「中高一貫校をやめて高校受験」の前に考えておきたい3つのこと
「中高一貫校をやめて高校受験をしたい…」と1人で悩んでいませんか?
しかし、衝動的な選択をすると、将来に後悔する可能性もあり、慎重に判断することが大切です。
やめたい原因によっては、中高一貫校をやめずに、現状をより良くしていくことも可能です。改善する具体的な方法を4ステップで解説します。
中高一貫校専門 個別指導塾WAYSでは、これまでのたくさんの中高一貫校生の成績アップを実現してきました。
勉強や成績のことが原因で「中高一貫校をやめて高校受験をしたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
このページの目次
中高一貫校をやめて高校受験をした方が良いケースもあります
今回の記事では、主に中高一貫校をやめずに現状を改善する方法をお伝えします。
しかし、場合によっては高一貫校をやめて高校受験をした方が良いケースがあります。
- サッカーが強い高校を受験したい
- 希望する大学に進学しやすい高校を受験したい
- 長期間悩んだがどうしても学校の雰囲気・校風が合わない
- 現状を改善するためさまざまな努力をしたが変わらない
このように、きちんと考えた上で「中高一貫校をやめた方が、自分にとってよい将来につながる可能性が高い」と判断した場合は、中高一貫校をやめて高校受験をした方がよいでしょう。
つまり、「絶対に中高一貫校に通い続けなくてはいけない」ということはないのです。
ただし、「本当は中高一貫校をやめたくない」「原因を解決して中高一貫校に通い続けたい」などと思っている場合は、これから解説する内容が参考になるかと思います。
「中高一貫校をやめて高校受験」の前に考えておきたいこと
あなたは今、「中高一貫校をやめて高校受験をしたい」ということで、頭がいっぱいかもしれません。
ですが、あなたが将来、自分の選択を後悔しないために、実際に行動に移す前に改めて考えてほしいことがあります。
➀高校受験の難しさを知っていますか?
あなたは今、中高一貫校をやめて高校受験をしたいと強く思っているかもしれませんが、高校受験は簡単に突破できるものではありません。
中高一貫校は中学受験を突破した人しか入学できず、授業も一般的な公立校と比べると難しい傾向があります。
そのため、「少し勉強すれば高校受験も突破できるかも」と思うかもしれません。
しかし、高校受験では中学校3年間の勉強内容が問われるため、しっかりと受験勉強に取り組まなければならないのです。
特に、今、中高一貫校の勉強についていけていない状態であれば、基礎から勉強し直す必要があるでしょう。
②「極端な考え」になっていませんか?
悩みや不安が大きくなると、1つの考え方しかできなくなり悩みや不安の本質が見えなくなることがあります。
そして、考えが極端になっていることがあるのです。
- あなたが中高一貫校をやめたい理由・原因はどこにあるのでしょうか?
- その理由・原因は中高一貫校をやめることでしか解決できないのでしょうか?
今はつらい気持ちが大きくなっているため、こういったことを考えるのは難しいかもしれません。
しかし、よく考えずに衝動的に決断すると将来後悔する可能性が高まります。
そのため、気持ちが落ち着いたタイミングを見つけて、自分と向き合う時間をとってみてください。
③高校受験後のことは考えていますか?
中高一貫校をやめることばかりを考えていると、「中高一貫校をやめること」がゴールになり、その先のことを考えられていない場合があります。
しかし、実際に中高一貫校をやめた後もあなたの人生は続いていくのです。
もちろん、つらい場所から一刻も早く逃げることが必要な時もあります。
しかし、何も考えないままに中高一貫校をやめると、将来「あの時、中高一貫校をやめていなければ…」と思うことになるかもしれません。
また、中高一貫校をやめたからといって勉強をしなくてよくなるわけでもなく、高校受験を突破するためには勉強しなければならないのです。
そういったことを含めて、高校受験後の自分の進路や人生について考えておきましょう。
中高一貫校生が知っておきたい高校受験の難しさ・厳しさ
さきほども少し触れましたが、高校受験は簡単ではありません。
具体的にどんなことが難しく厳しいのかを知り、乗り越えられるかどうかを事前に考えておきましょう。
➀内申点と試験で合否が判断される
中高一貫校の内部進学では、中学校で一定の成績をとれていれば高校に進学できます。
しかし、高校受験では、内申点と試験の結果で合否が判断されるのです。
内申点とは、学校の定期テストの点数や授業態度、課題や宿題の提出状況などを点数化したもの。つまり、今通っている学校の成績が高校受験にも影響するのです。
また高校受験の試験では、中学3年間の学習内容から問題が出題されるため、定期テスト対策のような短期間の勉強では太刀打ちできません。
高校受験を突破するためには、少なくとも1年間程度の勉強が必要だと考えておきましょう。
②不合格でも中高一貫校に戻れない
外部受験を希望する場合、受験が上手くいかなかったからといって、中高一貫校に戻れるというわけではありません。
多くの場合、外部受験を希望した時点で、内部進学ができなくなるのです。
そのため、万が一、第一志望校が不合格だった場合は、第二志望校に進学することになります。
さらに、第二志望校も不合格となると、比較的試験が簡単な定時制高校や通信制高校などが進学先となるのです。
つまり、外部受験をするからといって、必ずしも希望している学校に進学できるわけではないのです。
そして、希望する進路に進めないからといって中高一貫校に戻れるわけでもない、ということを覚えておきましょう。
③学校からのサポートは受けられないことが多い
中高一貫校のカリキュラムは、生徒が外部受験をすることを前提としていないため、学校から高校受験のサポートは受けられないことが多いです。
例えば、学校の授業内で高校受験対策が行われることはないため、独学、もしくは塾などに通って受験勉強をする必要があります。
ほかにも、高校受験関連の情報を学校から得ることは難しいため、自分で情報収集を行わなければなりません。
また、受験の際に提出する書類についても、自分で書類を取り寄せたり、学校に作成を依頼したりするなどの手間がかかります。
中高一貫校をやめずに現状を改善するための4ステップ
何らかのつらさから中高一貫校をやめて高校受験をしたいと考えてる場合、中高一貫校をやめなくても現状を改善できることがあります。
勉強・人間関係・校風・学校の雰囲気など、さまざまな悩みに使える方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
➀中高一貫校をやめたい理由を明確にする
中高一貫校をやめて高校受験をしたいと考えているあなたは、中高一貫校に通うことに関して何らかのつらさを感じているのだと思います。
そして、そのつらさや悩みについて考え過ぎるあまり、「中高一貫校をやめて高校受験をする」という極端な考えになっているのかもしれません。
極端な選択をして後悔しないためには、まずは自分が中高一貫校をやめたいと思っている理由を明確にすることが大切です。
理由が明確になれば解決策が見つけることができ、「中高一貫校をやめて高校受験をすること以外の方法」が見つかるかもしれません。
まずは、次のようなことをノートに書き出してみてください。
- 今の自分の気持ち
- 学校に対して思っていること
- 中高一貫校に通うことがイヤだと思った場面
自分の気持ちや考えを言葉にすると、自分が今何を感じどんなことを考えているのかを、冷静に把握することができます。
②理由を改善する方法がないかを考える
中高一貫校をやめたいと思う理由が明確になったら、理由を改善するための方法を考えてみましょう。
例えば、次のように考えることができます。
学校の授業についていけず、遅れを取り戻せる気がしないから学校をやめたい
→遅れを取り戻すことができたら学校をやめなくても良いかも
→1年生の範囲から勉強をし直してみよう
学校の人間関係が嫌で、学校をやめたい
→今関わっている友達とは別の友達ができたら学校が楽しくなるかも
→今まで話したことがないクラスメイトに声をかけてみよう
このように考えていくと、「中高一貫校をやめて高校受験をすること以外の方法」が見えてくるはずです。
③親・学校の先生に頼る
自分で解決策を考えても良い案が思いつかない、解決策は見つかったけど1人では実践できそうにない、などの場合は、周りの大人を頼ることが大切です。
たとえば、親や学校の先生が最も身近で頼りやすいでしょう。
親や学校の先生は、あなたの悩みを聞いてくれることはもちろん、一緒に解決策を考えてくれるはずです。
また、親や学校の先生は、あなたが思いつかない解決策を教えてくれることがあるため、1人で考えるよりも解決策が見つかりやすくなります。
中には、「親は自分の話を聞いてくれない」「学校の先生に相談するのは怖い」といった人もいるかもしれません。
そういった人は、公的機関やNPO団体などが行っている無料電話相談や相談チャットなどを利用することもオススメです。
以下、公的機関やNPO団体が運営している無料相談窓口、相談窓口を紹介してもらえるサービスです。
- あなたはひとりじゃない(あなたに合った相談先を見つけられます)
- チャイルドライン(電話やチャットで相談ができます)
- あなたのいばしょチャット相談(チャットで相談ができます)
「誰かに悩みを聞いてもらいたいけど、周りに話せる人がいない」という人は、ぜひ活用してみてください。
④勉強の悩みであれば塾・家庭教師などを利用する
勉強に関する悩みから中高一貫校をやめて高校受験をしたいと考えている場合は、親や学校の先生だけでは、良い解決策が見つからないことがあります。
そんな時は、学習指導のプロである塾や家庭教師などを利用することがおすすめです。
あなたの勉強の悩みに基づいて、どうすれば今の状況を改善できるかを一緒に考えてもらえます。
また、解決策を実践する際にも、不安や心配事を相談できたり、勉強の進捗を管理してもらえたりするのです。
「学校の授業についていけない」「成績を上げられる気がしない」などの悩みから高校受験を考えている人は、ぜひ一度塾や家庭教師の利用を検討してみてください。
中高一貫校専門個別指導塾WAYSは、中高一貫校生に特化した指導を行っています。
あなたの悩みや苦手に合わせて学習計画を立て指導を行っています。
また、それぞれの中高一貫校の特徴に合わせた指導や定期テスト対策を行っています。
WAYSが少しでも気になりましたら、親御さんと相談した上で、無料学習相談にお越しください。
「やめたい理由を整理して改善」が自分だけでは難しそうなら誰かを頼る
あなたは今、中高一貫校に通うことがつらく、中高一貫校をやめて高校受験をすることしか考えられないかもしれません。
しかし、将来「この決断をして良かった」と思える決断をするためには、一度立ち止まって慎重に検討することが大切です。
もし成績の悪さが原因であれば、中高一貫校専門 個別指導塾WAYSも力になるとができます。
中高一貫校での勉強の悩みを解決するためのサポートを行っており、92.9%の生徒が成績アップを実現しています。
学年300位▶ 4位
5科目赤点▶ 赤点ゼロ
英語 30点▶ 90点
あなたも、WAYSで勉強の悩みや不安を解決しませんか?
少しでもWAYSが気になりましたら、親御さんと相談した上で、無料学習相談にお越しください。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
コラム2024年4月23日中高一貫校の数学についていけない原因と苦手克服法3選! コラム2024年4月16日中高一貫校生でも塾が必要なケースがある!4つの判断基準を解説 コラム2024年4月9日「中高一貫校をやめて高校受験」の前に考えておきたい3つのこと コラム2024年4月5日中高一貫校生が大学受験を見据えて中学生のうちにやっておくべきこと5選