国公立大医学部を目指すなら中高一貫校が有利|ハイレベルな環境を最大限活用しよう!

国公立大学医学部医学科の合格を目標に、まずは中学受験を突破し、念願の中高一貫校に入学!

……したはよいものの、ここからどうすればよいのか分からない、という中高一貫校生は多いはず。

入学前から早くも塾に通い出している生徒もいるかもしれませんが、焦る必要はありません。

中高一貫校の魅力は、ハイレベルな授業と教材、そして志を同じくする仲間にあります。

まずは学校の定期テストや小テストで高得点をとれるだけの勉強ができるようになりましょう。

集団指導塾に通うのは、学校の勉強以外のプラスアルファをこなせる余裕ができてからの話です。

国公立医学部医学科の合格者数は私立の中高一貫校が圧倒的に多い

国公立医学部医学科の合格者数は、公立高校に比べ、私立の中高一貫校が圧倒的に多くなっています。

大学通信が発表している、「2023年国公立大医学部に強い高校ランキング」を見てみましょう。

首都圏の合格者数上位は10位までの11校中7校が中高一貫校!

順位 設置者 高校名 所在地 合格人数
1 私立(中高一貫) 桜蔭 東京 50
2 私立(中高一貫) 海城 東京 45
3 私立(中高一貫) 開成 東京 38
4 私立(中高一貫) 渋谷教育学園幕張 千葉 30
5 県立 群馬県立前橋 群馬 28
6 私立(中高一貫) 豊島岡女子学園 東京 25
6 私立(中高一貫) 聖光学院 神奈川 25
8 国立 東京学芸大附 東京 24
8 私立(中高一貫) 麻布 東京 24
10 県立 水戸第一 茨城 23
10 都立 日比谷 東京 23

 

なお、上記の表は国公立大学医学部医学科のみの集計ですが、首都圏の中高一貫校では私立大学医学部の合格者も数多く出ています。

全国規模でも上位20校中16校が中高一貫校!

順位 設置者 高校名 所在地 合格人数
1 私立(中高一貫) 東海 愛知 100
2 私立(中高一貫) 洛南 京都 76
3 私立(中高一貫) 久留米大附設 福岡 69
4 私立(中高一貫) ラ・サール 鹿児島 66
5 私立(中高一貫) 兵庫 65
6 私立(中高一貫) 愛光 愛媛 59
7 私立(中高一貫) 東大寺学園 奈良 58
8 県立 熊本 熊本 56
9 私立(中高一貫) 青雲 長崎 55
10 私立(中高一貫)  滝 愛知 53
11 私立(中高一貫) 桜蔭 東京 50
11 私立(中高一貫) 西大和学園 奈良 50
13 県立 仙台第二 宮城 48
14 道立 札幌南 北海道 47
15 私立(中高一貫) 清風南海 大阪 46
16 私立(中高一貫) 海城 東京 45
17 私立(中高一貫) 智辯学園和歌山 和歌山 42
18 県立 新潟 新潟 41
18 私立(中高一貫) 大阪星光学院 大阪 41
18 私立(中高一貫) 四天王寺 大阪 41

 

上記のような、中高一貫校生が医学部合格に有利な状況は、長らく続いています。

中高一貫校の学習環境は医学部合格に有利に働く!

ではなぜ、公立の学校に比べ、中高一貫校が医学部入試に有利に働くのでしょうか。

決定的な違いは、主に以下の3点です。

授業進度が早く、内容もハイレベル

演習期間を長く確保するため、英数国を中心に、授業の進度はかなり早くなっています。

英数では、中学2年生までで中学内容を修了し、中学3年生から高校の学習内容に突入。国語でも、中学から高校レベルの古典文法を学習し始めます。

理系数学は高2まででほぼ修了し、高校英語も高2までには一通り学習します。

そして高3で演習を積んで実戦力を鍛え、合格力を身につけるというのが、中高一貫校生の王道パターンです。

また、進度が早いというだけでなく、内容も濃いのが特長です。

検定教科書ではなく、検定外教科書(中高一貫校向け教科書)をベースとした授業によって、中高一貫校生は応用的な内容まで理解を深めます。

学力・学習意欲の高い生徒が多い

在籍している生徒のほとんどが、難関中学受験を突破した強者です。

地頭が優秀で、学習意欲の高い生徒が多いため、周りの友人からよい影響を受けることが期待できます。

授業でも、時折このレベル帯の生徒を満足させるような内容が扱われるので、刺激になるでしょう。

進路指導が充実している

私立の中高一貫校は、公立の学校とは異なり、進路指導にかなりの力を注いでいます。大学の進学実績は学校にとって、一つステータスになるからです。

模擬試験や大学受験情報の案内が充実しているのはもちろんのこと、定期テストや模擬試験の成績をもとに、卒業生のデータを参考にしたアドバイスを受けることができます。

今のお子さんに何が足りないのか、その不足を補うためにはどうすればよいのかなど、具体的なフォローをしてもらうことができるでしょう。

医学部合格の第一歩は定期テストで好成績をとること

中高一貫校に入学後、医学部合格を見据え、どのような勉強をすればよいのでしょうか。

定期テストで上位層に食い込もう

大きな指標となるのが、やはり定期テストの成績です。

例えばお子さんが、国公立大学医学部に毎年30人合格者を出している中高一貫校に在籍しているとしましょう。

最終的には文系・理系に分かれますし、医学部以外の難関国公立大学に進学する生徒もいますので一概には言えません。ですが、学年で50位くらいの成績をとっていれば、国公立大学医学部の合格が見えてくるのではないでしょうか。

卒業生のデータが蓄積されているというのが、中高一貫校の強みです。

中学生から高校1年生くらいまでは受ける模擬試験の数も多くありませんので、定期テストを主軸に置くのが非常に有効だといえます。

プラスアルファ学習で演習力をさらに強化!

定期テストの点数が安定してきたら、プラスアルファ学習を進め、実戦力に磨きをかけましょう。

中学生から高校1年生は英数、高校2年生になったらそこに理科を加えます。

以下、教科ごとにオススメの問題集を挙げますので、参考にしてください。

お子さんにとって、少し難しいが頑張れば理解できる、くらいの難易度がベストです。

中学英語

『英語長文テーマ別難関攻略30選 高校入試特訓シリーズ』(東京学参)『英語長文レベル別問題集1 超基礎編【改訂版】』(東進ブックス)など。

解説のクオリティ含め、高校英語への接続がスムーズにできる良書です。

高校英語

『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)『やっておきたい英語長文シリーズ』(河合出版)『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』(KADOKAWA)など。

『ポレポレ英文読解プロセス50』が終われば、和訳対策はほぼ完成です。

あとの2つは定番本ですが、英作文は高2からで十分でしょう。

中学数学

『チャート式中学シリーズ』(数研出版)など。

体系的に復習できます。また、解説が充実しているので自学向けの良書です。

高校数学

教科書準拠問題集→『チャート式数学青シリーズ』(数研出版)or『フォーカスゴールド 5th Edition シリーズ』(啓林館)で十分です。

問題の網羅度・解説の充実度は両者ともピカイチです。なお、後者の方が難度が少し高めです。

さらに応用力を磨きたい場合は、『1対1シリーズ』(東京出版)『標準問題精講』(旺文社)に進むとよいでしょう。思考力が鍛えられる良問が揃っています。

高校化学

教科書準拠問題集→『化学重要問題集』(数研出版)『化学の新演習』(三省堂)の順に取り組みましょう。

受験化学の定番本です。

高校物理

教科書準拠問題集→『良問の風』(河合出版)or『物理重要問題集』(数研出版)『名問の森 物理[力学・熱・波動Ⅰ] -四訂版-』(河合出版)『名問の森 物理[波動II・電磁気・原子] -四訂版-』(同)の順に取り組みましょう。

受験物理の定番本です。

問題の難度が非常に高い単科大学ではなく、総合大学を受験予定なのであれば、『名門の森』には手を出さず、『良問の風』と『物理重要問題集』を両方やるというのもアリです。

高校生物

教科書準拠問題集→『生物重要問題集』(数研出版)or『基礎問題精講』(旺文社)『標準問題精講』(旺文社)の順に取り組みましょう。

受験生物の定番本です。

『標準問題精講』は、余力がある人、生物を武器にしたい人にオススメです。

高校地学

文系科目の地学基礎は易しいですが、理系地学は難度が非常に高いため、オススメできません。理系化学や理系物理、理系生物の知識も必要とされています。

また、二次試験の科目に存在しない大学が多いので、せっかく勉強したのに使えない、という事態が生じる恐れがあります。

中高一貫校専門塾WAYSなら定期テストの点数を上げられる!

レベルの高い中高一貫校で定期テストの点数がしっかりと上げられるようになれば、国公立大学医学部合格も夢ではありません。

定期テストで高得点をとることで自信がつけば、お子さんの学習状況は確実によくなっていくはずです。

ただ、お子さんも思春期を迎え、学習内容も難しくなってくるなかで、中学受験の時のような伴走が難しくなってくる保護者の方も少なくありません。

そのような場合は、早めにプロのサポートを受けることをオススメします。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」には、500校以上の中高一貫校生を指導してきたノウハウがあります。

1コマ120分の指導時間で演習量を確保。試験範囲を最低3周する計画を立て、お子さんに徹底的に寄り添い、伴走します。

その結果、これまで9割以上の中高一貫校生の成績を跳ね上げてきたのです。

さらに、生徒に問題を解説させるという指導を随所に取り入れることで、本質的な理解を促しています。これは、医学部合格にも必ず生きてくる力です。

成績を伸ばすWAYSのノウハウを詳しく知りたい方は、ぜひ下記のページをご覧ください。

投稿者プロフィール

青木 ユウ
青木 ユウ
中高一貫校に勤めて10年になる中堅教師。卒業生を3度送り出し、中学生・高校生問わず指導経験が豊富です。自身も中高一貫校出身なので、中高一貫校のことを知り尽くしています。勉強に苦しむ生徒に向き合い、試行錯誤をする日々。そんな教師生活から得られた知見をお伝えし、全国の子供たちの力になれたらと思います。

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