新教科「英コミュ(英語コミュニケーション)」の正しい勉強法

ENGLISH
「英コミュ(英語コミュニケーション)」は、2022年から高校の授業に導入された、新しい英語科目です。

中学と比べ、難易度の高い語彙や長文に苦戦している人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、定期テストや大学受験にも役立つ英コミュの勉強法をご紹介します。

「英コミュが難しくてついていけない」
「英コミュの勉強をしたいけれど、どうすればよいの?」

といった悩みを持つ方はぜひ参考にしてください。

高校英語の「英コミュ(英語コミュニケーション)」とは?

2022年度より学習指導要領が改訂され、高校英語の科目が見直されました。

【高校英語の科目構成】

旧課程の科目 新課程の科目
・コミュニケーション英語基礎
・コミュニケーション英語I(必修)
・コミュニケーション英語II
・コミュニケーション英語III
・英語表現I
・英語表現II
・英語会話
・コミュニケーション英語I(必修)
・コミュニケーション英語II
・コミュニケーション英語III
・論理・表現I
・論理・表現II
・論理・表現III

これまで英語では「書く」「聞く」「話す」「読む」の4技能が重視されていました。
新たな学習指導要領では4技能のうち「話す」を新たに「話す(やり取り)」「話す(発表)」の2つに分け「4技能5領域」に力を入れることが示されています。

英コミュは、この5領域をバランスよく学ぶ科目です。

「英コミュ」の効果的な勉強法は「音読」

英コミュの効果的な勉強法は「音読」です。

音読をベースに、基礎力を身に付けましょう。

英コミュで出題される問題は、単語の意味・空欄穴埋め・並び替え・要約などです。
これらを満遍なくできるようにするためには、教科書を音読して内容を暗記することが最善策です。

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「英コミュ」を音読するメリット

覚えるなら「わざわざ音読しなくても、黙読でよいのでは?」と思うかもしれません。

しかし黙読では、視覚からしか情報が脳に入ってきません。
音読は「読む」「聞く」「見る」の3つの感覚で脳にアプローチでき、その分記憶に残りやすくなるのです。

さらに音読には、多くのメリットがあります。

文法や単語を覚えられる

教科書の音読をする際には、単にダラダラと読むのでは知識として定着しません。
単語や文章の意味を考えながら音読することで、初めて効果が表れます。

声に出すことで、文法や英単語の「スペル」「意味」「読み方」が一塊に脳内に記録され、効率的な暗記が可能です。

これまで高校で学ぶ語彙数は1,800語だったものが、新しい学習指導要領では1,800~2,500語と、使用する教科書によっては大幅に増加することも考えられます。
正しい音読で、効率的に語彙力をアップさせましょう。

リスニングの力が身に付く

正しい発音で音読することで、リスニングの力が付きます。
何度も繰り返し読むことですらすら読めるようになり、同時にリスニング力も鍛えられるのです。

リスニングのテストがある場合でも、聞き慣れているため焦ることなく取り組めるでしょう。

英語の発音が身に付く

後程詳しく解説しますが、英コミュの音読をする際、自分で読む前にネイティブスピーカーの音声を聞きましょう。

音声をまねることで単語一つひとつの発音が身に付くだけでなく、文章になった際の流れるような読み方もできるようになるため、より実践的な練習になります。

英語を和訳せずに理解できるようになる

英文と日本語の文章は、主語・述語などの並びが異なります。
そのため、日本語訳しながら黙読をする場合、単語を行ったり来たりしながら訳している人が多いのではないでしょうか?

しかし、音読しながら意味を理解しようとすると、文章の流れそのままに意味を考えなければなりません。
慣れてくると、わざわざ和訳をしなくても内容が理解できるようになります。

英作文が書けるようになる

多くの英文を読むことで、さまざまな例文が頭に蓄積されます。

その結果、英作文を書く際にも例文が頭に浮かび、正しく書けるようになるでしょう。
大学受験で、英作文が出題されても、抵抗なく取り組めます。

【英コミュの勉強法】正しい音読の手順

音読は、ただ流し読みしただけでは意味がありません。
身になる音読をするためには、準備が必要です。

次にご紹介する流れで勉強しましょう。

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分からない単語や文法を調べ英文を和訳する

効果的な音読をするためには、英単語や英文の意味を理解していなければなりません。
音読する前に一度英文に目を通し、分からない単語の意味を調べ、英文を和訳してみましょう。

正しい和訳が分からなければ、先生や塾の講師に確認してください。
英コミュの授業の予習として、これらの作業をするのもおすすめです。

ネイティブの音声を聞く

音読の前に、ネイティブの音声で正しい発音を学びましょう。

英コミュの教科書の中には、QRコードが掲載されており、読み取ることで本文を聞けるものがあります。
教科書の出版社のサイトから音声データをダウンロードできるケースもあり、どちらの場合でも、インターネット環境があれば自宅で好きなときに音声を聞くことが可能です。

教科書を見ただけでは、単語の読み方が分からないこともあります。
新出語の音声を聞けることもあるため、ぜひ活用しましょう。

意味を考えながら音読する

読み方が分かったら、さっそく音読しましょう。

意味を考えながら読んでいきます。
慣れないうちは、ゆっくりでも構いません。

読み方が分からなくなったら、もう一度音声を聞き直しましょう。

無理に早く読もうとせず、意味を考えることを優先させます。
慣れてくると徐々に早く読めるようになるでしょう。

また、「シャドーイング(追い読み)」もおすすめです。

シャドーイングとは音声を聞きながら、同じように後を追って音読することを意味します。
スピードが速く集中して聞かなければならないため難易度も高いですが、その分リスニングの力もぐっと上がります。

まとめ

英コミュの勉強法に音読はぴったりです。
単にダラダラ音読するのではなく、意味を考えながら音読しましょう。

回数に制限はありません。
多く読めば読むほど、力が付きます。
暗唱できるほどになれば定期テストでも高得点を狙えます。

ぜひ毎日音読することを習慣化させてください。

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