成績不振に陥る原因とは?親ができる対処法を解説!
お子さんの成績が伸びなかったり、下がってきたりして不安に思っている保護者の方もいるのではないでしょうか。
成績不振の状態から抜け出すには、まずは原因を知ることが大事です。
本記事では、成績不振に陥る原因と親ができる対処法を解説します。
親の関わりによって子どもの成績が改善できるケースもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
成績不振に陥る原因
成績不振に陥る主な原因は以下の5つです。
- 勉強に対するモチベーションが低い
- 勉強時間が不足している
- 基礎が固まっていない
- 正しい勉強法を知らない
- 不規則な生活を送っている
順番に解説します。
勉強に対するモチベーションが低い
「勉強する意味がわからない」「頑張って勉強するのがかっこ悪い」などの理由から、モチベーションを保てない場合、成績が伸びづらいでしょう。
人は目的があってはじめて頑張れるものです。
言われたからやっているような受け身の状態では、こなすことだけが目的になってしまい、知識も定着しづらいでしょう。
勉強時間が不足している
勉強時間を確保できていない場合も成績が振るわないでしょう。
学校の授業を聞いているだけで予習・復習をしていない場合やテスト前だけ勉強しているようでは、知識の定着が図れません。
出題範囲が限定されている定期テストは対応できても、習った内容すべてが範囲となる模試では結果を期待しづらいでしょう。
基礎が固まっていない
基礎固めができていない場合、新しい分野・単元を勉強しても成績は伸びづらいでしょう。
特に、数学や英語といった積み上げ科目は、以前習った知識をもとに新しい内容を学びます。
例えば、数学の比例を理解していなければ一次関数の問題は解けません。
中学校で習った英単語や文法の基礎が定着していないと、高校の定期テストで出題される長文読解の問題に苦戦するでしょう。
正しい勉強法を知らない
勉強法が間違っていたり、効率が悪かったりする場合も成果を出しづらいでしょう。
例えば、英単語は音読しながら書いて覚えると定着しやすいです。
書かずに見るだけで暗記している方は要注意です。
また、間違えた問題は、自力で解けるようになるまでやり直す必要があります。
解説を読むだけでは、理解したつもりにはなれても、定期テストや模試で類題が出題された際に、解けないおそれがあります。
不規則な生活を送っている
お子さんの睡眠時間が6時間未満の場合は要注意です。
睡眠時間が短かったり、栄養バランスのとれた食生活を送っていない場合、集中力が持続しなくなるおそれがあります。
授業中に眠くなれば勉強した内容も身につかないだけでなく、家庭学習の時間を確保するのも難しくなるでしょう。
睡眠時間が短くなる原因の1つとして、スマホが挙げられます。
お子さんが、スマホのゲームやSNSに熱中しているようであれば、家庭内でルールを設けて対処する必要があります。
成績不振を克服するために親ができること
成績不振を克服するために、親ができることは以下の3つです。
- 勉強する意義を伝える
- 塾に行かせる
- 規則正しい生活リズムを整える
順番に解説します。
勉強する意義を伝える
勉強に対するモチベーションが低いお子さんの場合、勉強する意義を伝えましょう。
なぜ勉強しなければならないのかを理解できれば、勉強に対する姿勢も変わってくるはずです。
勉強すれば、将来の選択肢が広がることや勉強しなかった場合、やりたい職業に就けなくなる可能性があることなどを伝えるのがおすすめです。
塾に行かせる
勉強の仕方がわからないお子さんや基礎が固まっていないお子さんの場合、塾に行かせるとよいでしょう。
個別指導塾であれば、お子さんの性格や学習の理解度に合わせた授業を受けられます。
苦手な単元にさかのぼって勉強したり、正しい勉強法も身につけたりできるでしょう。
親だけでは現状を改善するのが難しい場合は、プロの力を借りるのがおすすめです。
規則正しい生活リズムを整える
不規則な生活を送っているお子さんの場合、家庭内のルールを設けて親が管理する必要があります。
毎日、ぎりぎりまで寝ていて朝食を食べずに登校しているのであれば、早めに起こして栄養バランスのとれた食事を食べさせましょう。
夜遅くまでスマホを使っているのであれば、使用する時間帯を決める必要があります。
ただし、親が一方的にルールを決めて、子どもに従わせるのは避けましょう。
子どもからの反発を招き、親子関係が悪化するおそれがあるからです。
ルールを決める際は、子どもと話し合って、納得してもらうのが大事です。
成績不振の子どもに接する際の注意点
成績不振の子どもに接する際は、以下の3つに気をつけましょう。
- 過度な干渉を避ける
- 結果だけで判断しない
- 周囲と比較しない
順番に解説します。
過度な干渉を避ける
子どもの成績が低迷している場合や伸び悩んでいる場合、心配になるのは当然です。
しかし、干渉し過ぎると、反発を招いてしまうおそれがあります。
特に、中高生は反抗期を迎えているケースもあるので、より一層の注意が必要です。
「勉強しなさい」という声掛けは必要ですが、頻繁に言ってしまうと、子どものやる気を削いでしまいます。
注意することを目的にするのではなく、どうすれば子どもが勉強するのかを考えて声掛けする必要があります。
結果だけで判断しない
定期テストや模試の点数・偏差値だけで判断しないように注意しましょう。
頑張って勉強しても結果が伴わないこともあります。
試験当日、体調不良で実力を発揮できなかった可能性もあるでしょう。
結果が悪くて落ち込んでいる子どもに対して「もっと勉強しないと」といった声掛けは逆効果です。
できたところや努力していた過程に目を向けて褒めてあげましょう。
褒められることで、子どもも次に向けて頑張るモチベーションを維持できます。
周囲と比較しない
周りの子どもや兄弟姉妹、過去の自分と比較しないよう注意する必要があります。
「あの子は毎日3時間勉強しているらしいよ」「お兄ちゃんは数学が得意だったのに」などと言われれば、子どもは自分に自信をもてなくなるでしょう。
勉強そのものに嫌悪感を抱くだけでなく、自己肯定感も低下するおそれがあります。
勉強しない子どもを見ていて、ついつい口に出したくなる気持ちもわかりますが、逆効果な場合が多いので、気をつけましょう。
まとめ|成績不振に陥る原因と対処法を解説しました
成績不振には必ず原因があります。本記事を参考に、原因を突き止めて、改善策を実行しましょう。
しかしながら、中高生のお子さんの場合、反抗期を迎えている場合もあり、親が言っても効果がないケースもあります。
そんなときは塾を利用するのも手です。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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