数学がまったくできず、偏差値40台に低迷する中高一貫校生にまず必要なのは、教科書に戻り、公式と基本例題を理解することです。
基礎を理解したら、教科書準拠問題集を周回し、学習内容の定着を目指します。
この勉強を徹底できれば、偏差値50のラインが見えてきますので、さらにその先、偏差値60前後の大学への逆転合格を目指せるようになります。
いま何をすべきか、どのように学習計画を立てて進めればいいか、独力での判断・実行が難しい場合は、中高一貫校専門の個別指導塾を活用してください。
中高一貫校では、大学入試レベルに対応した授業・テストが行われているため、学校の定期テスト対策こそ、最も効果的な大学受験対策になります。
中高一貫校生に特化した定期テスト対策&大学受験サポートを行っている「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」の詳細はこちら。
このページの目次
数学が全くできない中高一貫校の受験生が、偏差値50にたどり着くためにやるべき4つの柱
数学が全くできない中高一貫校生のほとんどは、演習量が圧倒的に不足している状態です。
勉強していなければ、できないのは当たり前のこと。
特に、授業進度が早い中高一貫校では起こりがちなことです。
数学が苦手だからできないわけではありません。
中学内容が定着していない可能性が非常に高いので、中学内容から見直すようにしましょう。
詳しく知る:
教科書で公式や定義を理解する
まずは、教科書に戻りましょう。
公式や定義を理解しているかの確認です。
公式の場合は、載っている証明も確認し、理解できそうならしてください。
厳しそうなら後回しでも構いません。
教科書の例題レベルから解き直す
公式や定義を確認したら、実際にそれらを運用する練習をします。
教科書の例題→練習問題→教科書準拠問題集の基本問題→標準問題、という順番で解き進めましょう。
応用問題は全て後回しにしてください。
基本的には、周回を意識して取り組むようにしましょう。
1周目で解けた問題には○、半分くらいできた問題には△、解けなかった問題には×をつけておいて、2周目で△・×がついている問題を中心に解き直しをします。
全ての問題に○がつけば、その単元の土台は完成です。次のレベルの問題に進んでください。
最低でも単元ごとに3周は覚悟しておきましょう。
詳しく知る:
解説を1行ずつ理解する
問題を解いた後は、逐一解説を確認しましょう。
答えが合っていても、プロセスが間違っていたり、足りない部分があったりするかもしれません。
解説の確認が最も重要です。
1行ずつ丁寧に読み進め、ここは式変形をしている、ここで公式を使っているなど、どういう作業が行われているかを理解しましょう。
ベストは、なぜそのような式変形をするのか、なぜその公式を使うのかまで、理解することです。
自分だけでは理解しきれない場合は、学校の先生や、塾の講師に質問する必要があります。
不明点をそのままにしない
当然のことですが、不明点が蓄積してしまうと、収拾がつかなくなってしまいます。
どこが理解できていて、どこが理解できていないかが分からなくなると、学習を進めるのが一気に厳しくなります。
下手をすれば、中1の範囲からやり直し、ということにもなりかねません。
学校や塾の先生、友達に質問するなどして、不明点を早めに解消するようにしてください。
学習の妨げになりますのであまりオススメはしませんが、インターネットで検索したり、Youtubeの動画で勉強するという方法もあります。
検定外教科書(中高一貫校向け教科書)が難しいなら、数学の参考書を用意しよう
検定教科書を使ってもよい
中高一貫校向け教科書の例題レベルで詰まるようなら、検定教科書を使うことをオススメします。
検定教科書の例題が一通り解けるようになったら、中高一貫校向け教科書の例題に再挑戦してください。
説明がわかりやすいオススメ参考書を紹介
検定教科書は、中学では配付されますが、高校では配付されないことがあります。
その場合は、中高一貫校向け教科書と初学者向けの参考書とを併用するのがよいでしょう。
『やさしい高校数学シリーズ』(Gakken)や『チャート式中学数学 シリーズ』(数研出版)、『チャート式基礎と演習(白チャート) シリーズ』(数研出版)などは解説が充実しているので自学にオススメです。
解法の暗記には頼りすぎない。疑問点の解消が難しければ個別指導塾を活用する
解法の暗記では、切り口が変わると解けなくなるケースがある
問題演習を進めるなかで、なぜそのような解法になるのか、どうしても理解できない問題に直面することがあります。
有効な対処法の一つとして、「解法の暗記」があります。たとえば、数列の特性方程式の中には、暗記が推奨されるものもあります。
ただし暗記では、問題の切り口を少し変えられると、途端に解けなくなるケースがあるため、頼りすぎないように注意しましょう。
個別指導塾のシステムを活用すれば、疑問点の解消が簡単になる
わからない箇所を一つひとつ潰して、基礎を固めていけなければ、偏差値50台、そして志望大学の逆転合格は叶いません。
独力で理解できない場合は、学校の先生や塾の講師に質問して、疑問点を解消できるようにしましょう。
疑問点が多いと、学校の先生に何度も質問しに行くのは、気が引けてしまうかもしれません。
一方で、個別指導塾であれば、最初から「自分で問題を解き進め、不明点があれば質問する」スタイルですので、徹底的に疑問解消ができます。
目標の大学合格を実現するために、うまく活用しましょう。
個別指導塾で疑問点を解消し、赤点から脱却できた事例|跡見学園高校2年生:数学15点→63点
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」での、跡見学園高校2年生の事例です。
入塾前の高校1年生の2学期中間テストでは、数学が15点と、深刻な状況でした。
原因は、家で勉強できない生徒だったためです。
そこでWAYSでは、次のように指導を行いました。
- WAYS教室の学習環境と1コマ120分指導を活用し、集中して勉強に向かえる時間を確保
- 間違えた問題は、指導時間の最後に必ず解き直しを行い、学習内容を理解できていることを確認
- テスト範囲を1周解き終わったら、間違えた問題だけをもう一度解き、理解度をさらに高める
結果、半年後の1学期期末テストでは、数学が15点→63点(+48点)と、大きく成績をアップすることができました。
詳しく見る:
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、疑問点の解消はもちろんのこと、
- 指導時間の最後の「解き直し」
- 次回指導冒頭の「確認テスト」
のダブルチェックで、学習内容の定着を確認するので、定期テストの成績が着実に向上していきます。
中高一貫校の特徴を活かした大学受験準備の詳細はこちら。
数学の偏差値を50から60に乗せるための演習法
標準~応用レベルの問題を網羅している良書『チャート式(青)』を活用
教科書準拠問題集が終わり次第、標準~応用レベルの問題を網羅している良書、『チャート式数学 青シリーズ』(数研出版)を進めましょう。
基本例題(+練習問題)から順に取り組んでください。そ
の後、EXERCISESのうち、基本例題の類題に該当するものに取り組みます。
教科書準拠問題集のときと同様、1周目で解けた問題には○、半分くらいできた問題には△、解けなかった問題には×をつけておいて、2周目で△・×がついている問題を中心に解き直しをします。
自力で解けるまで泥臭く周回しましょう。
それが終われば重要例題(+練習問題)→EXERCISESです。
ただし、この辺りになると、解けなくても構わないレベル(偏差値70前後)の問題が混ざってきます。
これはいる、これはいらない、といった判断がつきにくいようであれば、学校や塾の先生に質問するのもよいでしょう。
経験談紹介:学校教材をひたすら周回して数学の偏差値40→60
私が担任していた、高校1年生の男子生徒の実例を紹介します。
勉強をしていないわけではなかったのですが、大雑把な性格も影響してか、問題集をやり込むということをまったくしていませんでした。
単元ごとに理解度に差はあったものの、全般的に基本レベル~標準レベルを中途半端に理解しているような状況でした。
そこで、まずは教科書準拠問題集の基本例題+基本問題の周回からスタートしてもらいました。
本人は標準レベルの問題をやりたがっていましたが、実際に基本問題が理解できていないことがわかると、前向きに取り組むようになりました。
学習習慣を身につけることも兼ねて、放課後自習に参加し、頑張ってくれました。
最初の数か月は、目に見える形で成果が表れなかったため、非常にしんどい期間でした。
私だけでなく、教科担当の先生のサポートを得られたのも、幸いだったように思います。
個別指導塾のサポートで逆転合格の可能性を高められる|実例2件紹介
数学がまったくできない状態から偏差値を伸ばすには、教科書内容の理解からスタートし、習熟度に応じた問題演習をしていくことが重要です。
とはいっても、お子さんが独力で、いま何をすべきかを判断し、学習計画を立てて勉強を進めていくのは、簡単なことではありません。
特に「できる」まで問題演習を徹底するという王道の勉強法には、根気も必要です。
個別指導塾など、プロのサポートがあれば、大学入試の逆転合格の可能性を、大きく高めることができます。
山手学院中学2年生 | 数学5点→48点
中学2年生の8月に入塾した生徒です。
もともと別の塾に通っていましたが、成績はかなり伸び悩んでしまっていました。
体験指導のなかで原因を探ったところ、丁寧に答え合わせなどはしているものの、その後の解き直しをほぼやっていないことがわかりました。
山手学院中学の数学で使われている教材は、A・B・Cと難易度がわかれていますが、C問題はかなり難しく、自力で勉強しようとすると多くの時間を取られてしまいます。
この生徒はC問題をやろうとするあまり、結果として基礎力を身につけることさえできずにいたのです。
そこでWAYSでは、まずA・B問題を中心に取り組んでもらい、時間をかけすぎているようであれば講師がサポートするというやり方で学習を進めました。
さらに指導時間内に解き直しをすることで、学習内容を着実に定着させていきました。
結果、2か月後の中間テストで数学の成績は大幅にアップ。
次回のテストでは同様に英語の成績アップも狙っていきます。
昌平中学3年生 | 幾何28点→70点
中学2年生の6月に入塾した生徒です。
昌平中学校では週末課題が出されており、その中で問題集の定期テスト範囲を1周できるようになっています。
この生徒は、その課題をこなすだけで、その他のテスト対策を行っていませんでした。
また、課題を解く際、分からない問題にも時間をかけてしまい、課題に追われている状況だったのです。
そこでWAYSでは、
①問題集を3周する
②長時間考え込むのをやめる
の二本柱で指導していきました。
時間の使い方を指導しつつ、学習計画を立てて、学習時間自体を増やしていく。
1コマ120分の長時間指導を利用し、指導時間内に解き直しをおこなうことで、基礎内容を確実に定着させていきました。
その結果、半年後に成績は大幅アップ。
数学に対する苦手意識はかなり薄まったように思います。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」には、500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、お子さんが通う中高一貫校にも対応できます。
左下の虫めがねマークより「学校名 成績アップ」で検索すると、学校別の成績アップ事例を探せます。ぜひお試しください!
独力では難しいと感じたら、中高一貫校生に特化した定期テスト対策&大学受験サポートを行うWAYSへ
数学がまったくできない状態から、偏差値50〜60台の大学に逆転合格するために、いま何をすべきか? あるいは、どのように学習計画を立てて進めていくべきか?
お子さんが独力での対応や、家庭でのサポートに限界があると感じる場合は、中高一貫校に特化した個別指導塾を活用してください。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、中高一貫校の強みである、大学入試レベルに対応した授業・定期テストの対策に照準を合わせて指導を行います。
いま何をすべきかが明確になるのはもちろん、次の定期テストに向けて、テスト範囲の問題演習を徹底できるので、大学受験の準備を着実に進められるのです。
- 塾からは宿題が出る?
- 家で勉強しないけれど成績アップできる?
- 学校で使っている教材や、宿題の指導はできる?
- 通っている中高一貫校の個別対策はしてもらえる?
など、気になるポイントは、次のページで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。