高一高二での勉強習慣が合格大学を決める
高校では各科目がより専門的となり、中学に比べて内容も大幅に増加し、授業がハイスピードで行われます。
高校での授業理解度は50%を下回ると言われています。難易度の増加に伴い、授業理解や知識習得のための予習復習の必要な勉強時間が増加しますそのため、中学で通用した試験直前の勉強では到底太刀打ちできなくなっています。
中学のとき以上に日々の勉強習慣が大切となります。学校の授業以外での勉強時間が成績を上げる鍵となるのです。
高一高二の勉強時間で大学が決まる。
大学受験では高校1、2年生での勉強時間が志望校を決定する重要な要因となります。
これは都立高校入試における内申点のようなもので、高校1、2年生での日々の勉強時間の蓄積で現役合格可能な大学が絞られていきます。一般的に言われている高1~2の学校の授業以外での1日の平均勉強時間の大まかな目安を下の表に示します。
高校の授業についていく(ほぼ平均値) 0.5~1時間
難関私立大学合格者 3時間
東京大学合格者 5時間
もし、普段の勉強時間0の生徒が高三から受験勉強を始める場合、難関私大を狙う生徒は高1高2の2年間の蓄積である一日6時間分(3時間+3時間)の勉強をし直し、更に難関私立大学に合格する高3と同程度の勉強時間を作らなければなりません。それも勉強習慣のない生徒がいきなり6時間+αも自習ができるのでしょうか。高3で巻き返すとしても、普段からの勉強習慣がないとかなり困難と言えます。
高校受験での内申点→大学受験での勉強習慣
高校受験は内申点によって高校が決まる
都立高校受験では志望校を決めるときに中3までの内申点を参考にします。都立入試の配点に内申点が入っているからです。それに加えて、内申点によって学力の予想がある程度できるからです。模試においても、内申点によって合格判定が変わってきます。
都立受験では1人1校しか受けられないため、志望校の選択も重要です。志望校の選択においても内申点を用いることが多いです。
大学受験は勉強習慣によって大学が決まる
大学の一般入試では、内申点等の加算はありません。内申点が高いからといって一般入試で有利になることはありません。多くの私立大学は本番一発勝負です。内申点等の過去の蓄積を試験で問われないため、多くの受験生が私立大学を受験します。難関私大になるとその合格倍率は10倍近くにもなります。このような高倍率な試験をどういう人が合格しているのか考えます。
そこで、さきほどの高1高2の1日の勉強時間を思い出してください。難関私大合格者は高1、高2の段階で1日約3時間の勉強をしています。試験一発勝負なので一見高3から勉強始めた受験生でも受かりそうな印象を与えますが、見えない所で高1、高2の勉強習慣というフィルターが働いているのです。
大各受験では高1、高2のうちの勉強の習慣化と蓄積が大切です。高校の定期試験などを利用して着実に学力を上げていきましょう。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
内部進学2024年10月20日【関西大学第一中学・高校の保護者の方必見】内部進学の実態や進学実績を解説 - 一貫教育コンパス2024年10月19日“正解”がないからこそ!保護者へのアンケートから分かる、 中高一貫校生の夏休みを有意義に過ごす方法
- 一貫教育コンパス2024年10月19日中高一貫校出身の海外留学経験者による匿名座談会!~私の留学はこうでした~
学校紹介2024年10月19日【森村学園中等部・高等部の保護者の方必見】定期テストの傾向や内部進学について解説