発想の転換で、勉強好きになれるかも。
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「勉強嫌い」の本質
塾講師をしていると、どうしても、「勉強するのが嫌い」という生徒さんが沢山いらっしゃいます。
「勉強なんてしたくない」「ぼけーっとスマホいじっていたい」「数式なんて見たくない」なんていう声が沢山上がってきます。
正直に申し上げますと、嫌いになったとしてもしょうがないです。
なぜなら、周りが、あなたに「勉強」を押し付けてくるからなんですね。
勉強が面白いものか、つまらないものか、なんて本質的には全く関係ないです。
そんなこと申し上げましたら、スマホいじることは本当に興味深くて意義があって面白いものなのか、漫画読むことが本当に大切なことなのか、友達と遊ぶことはそんなに意義があることなのか、部活をすることでなにがどう変わるのか、もはや自分の人生って……
行動に意味を紡ぎだそうとすると、哲学的になってしまいますよ、落ち着いてください。
私が思うに、勉強を毛嫌いする一番の理由は、「強制される」という、反抗期には一番厳しい状況が、原因としてあると思います。
その結果として、娯楽と対極の位置に「勉強」を置いてしまって、やりたくなくなってしまうのですね。
考えてみてください。もし学校や塾で
「なに勉強してんだ、とっとと問題集しまってスマホ出せ!ゲームしろ!ネットしろ!漫画読め!テレビ見ろ!」
なんていわれたら、真逆の状況が起こること思うんですよね。
「ゲームしろとか言われた、ウゼェー!!数学してぇ!」
みたいな不思議な状況が生まれかねません。割と本気で、そうなると思います。
それどころか、さらに反発心が加速すると予想できます。数学や英語であれば、教養が深まるという大義名分が御座いますが、ゲームを何時間やったところで、なにか将来へつながるような新しい発見るわけではないのに(決してゲームをすることがが無駄だと思うわけではありませんが)、それを強制されるとなると、異常なくらい苦痛だと思います。「なんでこんな下らねえことしなくちゃいけないんだよ……」ってなります。
考え方を変えてみる
さて、発想の転換です。
まず、勉強を嫌いな理由は「強制されている」という概念がもとで成り立っている、という私の説を完全に信じ込んでください。
そのうえで、「勉強のを本質的に嫌いなわけではない」と思い込むことです。
というか、一部の変わり者を除いて、ほとんどの学生が「勉強やだー」と嘆いていること自体、おかしなことだと思いませんか。
そんな大勢の人から嫌われてるほど勉強ってつまらないものでもないんですね。というか、どんなモノにも、幾分かの楽しみがあるものです。
けど、周りの大人が強制して、押し付けてくるから、いやになってしまうんです。その楽しみがかすんで、親や先生に対する反抗心が先行してしまうんです。
どうでしょう、自分の「勉強嫌い」を客観視できるようになりましたね。
それだけでも大きな進歩です、「やらなくてはならない」というガチガチに固まった精神を少し弛緩させることができるはずです。
それでは、勉強に対する「義務感」が外れたうえで、もう一度、考えてみてください。
どうすれば勉強する気が起きるのか。
それは、人それぞれ違うと思います。
親や先生に褒められたいから、という人もいますし、友達と差を付けたい、という人もいらっしゃるでしょう。学歴社会の日本で選択肢を広げるため、ということでも、とりあえず成績表の見栄えをよくしたい、ということでも、何でもいいと思います。なんでもいいので、一つ自分の思う大義名分を定めてみてください。
強制されているのではなく自立してやっている、という意識で勉強に向かうことで、また違った勉強の良さが見えてくるかもしれません。そして、強制されず、自立してやっている、という意識を持てば、親や先生の言葉もうるさくなくなってくるはずです。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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