早稲田中学・高校から早稲田大学へ内部進学するには数学と英語の勉強が重要!

早稲田大学への内部進学を目指す高校生

早稲田中学・高校に子どもを通わせている親御さんの中には、「わが子は早稲田大学に内部進学できるのだろうか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

早稲田高校から早稲田大学への内部進学率は2023年度実績で約50%です。

「約半分か…」と思うかもしれませんが、早稲田高校から早稲田大学を受験し、合格した生徒を含めると、約80%に上ります。

多くの生徒が、希望すれば内部進学することが可能。一方で、政治経済学部などの人気学部に進むためには、優秀な成績を収める必要があります。

本記事では早稲田高校から早稲田大学へ内部進学するための基準や、希望する学部に進学するために必要な勉強などを解説します。

わが子を早稲田大学に進学させたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

早稲田大学への内部進学の枠数と進学実績

まずは早稲田中学校・高等学校から早稲田大学へ内部進学できる指定推薦枠の数と実際の進学実績を2024年3月卒業生のデータで見てみましょう。

学部 推薦定員数 推薦入学者数 現役合格者数

(推薦入学者含む)

現役入学者数

(推薦入学者含む)

政治経済 20 20 43 21
13 13 26 13
文化構想 20 20 24 20
教育 20 20 22 20
15 15 19 15
基幹理工 15 15 42 22
創造理工 14 14 22 16
先進理工 16 9 25 17
社会科学 15 15 25 15
人間科学 9 6 7 6
スポーツ科学 6 0 0 0
国際教養 4 1 3 1
合計 167 148 258 166

参照:早稲田中学校・高等学校「早稲田大学への推薦入学制度」

参照:早稲田中学校・高等学校「大学進学状況」

早稲田中学・高等学校の2024年3月卒業生は305名なので、推薦によって早稲田大学に進学する生徒は約50%です。

推薦入学をせずに早稲田大学を受験し、合格した生徒を含めると258名に上るため、合格率は80%以上になります。

真面目に勉強していれば、多くの生徒が早稲田大学に内部進学できることがわかります。

早稲田中学校・高等学校は係属校のため推薦枠が少ない

早稲田中学校・高等学校は早稲田大学の係属校であるため、附属校より推薦枠が少ないです。

ほとんどの学部で推薦枠は定員に達しているため、希望する学部へ進むには校内で高い成績を収めなければなりません。

係属校とは、経営母体となる学校法人が早稲田大学とは異なる提携関係にある学校です。

ちなみに早稲田大学高等学院・高等学院中学部と早稲田大学本庄高等学院は、学校法人早稲田大学が経営しているため、附属校に該当します。

附属校は原則として全員が早稲田大学へ内部進学をするため、早稲田大学高等学院・高等学院中学部の2024年3月卒業生の内部進学率は約91%となっています。

内部進学以外の進学先は難関大や医学部が中心

早稲田中学校・高等学校から早稲田大学へ内部進学しない生徒の進学先を、2024年3月卒業生のデータで見てみましょう。

学校名 進学者数(現役生)
東京大 32
慶応大 13
京都大 10
東京工業大 10
一橋大 5
北海道大 4
千葉大 2
上智大 1
東北大 1
その他 20
合計 98

参照:早稲田中学校・高等学校「大学進学状況」

外部進学する生徒数は98名で、そのうち最も多いのが東京大学です。

他には国公立大医学部10名、私立大医学部6名など、早稲田大学にない医学部や難関大学を受験する生徒が外部進学を選択しています。

早稲田大学へ内部進学する166名と合わせて264名が現役生として大学へ進学する一方で、約20%の生徒が浪人などの進路を選んでいます。

早稲田高校から早稲田大学への内部進学の要件

早稲田中学校・高等学校から早稲田大学へ内部進学するための要件は、次の2点です。

  • 高校3年間の評定が理系6.0以上、文系4.0以上
  • TOEFL ITPで政治経済学部・国際教養学部は480点以上、他の学部は420点以上

TOEFL ITPテストは高校2年の終わりに学校で受験し、その結果で判断されます。

また、内部進学の要件は上記のとおりですが、進学先の学部は成績順に決められるため、希望する学部へ入るには高い学力を身につける必要があります。

TOEFL ITPテストの日本人の平均点は471点

内部進学の要件に定められているTOEFL ITPテストは、310点から677満点で測定される英語能力測定試験です。

TOEFL ITPテストの2022年における日本人全体の平均点は471点です。

そのため、早稲田大学の政治経済学部や国際教養学部への内部進学要件として設定される480点は高い水準であることがわかります。

また、480点はCEFRのLevel B1に位置付けられ、「日常会話のあらゆるコミュニケーションにおいて中級レベルの英語を話すことができる」レベルとされています。

参照:TOEFL ITP Scoring

早稲田大学への内部進学には英語と数学が重要

早稲田大学の希望する学部へ内部進学するためには、前章で解説したTOEFL ITPテストと、高校3年生で実施される総合学力試験で良い成績を残すことが大切です。

総合学力試験の点数(800点満点)と評定(700点満点)の合計点が高い順に、希望する学部へ内部進学できます。

総合学力試験の点数配分は次の通りです。

理系 英語(1.2倍) 数学(1.2倍) 国語(0.8倍) 物理・化学(0.4倍)
文系 英語(1.2倍) 国語(1.2倍) 数学(0.8倍) 社会2科目(0.4倍)

ここからは総合学力試験で高得点を目指すために重要な、英語と数学の勉強法をそれぞれ解説します。

英語は基本問題3周+TOEFL ITP対策

早稲田中学校・高等学校の英語のテストは難易度がやや高いです。

総合学力試験では河合模試レベル難易度の問題が出されるため、高得点を獲得するには定期テスト対策と普段から受験勉強をしておくことが大切です。

定期テスト対策としては、確認問題プリントに載っている基本問題を3周解いて定着させてから、課題プリントや学校の問題集など応用問題に着手する流れが理想。

内部進学を希望するのであれば、英語の得点は理系・文系いずれにおいても得点配分が高いため、重点的に取り組みましょう。

TOEFL ITPテストはリスニング・文法・長文読解の3つで構成されています。

受験英語以外の聞き慣れない単語が登場するリスニングや読解よりも、中学・高校レベルで解ける文法問題から学習して、確実に得点を積み上げる方法が効果的です。

理系志望者は数学の教科書傍用問題集を3周確実に

早稲田中学校・高等学校の数学のテストは標準的な難易度です。

教科書傍用問題集をまずは3周解いて確実に身につけることから始めましょう。

内容が定着したら、Focus Goldに学習を進めることで高得点が目指せます。

早稲田大学の理系学部へ内部進学を希望する場合、数学の得点は配分が高いため、特に力を入れて学習する必要があります。

文系学部を志望する場合は、数学の得点配分は高くないため、配分の高い英語に注力するようにしましょう。

早稲田高校から希望の学部へ内部進学するためには、学校だけでなく自宅での学習も欠かせません。

ベネッセの調査によると、高校生の自宅学習時間は平均84.4分です。

レベルの高い早稲田高校で好成績を収めるには、さらに多くの学習時間が必要でしょう。

自宅での学習が難しい場合は、講師が横について勉強できる個別指導塾がおすすめです。

中高一貫校専門の個別指導塾WAYSでは、500校以上の指導実績を基に早稲田高校のカリキュラムにも完全対応した講師が学習をサポートします。

具体的な指導方法について知りたい方は、無料で今すぐ請求できるWebパンフレットをご覧ください。

参照:ベネッセ教育総合研究所「第5回学習基本調査 データブック」

早稲田高校に通う生徒の成績アップ事例3選

早稲田中学校・高等学校に通う生徒が中高一貫校専門の個別指導塾WAYSに通って成績が向上した事例を3つ紹介します。

WAYSでどのような勉強を実践して成績が上がったのか、勉強法やモチベーションアップ方法を参考にしてみてください。

高校1年生:数学α69点→95点の大躍進!

最初に紹介するのは、早稲田高校1年生の事例です。

入塾前の1学期中間テストで数学α69点、数学β43点から、WAYS入塾6ヶ月で2学期末テストの結果が数学α95点、数学β70点と大きく点数を伸ばすことができました。

早稲田高校の数学は、高校1年生の間に数学ⅠA・ⅡBの内容を終えてしまうほど速いスピードで進むため、一度授業についていけなくなるとそのまま取り残されてしまいます。

そこで、WAYSでは学校から配布される課題プリントを3周しっかりと取り組み、内容を理解した上で、Focus Goldにも挑戦するように指導。

講師が定期テストに出題されそうな問題を選定し、的を絞ることで限られた時間内に何度も演習を行えました。

数学の点数が大きく伸びたことで自信がつき、内部進学で希望学部を選べるように学力アップを目標として、勉強に打ち込めるようになりました。

中学3年生:部活と両立しながら代数49→84点

勉強と部活を両立しながら入塾5ヶ月で代数49点→84点、幾何69点→84点に伸ばした早稲田中学校3年生の事例です。

入塾前は学校以外の勉強を1日30分もしておらず、テスト前になっても数学のマスグレードや英語のNEW TREASUREを1周解くくらいでした。

WAYSでは学習習慣の確立と、これまでの勉強方法の問題点について改善を促しました。

文字をきれいに書かなかったり、数学の問題で途中式を立てずに計算したりして、自らミスの要因を作っていたため、文字を読みやすく書き、式を立てて計算するように指導。

他にも、学習スケジュールを立てずに手当たり次第に勉強を行っていたため、テスト前までに学校教材を3周できるように一緒にスケジュールを立てました。

この結果、へとへとになるまで部活に取り組みながらも、スケジュールを守って学習を進め、成績を伸ばすことに成功しました。

中学1年生:英語48→67点、数学57→80点でモチベーションアップ

WAYS入塾3ヶ月で英語と数学両方の成績を大きく伸ばした早稲田中学校1年生の事例です。

この生徒は、入塾前から学習習慣はあったものの演習量が不足していたことと、学校教材の難易度についていけず、わからない部分をそのままにしていました。

講師はそこに成績が伸び悩んでいる要因があると考え、学習プランを作成。

早稲田中学の定期テストを分析し、英語はNEW TREASURE、数学は中学系統数学を学習のメインに据え、テストまでに2周は解いてくるように生徒に課題を出しました。

テストの点数が上がったことによって、全教科の成績評価を8以上にすることを目標にするなど、学習モチベーションアップにもつながりました。

早稲田高校から行きたい学部に内部進学を目指すなら専門塾で成績アップを目指そう

早稲田中学校・高等学校は、学力の高い生徒が集まる中高一貫校です。

毎年半数近い生徒が早稲田大学へ内部進学していますが、希望する学部へ進むには総合学力試験やTOEFL ITPで好成績を修める必要があります。

学年の中で高い順位を獲得するには、学校教材の3周やり込みが大切です。

WAYSは中高一貫校のカリキュラムを知り尽くした専門塾として、お子様の状況とカリキュラムに合った最適な学習法を提案します。

基本的に学校の教材と宿題を使用して学習するので、塾からの宿題はありません。

お子様の学習負担を増やすことなく学習時間と演習量が確保できます。

「実際にどんな指導をしているの?」と気になる方は、無料で今すぐ請求できるWebパンフレットをご覧ください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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