【中高一貫校】栄光学園中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
栄光学園中学校・高等学校は、神奈川県鎌倉市玉縄にある男子校の中高一貫校です。
イエズス会によって創立されたミッションスクールでもあると同時に、高校からの入学を受け入れていない完全中高一貫校となっています。
このページの目次
栄光学園中学校・高等学校の基本情報
沿革
その歴史は1947年、旧制栄光中学校の設立から始まります。
当初は横須賀市にありました。
1949年に栄光学園中学校・高等学校の名称になり、1964年に現在の鎌倉市に移転します。
2016年に、運営元であった学校法人栄光学園が学校法人上智学院に合併しましたが、同校は現在でも独立した経営を続けています。
教育理念
もっとも基本となる教育理念は「Men For Others(他者のための人間)」で、学力の習得はもちろんのこと、人格面の教育を重視しているのが大きな特徴です。
カトリック系の学校ということもあり、宗教を土台としたしつけを行っているのも、同校の特色と言えるでしょう。
「心理を求め、たえず学び続ける人間」などの目指す理想の人間も掲げている点も同校ならではの教育理念でしょう。
施設
JR各線が運行されている大船駅を最寄り駅として、広大な敷地を擁しており、生徒たちは緑豊かな環境で学校生活を送っています。
さらに、体育の授業や部活動のためのトラック・フィールドがある他、隣接として大講堂も設置されています。
別途、野球場とサッカー場があるほかテニスコートも7面あるなど、運動系の施設がとても充実していることも特色です。
校則
カトリックの理念に基づいて厳しいしつけが行われている一方、校則そのものはそれほど厳しくありません。
例えば、スマホや携帯電話の校内での利用は原則不可ですが、持ち込みは可能で、登下校の際には利用可能になっています。
ただし、アルバイト、染髪は禁止です。
栄光学園中学校・高等学校の教育
人格教育と学力の習達の両方を目指したカリキュラム
人格教育を重視している学校であり、また完全中高一貫校であることから、6年間を通して、人格教育と学力の両方の育成を重視した学習環境が特色です。
6年間を2年ごとに3つの期間に分けています。
中1・中2は「初級段階」とした上で、授業の受け方や家庭学習の進め方などの段階から学んでいく他、生徒として必要な基本的な生活習慣の体得を目指しています。
中3・高1は「中級段階」と位置づけられ、多様な学習体験を通した授業で自ら考え、問題を見出す能力の習得を目指す他、集団の中で自己表現を行う方法や自発的な活動で自らの可能性を伸ばす学習が行われているようです。
そして、高2・高3では「上級段階」と位置づけられ、それまでの課程で学んできた内容の総合化を図りつつ、生徒ひとりひとりの適性に合わせ、より高度な学力の習得を目指していきます。
加えて、責任のある立場で自分の生き方を選択していく生活指導も重視されています。
高1からは進路ガイダンスも行われており、進学対策にも力を入れているようです。
高1では職業適性検査、高2では大学の説明会や公開講座の活用促進、そして高3では模擬面接や小論文対策などが実施されています。
グローバル教育
栄光学園中学校・高等学校では「リーダーを育成する国際プログラム」を実施しており、国際社会の中でリーダーとして活躍するためのコミュニケーション力や語学力、異文化受容力などの育成に取り組んでいます。
具体的には、フィリピンのセブ島のイエズス会学校との短期交換留学、ボストンカレッジ夏季研修などが実施されるなどの活動を通した国際交流の機会も設けています。
進学実績
例年、50〜60人ほどの東京大学への進学者を輩出しており、非常に優れた進路実績を誇っています。
その他、京都大学、東北大学、一橋大学への合格者も、例年数名ほど輩出。
私立大学では早慶ともに100人ほどの合格者を輩出、さらに上智大学、東京理科大学も40〜50人程度の合格者を出しています。
栄光学園中学校・高等学校の学校生活
部活動
体育系・文化系ともに、充実した環境で活発な活動を展開しています。
運動系ではサッカー部、野球部、体操部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バドミントン部、バレーボール部、陸上部、柔道部など、文化系ではブラスバンド部、生物研究部、美術部、物理研究部、英語部などの他、クイズ研究部といったユニークなクラブも活動しています。
イベント
5月に栄光祭が実施される他、7月にスポーツ大会、9月に体育祭、10月に「歩く大会」といった運動・スポーツ系のイベントが多く開催されるのも、同校の特徴となっています。
中1では、入学して間もない4月にオリエンテーションキャンプ、さらに夏季には「山のキャンプ」など、野外での活動を通した生徒同士のコミュニケーションの機会を積極的に用意しています。
栄光学園中学校・高等学校の評判
しつけが厳しい一方で校則は比較的緩く、生徒の自主性を重視しつつ人格面の成長を図る環境が、生徒・保護者双方から高い評価を得ています。
進路実績からも明らかなように、学習実績も非常に優れており、ミッション系に関する抵抗さえなければ、保護者も安心してお子さんを通わせることができる学校との評判が多く見られます。
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投稿者プロフィール
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