漢検合格率UPの条件と勉強法!―出るところを正しく記憶する―

皆様、漢字検定を合格する上で大切なことは何だと思いますか?

何度も書きなぐることや、赤シートを使うこと、など、皆様によって考えることは様々だと思います。
ただ、それは「漢字検定」ではなく、「記憶」をする上で大切なことです。

では、殊更「漢字検定」に絞った際、何が大切と言えるでしょうか。

それは、「情報」です。どれだけ「出題される可能性の高い漢字」を効率よく覚えるか、
で勝因は決まります。

勿論、三級や四級などの級を受験する場合は、該当漢字の全てが「知ってないと恥ずかしい漢字」と言われてしまいそうなものばかりですから、満遍なく覚えていただければ、と思います。

ただ、漢字検定でも、二級などを受験予定の皆様においては、二級の該当漢字であるところの、常用漢字2136字全てを暗記しなければならない、という課題が出てきてしまいます。

これは中々難しいことでして、「地道にコツコツと」とは言えど、限られた時間の中でやるには限界があります。

さて、それでは、それらをどれだけ効率良く覚えていくか、その方法をお教えいたします。

公式参考書への疑問点

いきなりですが、漢字検定攻略の重要なカギをお教えします。

「漢字検定協会の公式問題集を使った学習は、疑問視すべき」です。

 

先程申し上げました通り、漢検の鍵は情報戦にあります

良い情報を得るために大切なのは、「出るところばかりを教えてくれる問題集」を手にすることです。

そういう観点から見た際、公式問題集には漢検二級のボーダーラインである160点を取るには少し情報不足な部分があります。

「公式」という2文字には安心感がありますから、つい買ってしまいがちかもしれません。学校サイドも、特に中高一貫校に関しましては、公式問題集を推奨しがちです。

実際、簡単な問題でありますと、「よし、できるようになったぞ」という実感が持てます。ですから、そういった問題集から取り組んでいくのも一つの手ですし、そういった実感はどんな勉強をする上でも大切なことです。

しかし、それで終わってしまっては、どうしても合格点に届かなくなってしまうケースが多いです。

 

一応申し上げますと、三級かそれより下の級を受ける方、並びに、漢検に割く時間の余裕のある準二級を受ける方に至りましては、公式問題集をおススメできる層、と言ってよいと思います。

 

やはり三級までは、先程も申し上げました通り、常識の範囲内でありますから、公式問題集であろうとなんであろうと、わからない漢字があっては後々苦労するかと思われます。

 

そういう意味では、基礎をしっかりとさらってくれる、良い問題集であると言えます。

 

ただ、二級に関しましては、戦略が必要です。「公式」という名に安心してはいけません。

漢字検定二級の受験者を分母とした合格者の割合は二割程度しかありません。その理由にはこういった背景もあるのではないか、と指摘できます。

というのも、漢字検定で出される漢字、結構被るんです。2000余りの配当漢字がありながら、何度も同じ漢字が出ていたりします。一方で、一切出ない漢字もあったりするんです。

つまり、「出やすい漢字」という部分を効率的に覚えていくのが重要になってくるんです。ですから、例えば、配当漢字表を丸暗記しよう、なんて非効率的なことは考えてはいけません。

 

さて、漢検の上位級を志す皆さん、漢検の公式問題集のみに頼っていては、すこし合格まで距離が出来てしまいます。

決して公式問題集が無意味である、とは言いません。ただ、それだけをやっているのが理由で中々受からず、結果として英語や数学に手が回らない、となると、そんな悲しいことはないな、と思うのです。

では、どんな問題集をやれば良いか?

私は別に、この問題集の出版社の回し者でもなんでもないですが、

「カバー率測定問題集(オフィス海)」をやって下さい。ナツメ社という出版社から出ている参考書です。

この漢字をやればこの程度の割合で点数が取れる、ということを事細かに研究された非常に優秀な問題集です。

全ての熟語に意味が付されているので頭にも入りやすいです。この問題集をしっかりやれば、まず取りこぼすことはありません。

ここまでやれば何パーセントできるようになるのか、ここに紹介されている漢字はどのくらい出題される可能性が高いのか、ということが、非常に丁寧に分析されております。

今までの漢検の出題傾向から紡ぎ取れる、「情報戦」に勝つための材料が、すべて詰まっている問題集、といって良いでしょう。

現在三級~準一級までが刊行されています。

さて、とっとと漢検二級を取り、英語や数学に時間を沢山使いましょう!

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小泉生

個別指導塾WAYS 四条烏丸教室 室長 小泉生 早稲田大学社会科学部卒。「教養は人生を楽しくする」をモットーに、日々生徒たちの学力向上に励んでいる。受験での経験を活かし、誰もが楽しく学習できる勉強法の確立を目指す。趣味はピアノ、絵を描くこと。

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