中高一貫校生が大学受験を見据えて中学生のうちにやっておくべきこと5選
中高一貫校は面倒見がいいと思っていたものの、学校だけに勉強面を任せることに不安を感じている保護者の方もいるのではないでしょうか。
高校受験のない中高一貫校で、中だるみしないためにも、中学生のうちから大学受験を見据えて勉強するのが大事です。
本記事では、中高一貫校専門の学習塾が、中学生のうちにやっておくべきこと5選を解説します。
塾に通った方がよい子の特徴も紹介するので、お子さんの将来のためにもぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
中高一貫校生が中学生から大学受験を見据えて勉強すべき理由
「中学生から大学受験を見据えて勉強するのは、早すぎるのではないか」と、思う親御さんもいるかもしれませんが、早いに越したことはありません。
その理由を2つ解説します。
内部進学できる可能性を高められる
附属や系列の大学に進学を希望している場合であれば、内部進学できる可能性を高められます。
高校3年間の成績を内部進学の基準に掲げている中高一貫校は多く、日々の学習にしっかり取り組んでいれば、条件を満たせる可能性が高まるからです。
高校の定期テストや授業態度、提出物などで成績は決まります。
評価は高校入学直後から蓄積されていくため、中学生の間に学習習慣を確立し、高校に進学してから良い成績を取れるよう備えておくことが大切です。
志望校選びの幅が広がる
中学生から大学受験を見据えて勉強することで、志望校選びの幅が広がります。
早い段階から計画的に学力を伸ばすことで、さらにレベルの高い大学にチャレンジすることも可能です。
一方、中だるみで勉強を怠ってしまうと、大学受験に対応できる学力を養成できず、受験できる大学が限られてしまいます。
中学生のうちから大学受験を見据えて勉強に取り組み、着実に学力を伸ばしておくことで、高校3年生時点の進路選択の自由度を高められます。
中高一貫校生が大学受験を見据えて中学生のうちからやっておくべきこと5選
中高一貫校生は、大学受験に向けて、中学生のうちに以下の5つを行いましょう。
- 正しい勉強法を確立する
- 大学受験に向けて基礎学力を身につける
- 学習習慣を身につける
- 定期テストで高得点を取る
- 大学受験の情報を収集する
それぞれ詳しく解説します。
正しい勉強法を確立する
間違ったやり方で勉強を続けると、知識が定着しづらいため、成績アップも期待できません。
勉強についていけなくなり、留年や退学にもつながるおそれがあるので、中学生のうちに正しい勉強法を確立しましょう。
正しい勉強法を身につけるポイントは以下の通りです。
- 問題集に答えを書き込まない
- 暗記する際は、声に出して書く
- 定期的に理解度を確認する
- わからないことは放置せずに先生に聞く
- わかって満足せずに「自力で解ける」まで演習を繰り返す
- 間違えた問題は、あとでやり直せるように印をつけておく
- 長期休暇を利用して総復習する
- 計画を立てて勉強する
- 時間を測って勉強する
自分に合った勉強法は人それぞれありますが、上記の基本的な勉強法は最低限抑えておきましょう。
勉強法を学ぶ機会は少なく、間違ったやり方をしていることに気づいていない子どもも多いので、上記を参考にお子さんの勉強法をチェックしてみてください。
大学受験に向けて基礎学力を身につける
大学受験の出題範囲は高校で習う内容すべてです。
高校の勉強内容は中学で習う内容の延長線上にあるので、中学生のうちに基礎学力を身につけておく必要があります。
例えば、中学で習う二次関数は、高校でさらに高度な内容を学びます。
英語の長文でも、中学で習った単語が身についていなければ、読解に苦労するでしょう。
中高一貫校は授業の進度が速く、難易度も高いので、日々の授業を予習・復習し、確実に理解していくことが重要です。
学習習慣を身につける
テスト前だけでなく、普段から勉強する習慣を身につけておきましょう。
中学時代に学習習慣がなかった子どもが、高校生になってから1日長時間の勉強を習慣化するには時間がかかるからです。
特に、高校受験がない中高一貫校では、中だるみで勉強しなくなってしまう子どもが多いため、「生活の中に当たり前に勉強する時間がある状態」を作るのが大事です。
「数学と英語は、予習と復習を毎日30分ずつ行い、土日を使って国語や理科、社会を復習する」といったように、いつ何をどのくらいの時間やるのかを明確化しましょう。
学習習慣が身につくまでは、保護者の方が声を掛けるなどサポートしてあげてください。
家庭内でうまくいかない場合は、塾を活用するのも手です。
中高一貫専門塾WAYSでは、「家で勉強ができない」中高一貫校生に合わせた塾創りをしています。
1回120分の指導時間内に勉強を完結させ、宿題も出さないので、家庭学習の習慣が身についていないお子さんに向いています。
定期テストで高得点を取る
定期テストで高得点を取れるように対策しておけば、大学受験に向けた土台も作ることが可能です。
自分の学力が点数で可視化されるので、高得点を取れれば自信にもつながり、勉強へのモチベーションも維持しやすくなります。
定期テストで高得点を取るには、テストの1か月前から対策しましょう。
テスト範囲が発表される前でも、どの単元・分野から出題されるかはおおよそ検討がつくはずです。
該当箇所の教科書やノート、配布されたプリントなどを読み返し、問題演習を行いましょう。
なお、中高一貫専門塾WAYSは、これまでに450校以上の中高一貫校の生徒を指導してきました。
学校ごとに定期テストの出題傾向や難易度を把握しているので、効果的な対策を実施できます。
大学受験の情報を収集する
大学に進学する方法には、附属や系列大学への内部進学に加えて、推薦入試や一般入試などの選択肢がありますが、中学生のうちに情報を収集しておきましょう。
情報収集を行うことで、やるべきことが明確になります。
内部進学の場合は、希望の学部に行くにはどの程度の成績を収めるべきか、指定校推薦枠に志望大学はあるのか、一般入試で受験する場合は、受験科目や配点、倍率、偏差値などを押さえておきましょう。
また、通っている中高一貫校の進学実績も確認しておきましょう。
その際は、合格者数だけで判断せずに、在籍生徒数も考慮して判断するのが大事です。
例えば、東大に10人合格していたとしても、高3生の生徒数が150人なのか300人なのかによって、お子さんがどのくらいの位置にいればよいのかも変わってきます。
中高一貫では中3が特に大事!
中高一貫校生にとっては、高校の学習が始まり、勉強の難易度が上がる中3が特に大事な時期です。
中3の段階で学習習慣が身についていないと、高校の授業についていけなくなる可能性が高まるからです。
また、高校の学習が始まる中3から大学受験対策を始める生徒も出てくるので、成績に大きな差がつき始めます。
一度落としてしまった順位を上げるのは難しいので、手遅れになる前に中3の時期に学習習慣や生活態度を見直すなど、お子さんと将来について考える機会を作りましょう。
中高一貫校生で中学から塾に通った方がよい子の特徴
中高一貫校は授業の進度が速く、難易度も高いため、一部の生徒は留年・退学してしまいます。
そのような事態に陥らないためには、塾に通わせるのも1つの方法です。
中学生のうちから、塾に通った方がよい子の特徴は以下の通りです。
- 定期テストで平均点を取れていない
- 学校の授業についていけてない
- 家で勉強しない
それぞれの特徴について詳しく解説します。
定期テストで平均点を取れていない
定期テストで平均点を取れていないお子さんの場合、授業の内容を理解していない可能性が高いので、成績がさらに悪化するおそれがあります。
勉強についていけなくなるリスクが高いので、事態が悪化する前に塾を活用するのがおすすめです。
なお、中高一貫校だからといって、必ず高校に進学できるわけではありません。
学校の定期テストで一定の成績を収める必要があるため、赤点ばかりだと留年してしまうおそれがあります。
大学附属の中高一貫校でも、成績が悪い場合は内部進学ができないケースもあります。
特に、積み上げ科目(以前に習った知識をもとに新しい内容を学習する科目)である英語や数学の点数が低い場合はどんどんついていけなくなるおそれがあるため、積極的に塾を検討してみてください。
中高一貫専門塾WAYSでは、中高一貫校でお馴染みの教材に加えて、学校独自の教材にも対応した指導を行っています。
学校教材をもとに定期テスト対策を行うことで、定期テストの点数を効率的に高められるのが強みです。
学校の授業についていけてない
学校の授業についていけてないお子さんの場合、学習の遅れが大きくなる前に塾に通うのがよいでしょう。
学校の授業時間が無駄になっているだけでなく、何から手をつければよいかわからない状態に陥ってしまっている可能性があります。
勉強に対するモチベーションも下がっているため、そのような状況を自力で抜け出すのは難しいでしょう。
塾を活用すれば、強制的に勉強時間を確保できるだけでなく、わからないことを気軽に聞ける環境で勉強できます。
家で勉強しない
「中学受験のときは頑張って勉強していたものの、中学入学後に勉強しなくなった」と悩んでいる保護者の方も多いでしょう。
家で勉強できない場合は、確実に勉強時間を確保できる塾を活用するのがおすすめです。
なお、塾の宿題をこなすことを前提に指導を行った場合、宿題ができないお子さんの成績を上げるのは困難です。
中高一貫専門塾WAYSでは、指導時間内でやるべき内容を完結させるので、家で宿題ができないお子さんも大歓迎です。
まとめ|何から手をつければよいかわからない場合は塾を活用する選択も
高校受験がない中高一貫校では、中だるみに陥りやすくなります。
そのような事態を避けるためにも、中学生のうちから大学受験を意識して勉強することが重要です。
何から手をつければよいかわからない場合は塾を活用するのがおすすめです。
中高一貫専門塾WAYSでは、以下のように多くの生徒の成績アップを実現してきました。
無料の学習相談も実施していますので、お子さんの勉強面に不安を感じている方はお気軽にお問い合わせください。
WAYS生の保護者の声を知りたい方は、ぜひインタビュー記事もご覧ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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