウを持っているか、面談時などに、事前に確認を行いましょう。
詳しく知る:
WAYSで英語の勉強を習慣化!成績アップ事例2選
500校以上の中高一貫校の生徒の指導経験がある、「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が、実際に英語の学習習慣を大幅に改善した実例を紹介します。
日本大学豊山高校1年生|英語49点→72点!
日本大学豊山高校1年生の事例です。2学期中間テストで英語が49点と低迷していました。
原因は、自宅で勉強する習慣が全くなかったためです。特に英語については、成績が上がらず、やる気がほとんど湧いてこない深刻な状況でした。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 1週間でやるべきことの学習計画を立て「どの教材を、どれくらいのペースで進めればいいか」を明確に
- 英文法は必ず小テストを行い、定着しているかどうかを確認
- 正解・不正解だけでなく、講師が「なぜそうなるのか?」理由を問いかけ、理解度を確認
結果、2学期期末テストでは英語72点(+23点)と大きく成績をアップすることができました。
詳しく知る:
手塚山中学3年生|英語42点→79点!
手塚山中学3年生の事例です。1学期期末テストで英語が42点と低迷していました。
原因は、自宅で勉強する習慣が全くなく、学校の課題の提出もできない状況だったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- 家庭・本人と連携のうえ、1日の中で必ず勉強する時間帯を設定し、その時間内にWAYS指導を入れる
- 必要となる文法知識を、徹底的に反復演習を積み、すぐに頭に思い浮かべられる状態を目指す
結果、入塾から3か月の学期期末テストで英語79点(+37点)と、大幅に成績を上げることができました。
詳しく知る:
お子さんの中高一貫校を探す:
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「中高一貫専門 個別指導塾WAYS」なら、英語を得意科目にできる!
中高一貫校生が学校のハイレベルな英語の授業に追いつくには、泥臭い暗記をベースに、量をこなすことが重要です。
そして、量をこなせるようになるには、学習習慣を身につけなければなりません。
WAYSは、伴走者がいなくても、お子さんが独力で英語の学力を伸ばせるようになることを目標にしています。
1コマの指導時間を120分に設定することで、学習時間を確保。
そのうち30分を確認テストにあて、知識が定着するまで反復演習をします。
「できる」を確実に増やすことが、お子さんの自信につながり、英語学習へのモチベーションになります。
WAYSの誇る「成功体験の積み重ね→現状の把握→学習習慣の定着」を体験し、ぜひお子さんの苦手な英語を得意教科に変えてください。
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