【中高一貫校】浪速高等学校・中学校の教育・評判を徹底解明
初詣や七五三、地鎮祭など、日本人の生活に深く根差す神道ですが、意外にも神道系の学校は少ないものです。大阪市住吉区にある浪速高等学校・中学校は、日本でも珍しい神道系の学校で、独自の教育理念や行事があります。
このページの目次
浪速高等学校・中学校の基本情報
沿革
1923(大正12)年に旧制浪速中学校が大阪府東成郡に設立されたのが始まりです。1934(昭和9)年に室戸台風により校舎が半壊しましたが、2年後の1936(昭和11)年に鉄筋校舎が完成します。1948(昭和23)年に浪速高等学校に変更し、中学校が併設されます。高校は2005年から、中学は2007年から男女共学になりました。2006年には関西の公立校では初となる民間企業から理事長兼校長を迎えました。
教育理念
日本の伝統的な文化や、神社神道が浪速高等学校・中学校の教育の中核であり、これらを次世代に伝えることが教育理念です。祖先を敬い感謝する心、道徳心を育み、社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。勉強ができるだけではなく、人として成長し、生きる力を身につけることが教育の基調です。
施設
令和6年度には中学校新校舎が完成予定です。最大400席の天空レストランや屋上庭園など学校とは思えない豪華さであると有名です。ガラス張りで明るい雰囲気のある自習スペース、ICT教室やECL教室など自主的に学べる施設も完備しています。また、和教室や書道教室など和の施設も充実しています。
校則
いじめ、ネットトラブルの撲滅を目指しており、厳格に注意されます。服装や髪型についても細かい校則があります。メイクはもちろん、色付きリップも禁止です。スマホの持ち込みは可能ですが、校内では電源を切らなければなりません。
浪速高等学校・中学校の教育
伝統文化の学び
神道の授業や神社行事を通し、日本の歴史や文化を学びます。神道教育の一環で道徳教育にも力を入れます。グループワークやクラスディスカッションで、奉仕やいじめなどのテーマを扱っています。あいさつや敬語など基本的な礼儀も学校内で身に着けることができるのが特色です。
進路に合わせたコースを選べる
中学は2つのコースがあり、Ⅰ類コースは6年間一貫教育で、確実にステップアップを目指し、Ⅱ類コースは3年コースであり公立高校を受験できます。高校は4つのコースに分かれ、難関国公立大学進学を目指す文理S1コース、国公立大学と難関私立大学への進学を目指すⅠ類コース、難関私立大学を目指すⅡ類コース、クラブ活動との両立を可能にし、私立文系学部を目指すⅢ類コースのなかから選びます。
グローバル教育
中学1~3年生で行うオールイングリッシュでは、3日間学校施設でアクティビティやネイティブ講師とのふれあいにより英語でのコミュニケーションスキルを磨きます。ニュージーランドへの語学研修など、海外に実際に行って現地の文化へ触れるチャンスもあります。2021年に誕生したばかりの浪速国際コースは、難関私立大学の英語学部や海外の大学受験に特化したカリキュラムを組んでいます。
進学実績
令和3年の進学実績として、現役既卒合わせて国公立大学の合格者は38名となっています。首都圏の私立大学は4名の合格者、関関同立は現役・既卒合わせて73名、産近甲龍は合計で294名の合格者を出しています。その他の私立大学には996名の合格者がいます。
浪速高等学校・中学校の学校生活
部活動
中学では、軟式テニス部や弓道部などを筆頭に、軟式野球部やサッカー部なども実績を残しています。高校もラグビー部、硬式野球部、サッカー部やボクシング部など運動部は精力的に活動しています。一方、文化部も全国大会出場経験のある吹奏楽部や鉄道研究会などに加え、全国的にも珍しい神楽部、雅楽部、アウトドア部などさまざまな部が活動しています。
イベント
神社の祭祀である春季例祭や秋季例祭が特徴的です。また、伊勢神宮に参拝し、男子は川で水業を、女子は巫女装束で舞を舞う伊勢修養学舎など神道関連の行事が多いです。学園祭は浪速祭と呼ばれ五穀豊穣を祈ります。修学旅行の行先は、中学は鹿児島・屋久島、高校は沖縄やアメリカ、イタリアなどです。
浪速高等学校・中学校の評判
校則は厳しいですが、規律を重んじる校風は保護者に高評価です。関関同立への進学率も高く、しっかり勉強する真面目な生徒が多いと評判です。文武両道を目標に掲げているだけあり、部活動を含めスポーツも盛んです。施設は新しく、特に大阪の街の素晴らしい景色を眺めながら食事ができる天空レストランは人気です。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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