中高一貫校生に必要な勉強時間は1日90分!勉強時間を増やすポイントについても解説
「せっかく中高一貫校へ入学したのに、燃え尽き症候群になって勉強しなくなった」
「定期テストで思ったより成績が悪かった。他の子たちはどのくらい勉強している?」
「家で集中して勉強できていないし、学校の授業についていけているか不安」
このように悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。
実際、中高一貫校へ入学した生徒の中には入学することがゴールになり、そのあと中だるみしてしまう生徒も少なくありません。
授業スピードについていけない、成績は下から数えたほうが早いといった事態を避けるためにも、日々の勉強時間を確保することが大切です。
中高一貫専門塾WAYSは500校以上の中高一貫校生を指導。
多くの生徒を見てきた視点から、1日に必要な勉強時間のほか、効率の良い学習法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校生の勉強時間は1日平均90分
中高一貫校へ通う中学生が1日どのくらいの勉強量を確保しているか見ていきましょう。
ベネッセがおこなった調査では、中高一貫校へ通う中学3年秋時点で、成績上位者と成績下位者で1.5時間を起点に大きく差が開いていることがわかっています。
引用元:Benesse|成績上位者は、毎日1.5時間以上勉強している。
また、令和5年度全国学力・学習状況調査の結果によると、全国の中学3年生の勉強時間は以下の通りです。
【平日1日あたりの勉強時間】
【休日1日あたりの勉強時間】
中高一貫校に限らず、全体の勉強時間の平均とそこまでの差はないことがわかります。
周りの生徒と差をつけられないようにするには、1日90分の勉強時間を確保するのは必須といえるでしょう。
中高一貫校生に入ると勉強時間が少なくなる理由
中高一貫校に入学すると、目標だった学校へ合格できた安心感と解放感から、中だるみしてしまう可能性があります。
中高一貫生が中学へ進学したあと、勉強時間が少なくなってしまう理由を3つ解説しますので、当てはまっていないかチェックしながら読み進めてください。
今まで受験を頑張ってきたため、開放感に溢れている
中学受験を経験したお子さんのなかには、勉強に疲れてしまい、モチベーションがなくなってしまうケースが挙げられます。
「目標だった中高一貫校へ入学する」がゴールになり達成できたため、自ら勉強へ向き合えないお子さんは一定数いるのです。
モチベーションが下がってしまったお子さんが家で勉強するのは難しく、親や先生が強く伝えても聞く耳をもってくれないでしょう。
自分のやりたいこと・スマホ時間が増える
12〜16歳までは自我の成長のため、いろいろ試行錯誤していく期間です。
ゲームや映画などの新たな趣味ができたり、友達と遊ぶことに夢中になったりして、勉強に身が入らなくなってしまいます。
加えて、SNSの発展によりスマホの利用時間を自分でコントロールできない生徒もいて、学習の弊害になっているケースは多いです。
勉強に遅れても巻き返せると思っている
小学校の頃から勉強に励み、目標の中高一貫校へ合格できた成功体験があるため「本気を出せば巻き返せる」と思っているパターンです。
本人は「少しだけ遅れても大丈夫だろう」と深刻に思っていないかもしれませんが、中高一貫校は大学受験を見据えた授業のため、公立校と比べて約1.2の速さで進んでいきます。
復習をせずになんとなく授業を受けるだけでは定期テストで酷い成績をとってしまい、成績は下から数えたほうが早いといった事態に陥ってしまうのです。
中高一貫校生が勉強時間が足りない場合に起こる悲劇
勉強時間が足りないと、定期テストの成績が悪くなるほか、基礎力が身につかず大学受験ギリギリになって慌ててしまいます。
こちらでは、勉強時間が足りない場合に起こる事態を2つ紹介します。
高校1年生の模試の結果で絶望する
中学校時代に勉強しなかった生徒と、コツコツ勉強してきた生徒は、中学3年間分の差がついています。
その結果、高校1年の模試で志望大学がすべて「E判定」になりショックを受けてしまう可能性があるのです。
せっかく中高一貫校の進学校へ通っているのに志望大学がE判定だと、勉強に対するモチベーションと自己肯定感が落ち、余計に勉強から逃げてしまうでしょう。
志望している大学に合格できない
勉強しないと基礎が身につかず、成績も低迷してしまいます。
授業についていくことも困難になり、赤点ばかり取ってしまう可能性もあるでしょう。
志望していた大学にも合格できなくなってしまいます。
大学受験直前になって「もっと勉強しておけばよかった」「本当は第一志望の大学へ入学したかった」と後悔しても、残念ながら時間は取り戻せないのです。
中高一貫校生こそ中学1年から勉強時間を確保して、効率よい学習スケジュールを立てる必要があります。
中高一貫校生が勉強時間を増やす4つの方法
勉強習慣が身についていない生徒に対し「勉強時間を増やして」と言っても、うまくいかない場合がほとんどです。
一方で、無理して時間を確保して睡眠を削ったり、やみくもに勉強をしても成績アップは見込めません。
こちらでは中高一貫校生が勉強時間を増やし、スピードが速い授業内容へついてく方法を解説します。
手っ取り早いのは「塾に通わせる」
結論、手っ取り早いのは塾に通わせて強制的に勉強時間を確保することです。
塾での勉強時間に加えて、学習習慣も身につくので、自宅学習の時間も増えるでしょう。
学校の授業へついていけず成績が低迷している生徒のなかには、わからないところから振り返り指導してくれる塾へ頼るのが一般的です。
さらに、中学時代に定期テストで平均点以下しかとれていない場合、内部進学や指定校推薦を狙うのが困難になってしまうため、早めの対策が必要です。
「定期テストが平均点以下だった」「付属大学や系列大学に内部進学したいけど、今の状況だと危うい」といった場合は、早急に検討することをおすすめします。
5分だけでいいから学習習慣を身につける
勉強のモチベーションがない生徒にいきなり1時間、2時間と勉強させるのは難しいです。
そのような生徒は、まず5分からでも机に向かって勉強する習慣をつけましょう。
例えば、5分間で授業のノートを見返したり、その日の授業の教科書範囲を読み返したりするだけでOKです。
習った範囲をサラッと読み返すだけなら勉強を始めるハードルが下がり、やる気に左右されず継続しやすくなります。
通学のスキマ時間を活用して復習する
電車やバスの移動中のスキマ時間をつかって授業の振り返りをするのは、復習に効果的です。
スキマ時間でおすすめの勉強法は単語や熟語など暗記系です
とはいえ、移動時間はSNSやコミュニケーションツールを見ている生徒がほとんどでしょう。
そのような場合は「今日の授業のノートを3ページだけ見てSNSを見る」「英単語10個だけサラッと見る」と決めるだけでよいので、学校で習った内容を見返して思い出す時間をつくってみてください。
通学のためのバスや電車のなか、お風呂から上がって寝るまでの時間、登校時に友達を待っている間の10分間など、生活を振り返ってスキマ時間を見つけてみましょう。
早起きして朝の時間を勉強に充てる
ゲームやスマホに気を取られて勉強に集中できない生徒さんは、起きる時間を固定して、朝に前日の復習をしたり、その日の授業の予習をするとよいです。
朝、目が覚めてからの3時間は「脳のゴールデンタイム」と言われていて、夜の作業効率と比べるとなんと約8倍上がるといったデータがあるほどです。
南オーストラリア大学のドルー・ドーソン博士の研究では、朝15分でできる仕事が昼には30分、夜には2時間かかるといわれています。
「学校に行くまでの〇時までに勉強を済ませないといけない」といった締め切り効果は緊張感を高め、短時間で集中できます。
夕方以降はダラダラして集中が続かない生徒は、勉強時間を朝へ変えてみましょう。
本当に大事なのは勉強時間ではなく演習量
「時間」は客観的な指標として測りやすい一方、重要なのは時間ではなく「量」です。
中高一貫専門塾WAYSでも勉強時間にはフォーカスせず、教材を3周演習することを重視しています。
勉強時間を増やしても質がよくないと、成績アップは難しく、せっかく時間をかけたのに成果がでないと勉強に対するモチベーションも下がってしまうからです。
具体的には、テストの出題傾向から周回すべき教材の範囲を決めていきます。
一冊の問題集を解くのは、知識が定着して対応力が上がるため効率的です。
また、問題を解くスピードも上がるので、テストの際「時間が足りない」といった事態に陥らず、何度も繰り返すと忘れにくくなります。
次の定期テストまでに学校教材を3周するよう指導すれば、やるべきことがシンプルで着実に取り組めるため定期テストの点数が取れるようになるのです。
なお、WAYSは生徒の学習スケジュールや進み具合は専用アプリで管理し、講師・生徒・親が共有できるため、どのくらい進めているか一目でわかるようになっています。
中高一貫専門塾WAYSで効率的な勉強法を身につけよう
勉強時間を確保しているのに成績が悪いのは、正しい勉強法を知らない可能性が高いです。
小学生のときは塾講師が学習を管理してくれていたでしょう。
しかし、中学校へ進学した途端、自分で計画を立てて勉強するやり方がわからないため成績がアップしない……といった生徒は一定数いらっしゃるのです。
基礎固めをおこなう中学生の時期に遅れをとりたくないなら塾の活用、特に中高一貫校生なら専門塾に通うことをおすすめします。
WAYSでは、教えるよりも「生徒自ら勉強する」に重きをおいて指導し、1コマ2時間という一般的な学習塾よりも長い時間を確保し、一人ひとりに合った学習スケジュールを立てています。
WAYSが指導してきたなかには成績を跳ね上げた生徒が多数!
まずは資料請求してWAYSの実績や指導料金、指導システムをご覧ください。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
定期テスト2024年10月29日テスト前日・当日の勉強のコツを解説!1点でも点数を上げるために必要な3つの視点 コラム2024年10月28日中高一貫校生に合った個別指導塾の7つの条件|塾選びの決め手を徹底解説! 大学受験2024年10月26日塾と予備校の違いは? 中高一貫校生にあった大学受験のための塾選びを解説 大学受験2024年10月26日大学受験を控える高校生に冬期講習は必要? 判断のポイントを中高一貫専門塾が解説