高校生で定期テストを受けないとどうなる?問題点と今後の対処法を分かりやすく解説!
定期テストを受けられない場合、今後の進学にどのような影響があるのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
定期テストは評定に大きな影響を与えるため、できるだけ受けるべきです。
しかし、体調不良などで受けたくても受けられないときもあるでしょう。
そこで本記事では、定期テストを受けない場合の影響や、受けられないときの対処法、今後評定を上げていく方法まで解説します。
定期テストを受けられない場合に何をすべきか分からない方はぜひ参考にしてください。
このページの目次
定期テストを受けないとどうなる?大学受験方法ごとに影響は異なるためチェックしておこう
定期テストを受けないことで起こる影響は大学受験方法で異なります。
大学受験の主な方法は、以下の3つです。
- 「一般選抜」
- 「学校推薦型選抜」
- 「総合型選抜」
定期テストの点数は評定に大きく影響する要素です。
評定が影響するかどうかは受験方法によって異なります。
評定の点数が関係する受験方法の場合、定期テストを受けられないことで大きなデメリットになります。
どうしても受けられないと分かった段階で先生に早めに事情を伝え、今後の対応を相談しましょう。
具体的にどのような影響があるのかについて、受験の方法別に解説します。
学校推薦型選抜・総合型選抜の場合:影響が大きい
学校推薦型選抜・総合型選抜の場合は定期テストを受けられないことでの影響が大きくなります。
定期テストの点数は評定をつけるために必須のものだからです。
評定は、定期テストの合計点数と出席人数、授業態度など日常点の2種類の合計で計算されます。
定期テストを受けないとなると、適切に点数がつけられないため、評定は大きく下がってしまいます。
特に学校推薦型選抜の場合は、学校の評定で推薦を得られるかどうかが決まることも多いため、非常に重要です。
総合型選抜の場合は、書類審査以外に面接などがあるため、合否に直結する要素ではありませんが、評定が低いことで不利になることはありえます。
一般選抜の場合:影響が少ない
一般入試の場合、評定が受験の合否に影響することはほぼありません。
そのため、やむをえない場合には、定期テストの日に休むことも選択肢です。
ただし、定期テストをまったく受けずにいると留年する可能性があります。
そのため、定期テストを受けるべきなのは、一般選抜の場合でも変わりません。
一般入試を希望していても、評定が高ければ、受験の選択肢が広がる可能性があります。
そのため、一般受験を検討している場合でも、定期テストはしっかり受けておくことがおすすめです。
定期テストを受けられない場合の対処法
やむをえない理由で定期テストを受けられない場合には、まず学校に相談しましょう。
対応方法は学校によって変わりますが、何らかの方法で対応してもらえるはずです。
ただし、対応方法によっては評定にマイナスの影響が出る可能性があり、救済措置が受けられない可能性もあります。
そのため、できるのであれば定期テストを受けることが望ましいです。
次に、どのような対応が考えられるか基本的なものを紹介します。
追試で対応する
定期テスト、または追試を後から受けさせてもらう方法です。
点数については、定期テストと同じ扱いをされるか、何割か割り引かれるかどちらかで処理されます。
定期テストと同じ扱いをされる場合であれば、定期テスト当日に受けられなかった影響はほぼなくなります。
しかし、点数が割り引かれる場合は、多少なりとも評定は落ちてしまうでしょう。
追試を受けないと0点で処理される可能性があるため、追試を受けられるのであれば、必ず受けましょう。
見込み点で対応される
見込み点とは、これまでのテストの平均点から取れたであろう点数を評定に加える方法です。
実際の計算方法は学校ごとに異なりますが、これまでの平均点に対して、何割か割り引かれてしまいます。
学校にもよりますが、平均点の5割〜7割程度で計算されることが多いでしょう。
実際に定期テストを受けたほうがよい点数が得られる可能性が高いため、見込み点による評定はマイナスの影響が出るかもしれません。
補修課題を提出する
評定が足りておらず、そのままだと留年が確定する場合、補修課題の提出が求められることがあります。
ただし、これは通常ではあまり取られない措置で、学校側の温情で実施されることがほとんどです。
補修課題を提出しない場合は留年してしまう可能性が高いため、指示された場合は期日までに必ず提出しましょう。
救済措置が実施されない学校の場合の対処法
学校によっては、定期テストを受けられなかった場合の救済措置が特にないという可能性もありえます。
その場合、受けられなかった定期テストの点数は0点となり評定が大幅に下がってしまうため、場合によっては未評価とされる可能性もあり得ます。
未評価という評定は、学校の授業態度が悪い場合や定期テストを受けていないと捉えられるため、受験に悪影響を及ぼします。
救済措置が実施されない場合は、今回のテストについては諦めるしかありません。
今後の評価を上げ、評定の遅れを取り返すことを考えましょう。
定期テストが受けられなくて下がってしまった評定を上げるための方法
定期テストが受けられず、評定が下がったのであれば、その後の評定を上げる工夫が大切です。
ここでは、今後評定を上げる方法をお伝えします。
次回以降の定期テストで高得点を目指す
次回以降の定期テストでこれまで以上の点数を取り、マイナス分をカバーする方法です。
ただし、今まで通りのやり方で頑張るだけでは、点数を上げることは難しいでしょう。
そのため、定期テストの点数を上げるために、勉強時間や勉強場所をしっかり確保して、勉強量と質を高める工夫が必要です。
場合によっては塾を活用することも検討しましょう。
平常点を上げる
評定は定期テストだけではなく、平常点も込みでつけられます。
平常点の主な構成要素は以下の通りです。
- 出席日数
- 小テスト
- 提出物の提出
- 授業態度
以上の点を日頃から意識して学校生活を送りましょう。
まとめ
この記事では、定期テストを受けないことでどのような影響があるのか、解説しました。
定期テストは評定に大きな影響を与えるため、受験方法によっては無視できないものになります。
評定が大きく影響する学校推薦型選抜・総合型選抜の場合、定期テストはできるだけ受けることが大切です。
ただし、一般選抜の場合、評定が合否に影響を与えることはほぼありません。
しかし、何らかの理由で定期テストを受けられない場合は、早めに学校に相談しましょう。
早めに相談しておくことで、救済措置が取られ、定期テストを受けられない影響を最小限に抑えられます。
投稿者プロフィール
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