中高一貫校生の英検®の所持率は89.7%、持っている級は何級?

こんにちは!

WAYSでは中高一貫校に通われている中学1年生~高校3年生に対して、中高一貫校生の英検®資格所持率・意識についてアンケートを行いました。ご協力いただいた58名の方、ありがとうございます!

アンケートの結果から中高一貫校生の性質が見えてきましたので、考察を交えながら紹介いたします。今回は「中高一貫校生の英検®資格所持率・意識」についてです!

結論を先に言ってしまうと、中高一貫校生の約88%は英検®の資格を持っていました。一体どういうことでしょうか? 詳しく見ていきましょう!

中高一貫校生の約88%が英検®資格所持

英検®の資格を持っている生徒は87.9%、持っていない生徒は12.1%となり、圧倒的に英検®の資格を持っている生徒が多いという結果でした。

 

では、学年別だとどうでしょうか。

大学受験を控えた高校1年生、高校2年生に関しては英検®の資格を持っていないと回答する生徒はおらず、100%が英検®の資格を所持していることがわかりました。

英検®所持率についての考察

88%と英検®所持率が高いのはなぜ?

2020年の大学入試で英検®を英語のテストに置き換えることができるようになります。すでに導入している大学も数多くあります。そんな中、大学への進学実績を出すにあたり、中高一貫校が英検®を重視して生徒全員に取らせるように勧めるのはごく自然な流れです。

このパーセンテージは今後さらに増えていくと思います。だからこそ、英検®対策をどのように実施していくのかが学校や塾の課題にもなるのです。

高校1年生と高校2年生は100%所持

中学1年生~高校2年生にかけて学年が上がるごとに英検®を所持する生徒の割合が増加しています。これは大学受験へ向けての意識が高まっている効果でもあります。中高一貫校は中学から大学受験を意識させるので、中学1年生~中学2年生にかけての所持増加率が高いのは学校の取り組みのおかげです。

また、高校1年生と高校2年生が100%であるのは、生徒自身にも大学受験への意識が芽生えているためです。高校生になり受験勉強と向き合う中で、目標の大学へ進学するために大学受験をどう有利に進めるかを考えます。

その際に、
「英検®は持っておいて損はないので取得しておこう!」
「英語の試験の代わりになるかもしれない!」
と思い、みなさん英検®を取得したのでしょう。もう一点要因があるとすれば、中高一貫校は中学から高校に進学できる基準として英検®を設けている学校があることです。

中高一貫校生の半数以上は英検®準2級~3級

準2級の取得率は29.3%という結果でした。次いで3級取得率が24.1%で、全体の半数以上が準2級~3級を取得しています。一方で、準1級取得者は『持っていない』という回答よりも少ない3.4%という結果でした。

では、学年別だとどうでしょうか。

中学1年生は5級、中学2年生は4級が1位ですが、中学3年生~高校1年生は準2級取得者が一番多くなります。高校2年生になると2級取得者が一番多いという結果でした。

英検®所持級についての考察

準2級と2級の難易度の差はとても大きい

このデータのパーセンテージは集計した生徒の学年の割合によって変動する可能性があります。しかしながら、おそらく学年ごとの割合を同じにしても、順位はそこまで変動しないでしょう。その理由として英検®の難易度が挙げられます。

世間一般でよく言われているのは、3級と準2級の難易度の差に比べ、準2級と2級の間には恐ろしいほどの難易度差があるということです。単語の増加数も約2倍違いますが、数よりも単語自体の難易度が大きく影響しているのでしょう。2級では覚えにくい単語が増えていきます。

それに加えて、“リスニング(聞く)”に大きな変化があります。準2級までは英文を2回読んでくれていたものが、2級からは1回になってしまうのです。これにより、一回で全てを聞き取る集中力が必要となるので難易度が跳ね上がります。このような難易度差という要因から、今回のようなパーセンテージになったと思われます。ちなみに2級から準1級、さらには準1級から1級にかけても難易度の差はより大きくなります。

英検®協会が提示しているように高校卒業レベルは英検®2級です。大学受験で目に見えて有効になるのも2級からです。よって、英検®を指導していく際には2級をいかに指導していくかが重要なポイントになります。

課題は高校1年生で2級を取得すること

上のデータで最も重要なことは、高校1年生で大学受験を見据えて英検®を取るのが当たり前だということです。この「英検®を取り始めるのが当たり前の学年」は2020年の大学入試改革を境にさらに下がっていきます。だからこそ、今後英検®は大学受験勉強の中でより重要なものになっていくでしょう。

しかし、課題はそこではなく高校1年生の英検®2級取得率です。英検®が重要視され、上位の大学を目指す生徒ほど2級は高校2年生ではなく高校1年生で取得、さらには中学3年生で取得と、取得するべきタイミングが下がってきます。現状からは、高校1年生に2級を取得できる英語力が身につけられていないことがわかります。また、中学3年生の準2級取得率を見ると少ないわけではありません。つまり、課題は準2級~5級ではなく2級なのです。
今後は、高校1年生で2級を取らせることが学校や塾の重要なポイントとなってくると思います。

 

次回は、中高一貫校生はリスニング、リーディング、スピーキング、ヒアリングどの分野が得意・苦手?についての情報をお伝え致します。

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2018年04月16日