大学受験は病むほどつらい?その理由とメンタルケアについてご紹介
「受験ノイローゼ」「受験うつ」
このような言葉があることから、大学受験をつらく感じられる方も中にはいらっしゃるでしょう。
精神的に病むほど大学受験がつらいのは、なぜでしょうか?
それは、さまざまな要因が関係しています。
そこでこの記事では、大学受験が病むほどつらい理由とメンタルケア方法についてご紹介します。
「大学受験の勉強がしんどい」
「頑張っているのに、成績が上がらなくて病みそう」
このような方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験が病むほどつらい理由
大学受験が病むほどつらいのは、次のようなことが複合的に関わっているためです。
自分自身のつらさと向き合うためにも、その理由を考えてみましょう。
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常に孤独を感じる
受験勉強は孤独との戦いです。
学校に仲のよい友達はいても「志望校が違い模試ではA判定が出ている」「推薦ですでに進学先が決まっている」「進学しない」など、自分と境遇が異なると、孤独を感じやすくなります。
今までは、これほどまでに自分自身と向き合うことはなかった方もいるでしょう。
そのような場合、孤独に対する耐性が身に付いていないことも考えられます。
成績が思うように上がらない
頑張っているにもかかわらずなかなか成績が伸びないと、精神的にも追い詰められることがあります。
最初は順調に伸びる成績も、途中からスランプに陥って伸び悩むことがあります。
もちろん最初でつまずいてしまい、最初から伸び悩むパターンもあります。
ライバルにどんどんおいていかれてしまうような気持ちになり、情けなさや焦り、恐怖を感じてしまうのです。
スケジュールどおりに勉強が進まない
せっかくスケジュールを立てたのだから、そのとおりに進めたいものです。
しかし思うとおりに進まないと、うまくできない自分にイライラしたり、試験日までに間に合わないのではと焦りを感じたりします。
スケジュールが滞りがちなときは、少し厳しくスケジュールを立てすぎてしまっているのかもしれません。
スケジュールの見直しを考えてみましょう。
周囲のプレッシャーがきつい
親や学校など、身近な人からのプレッシャーを感じることで、病んでしまうこともあります。
とくに成績がよい受験生や、親御さんが高学歴の受験生は、プレッシャーを感じやすいでしょう。
イライラしたり、不機嫌になったり、場合によってはプレッシャーをかけてきたりする相手に敵意を抱いてしまう可能性もあります。
他人と比較して自分が劣っていると感じる
「そんなに頑張っているように見えないあの人が、なぜか自分よりも好成績をとっている」などと考えてしまうこともあるかもしれません。
比較しても仕方がないことは分かりつつ、なぜ自分はできないのだろうと、攻めてしまうこともあるでしょう。
大学受験で病むのはおかしいことではない
このように、多くの負担がのしかかる大学受験が病むほどつらいのは、少しもおかしなことではありません。
まわりのライバルたちは、自分よりも勉強できそうに見えるかもしれませんが、実はあなたと同じように、不安を抱きながら勉強しています。
受験生の多くが、受験勉強をつらく感じるのは、大人と比べストレスに対しまだ耐性ができていないためです。
決しておかしなことではありません。
ただし次のような症状が何週間も続くときは、受験うつの可能性があります。
無理に勉強せず、まずはご家族や学校の先生などに相談してみましょう。
- 食事ものどを通らない、逆に食べ過ぎてしまう
- 眠れない
- 死にたいと感じる
大学受験で病みそうなときのメンタルケア
残念ながら、大学受験の病むほどのつらさは、受験が終わるまで完全に取り除くことはできないでしょう。
だからこそ、少しでも緩和させて上手に付き合っていく方法を考える必要があります。
オンオフでメリハリをつける
オンとオフ、メリハリをつけて、遊ぶときには思いきり楽しみましょう。
毎日勉強ばかりでは、ストレスはなかなか解消できません。
いつもより少し早めに起きて勉強を済ませ、残りの時間は友達と出かけるのもよいでしょう。
何か楽しみがあれば、勉強を早く終わらせようとするため、いつもよりもはかどるかもしれません。
受験のことを話せる仲間を見つける
学校や塾の中に同じ志望校の人はいませんか?
同じ境遇の仲間を見つけることで、気持ちが楽になることもあります。
学校や塾で見つけられなければ、SNSで受験勉強を頑張っている人を探してみてもよいでしょう。
直接メッセージを送らなくても、「その人も頑張っているから私も頑張ろう」と思えます。
大学入学後にやりたいことを考える
志望校合格後は、何をしたいですか?
受験勉強のために我慢している趣味でもよいですし、入学後のキャンパスライフの楽しみを想像するのもよいでしょう。
明るい未来が待っていることを想像できると、モチベーションも上がりやすくなります。
短時間でストレス発散できることを見つける
短時間でストレス発散できることを見つけましょう。
30分程度の犬の散歩や勉強の休憩時間に好きなアーティストの音楽を聴くのがおすすめです。
サイクリングや軽いランニングといった有酸素運動もストレスをやわらげてくれます。
適度に体を動かすことで、体も心もリラックスし、マイナスの感情が薄れるのを感じられるでしょう。
睡眠をとる
身体が疲れていると、マイナスなことを考えがちです。
睡眠を十分にとって、身体を休めましょう。
また、十分な睡眠がとれたら、朝日を浴びるのもおすすめです。
日の光を浴びることで、「セロトニン」が分泌され、精神の安定につながります。
逆に体内のセロトニンが不足すると、イライラしたり、疲れを感じやすくなったりします。
規則正しい生活、規則正しい食事を心掛けましょう。
信頼できる人に話を聞いてもらう
ご家族や先生、塾の講師など信頼できる人に話を聞いてもらうのもおすすめです。
実際に誰かに自分の悩みを聞いてもらうことで「カタルシス効果」が期待できます。
カタルシス効果とは、マイナスな感情を誰かに聞いてもらうことで気持ちが楽になり、安心感が得られる効果のこと。
解決案を出してもらわなくても「話す」だけで、精神的に楽になることが多いです。
また孤独を感じている人は、話をすることで相手と一体感が得られ、孤独から抜け出すこともできるでしょう。
まとめ
大学受験は、さまざまな要因から、病むほどつらく感じてしまうことがあります。
ひどければうつ病になる心配もあり、そうなれば受験勉強どころではなくなってしまいます。
大学受験が病むほどつらいと感じるのは、あなたが一生懸命頑張っているからこそです。
完全につらさをなくすことはできませんが、ご紹介したメンタルケアの中から、少しでも自分に合った方法を見つけ、うまく付き合っていきましょう。
投稿者プロフィール
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