“正解”がないからこそ!保護者へのアンケートから分かる、 中高一貫校生の夏休みを有意義に過ごす方法

中高一貫校専門塾「個別指導塾WAYS」に通う中学1年生〜高校3年生の生徒の保護者(計612名)を対象として、2024年4月3日〜17日の期間に独自の調査を実施しました!

※当記事は『一貫教育コンパスVol.3 2024夏号』にて掲載されたものです。

このページの目次

長期休み、子供の自由時間が増えることで保護者にとって大変なことは?

その他(一部回答抜粋)

  • 子どもの勉強意欲向上(中学三年生 保護者)
  • 子どもの生活リズムが崩れるため、振り回されることが多くなる。(高校二年生 保護者)
  • スマホやゲーム、YouTubeなど使用時間の管理(中学二年生 保護者)
  • つい小言を言いたくなること(中学三年生 保護者)
  • 受験勉強にいかに集中させてあげるサポートができるか(高校三年生 保護者)
  • 大変だと感じない(高校一年生 保護者)

仕事との兼ね合いや子供との過ごし方が悩みの種

学校が長期休暇に入り子供が家にいる時間が増えると、その分家族で出かけるなど、お子さんに費やす時間が増えるご家庭も多いでしょう。子供の夏休みと親の仕事が重なるなど、状況によっては子供との過ごし方を考えることが負担に感じる方もいるようです

一方で、その他回答では、勉強時間の確保や生活リズムが崩れてしまうことについての言及や、そもそも大変だと感じないという声も一定数ありました。

Q1に対して、工夫をしようと思っていることは?

  • 夏期講習に参加させたり、オープンキャンパスや大学がやるワークショップなどへの参加と自由な時間とのバランスを取らせる(高校二年生 保護者)
  • 自立を考え、夏休みだけでも家事分担で手伝わせる(高校一年生 保護者)
  • ご飯は家族揃って食べるなど、話す時間を作ること(中学三年生 保護者)
  • カット野菜や冷凍食品などを利用(中学三年生 保護者)
  • 夫と家事育児の分担をする予定です(高校三年生 保護者)
  • 朝早く起きて静かなうちに家事をしたり趣味を楽しむ(中学二年生 保護者)

保護者も無理のないように、充実した時間を過ごす工夫を

最も多かったのは、夏期講習に通わせるという回答です。夏期講習は生活リズムを崩さないようにしつつ学習時間も確保でき、成績向上以外にも効果が期待できます

また、家事の負担を軽減するために、時短グッズを使ったり子どもや配偶者に手伝ってもらうという回答もありました。しっかりと学習習慣をつけつつ、家族の時間も大切にできると有意義な長期休みを過ごせそうです。

今年の夏休みはオープンキャンパスに行く?

※「子供だけで行く」には子ども一人の場合も子ども同士で行く場合も含む

オープンキャンパスへの参加は高校生からがほとんど

中学生ではどの学年も未定、親子ともに行かないが9割以上を占めていますが、高校生になると4割程度の人は参加を予定しています

オープンキャンパスに参加することで学校の雰囲気やカリキュラムを知ることができ、受験勉強のモチベーションにもなるので、興味のある学校が見つかったら参加を検討してみてはいかがでしょうか。

昨年の夏休みに子供にやらせておいてよかったことは?

留学や旅行などをして、活動的に過ごすと満足度が高い!

<中学生>

  • 夏期講習へ行かせたのはよかったと思う。家にいてもゴロゴロしているだけなので。(中学三年生 保護者)
  • 部活がけっこうあったので、早起きしてリズムが作れたこと(中学二年生 保護者)
  • 課外活動を思い切りやらせた(中学一年生 保護者)
  • 海外旅行に連れていったことがよかった(中学二年生 保護者)
  • 家事の手伝い(中学三年生 保護者)

中学生の保護者では、約20%の人が部活動をやらせて良かったと回答しました。長期休みにも部活動へ参加することで、生活リズムを整え、友達との親睦を深めることができます。その他には、夏期講習や家族旅行なども多く挙げられていました。

<高校生>

  • 部活動を頑張る、友達だけで小旅行させる(高校二年生 保護者)
  • 大学のオープンキャンパスに参加して、各学部の雰囲気が理解できた(高校二年生 保護者)
  • イギリスへの語学研修(高校一年生 保護者)
  • 夏期講習と旅行、部活(高校三年生 保護者)
  • 英検の勉強を集中して行い、夏休み中に2級を受けて合格できた(高校一年生 保護者)

高校生も中学生と同様、部活動と答えた人が最多でしたが、中学生には見られなかったオープンキャンパスという回答が出てきていました。高校受験がなく余裕のある夏休みには、オープンキャンパスや留学に挑戦してみるのも良いかもしれません。

昨年の夏休みに子供にもっとやらせておけばよかったと感じることは?

勉強を納得いくまでさせられず、後悔している保護者が多数

<中学生>

  • 勉強。とにかく中だるみで最低限の宿題しかやらない。成績を上げたいと言う割には行動がともなわない(中学三年生 保護者)
  • 英語の勉強をもっと積極的にさせれば良かった(中学二年生 保護者)
  • 短期留学や講習(中学二年生 保護者)
  • もう少し旅行や遠出する回数を増やして新たな環境を経験させてあげれば良かった(中学二年生 保護者)
  • 英単語の暗記と体力作り(中学三年生 保護者)

勉強と回答した人が全体の約15%と最多でした。中学三年生になると中だるみをしてしまい、勉強に精が出ないお子さんもいるようです。大学受験までまだ時間がありますが、様々なアクティビティを楽しみつつ、勉強も怠らないようにしたいですね。

<高校生>

  • もっと夏期講習などを取って強制的に勉強時間を確保すべきでした(高校二年生 保護者)
  • 英検など資格試験の対策学習(高校三年生 保護者)
  • オフラインでのオープンキャンパス(高校三年生 保護者)
  • 規則正しい生活。夜中にスマホやタブレットを触らない生活。(高校一年生 保護者)
  • 短期留学(高校一年生 保護者)

最も多かったのは勉強と答えた人で、約13%でした。また、英検®を取得しておくと大学受験の役に立つこともあるので、英語関係に力を入れるのもおすすめです。オープンキャンパスに行き、志望校への興味を深めておけば良かったという回答もありました。

長期休み中、子供に積極的に行ってほしい活動は?

その他(一部回答抜粋)

  • 進路について考える(中学三年生 保護者)
  • 短期留学や語学研修(高校一年生 保護者)
  • 家事手伝い(中学二年生 保護者)
  • 旅行などの経験(中学二年生 保護者)
  • 何でも良いから、本気で打ち込める事を見付けて欲しい(高校一年生 保護者)

学年に応じて、夏休み中にやるべきことを見つけよう

中学生では学校の予習・復習を、高校生では大学入試が近づくにつれて入試対策をやってほしいと考える保護者が多くなります。受験学年になるとできることも限られてくるため、早い段階で挑戦したいことをやってみるのがおすすめです。

その他回答としては、卒業後の進路を考えたり、打ち込めることを探してほしいという意見もありました。

休み期間中の自宅学習について子供に期待することは?

※複数回答可

その他(一部回答抜粋)

  • 科目の取捨選択(中学三年生 保護者)
  • 長時間でなくても良いので集中して取り組むこと(中学三年生 保護者)
  • 勉強する習慣を身につける(高校一年生 保護者)
  • 何でも良いから自発的に取り組むこと(高校一年生 保護者)
  • 休み明けテスト勉強(高校二年生 保護者)

学校の勉強をしながら、英検®や入試対策にも取り組めると良い

学校の宿題や授業の予習・復習をしっかりやってほしいという意見は全学年を通して見られますが、それに加えて中学生の保護者は英検®対策、高校生の保護者は大学入試対策を頑張ってほしいと考えているようです

これらを実行させるには、まずは机に向かう習慣づけをすることが大切になりそうです。

昨年の夏休みは一日にどれくらい自宅学習時間を取っていた?

学年が上がると学習時間も増えるが、1時間程度がボリュームゾーン

中学一年生は昨年受験生だったため時間が長くなっていますが、その他の学年は1時間未満から1〜2時間という人が多いです。

大学受験に向けて学年が上がるごとに少しずつ学習時間を増やしていくことは重要ですが、その時にしかできないアクティビティを楽しんで視野を広げておくのも、有意義な夏休みの過ごし方のひとつと言えるでしょう。学習時間だけに囚われず、勉強を継続していくことが大切になってきます。

長期休み中の自宅学習時間は、1日あたりどれくらいが適切だと思いますか?

現状よりも長い学習時間が適切だと考える保護者が多い

Q8では学習時間が1時間未満という人も多数いましたが、保護者としては1〜2時間から3〜4時間程度が適切と考える人が多いようです。保護者が勉強してほしいと思っていても、子供を思い通りに動かすことは容易ではありません。

自宅では集中できないということであれば、夏期講習に通わせるなどして自宅学習以外でも学習時間を確保してあげると、成績向上が見込めるかもしれません

まとめ

今回の調査を通じて、中高一貫校生の保護者は全体的に夏休みのお子様の学習状況に満足できていないということが分かりました。期間が長い分、夏休みはどうしても中だるみしてしまうことが多いでしょう。

また、夏休み中に英検®対策や留学、旅行など、課題以外のことにも取り組んでほしいとの意見もあったことから、メリハリのある休み期間にする必要があることも分かります。

生活習慣にメリハリをつけるためには、まずは学習習慣を身に付けることが重要といえます。WAYSには中高一貫校生の学習を手助けする環境が整っているので、ぜひ体験にいらしてオプションの一つとして検討してみてください。

 

調査機関:自社調査
調査方法:個別指導塾WAYSに通う生徒の保護者にウェブアンケートを実施
調査対象:個別指導塾WAYSに通う生徒612名

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
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低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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