定期テストの一夜漬けはダメ!?どうしても勉強時間がないときの対処法
「一夜漬けで定期テストの勉強をしていた」
このようにお子さんに聞かされると、親御さんは大丈夫なのか心配になりますよね。
インターネット上には、一夜漬けでも高得点をとれた人の武勇伝が溢れています。
しかし一夜漬けの勉強は、決しておすすめできるものではありません。
とはいえ、直前まで体調を崩していたり、部活動や課外活動が忙しかったりと、一夜漬けしなければならない状況になってしまうこともあるでしょう。
この記事では、一夜漬けをおすすめしない理由と、どうしても一夜漬けしなければならないときの効率的な勉強法についてご紹介します。
お子さんの勉強の仕方でお悩みの方は、参考にしてください。
このページの目次
定期テストの一夜漬けがダメな理由
インターネットなどで検索すると、一夜漬けで高得点を狙えることを紹介する記事が溢れています。
しかしその方法は、実際に誰でも同じように高得点を狙えるものではありません。
また、高校受験や大学受験など、今後は一夜漬けでは済まない勉強をしなければならないこともあるでしょう。
一夜漬けではなく、勉強習慣を付けておいた方が安心です。
お子さんが、定期テストごとに一夜漬けで勉強しているようであれば、そのデメリットを理解してもらいましょう。
体調を崩す可能性がある
どんなに若いとはいえ、一夜漬けで夜通し勉強していては体調を崩す恐れがあります。
睡眠による体力回復が望めず、疲労がたまりやすくなるでしょう。
ひどければ、体調不良で定期テストを受けられなくなる可能性もあります。
勉強量が圧倒的に足りない
一夜漬けでは圧倒的に勉強時間が足りません。
ほかの生徒たちは、1週間や2週間前から定期テスト対策に臨んでいます。
1日2時間を1週間続ければ、14時間もの時間になります。
一夜漬けでは到底およびません。
記憶が定着しにくい
知識として脳に勉強したことをインプットするためには「反復」がポイントになります。
たとえば暗記は、一度覚えただけではすぐに忘れてしまうため、何度も繰り返し覚えることが重要です。
テスト期間中に何度も反復することで、短期記憶ではなく長期記憶として定着し、今回の定期テストだけでなく次回の定期テストや模試・受験などにも役立つでしょう。
集中力が続かない
睡眠時間を削って勉強していると、どうしても睡魔が襲ってくるため集中力が続きません。
ケアレスミスが起きやすくなり、非効率な勉強しかできなくなってしまいます。
当然テストでも集中できず、実力相応の力を発揮するのも難しくなってしまうでしょう。
睡魔と戦いながらの勉強は、決して効率的とはいえません。
定期テストを一夜漬けで勉強するしかないときのポイント
とはいえ、事情があって直前まで定期テスト対策ができないお子さんや、切羽詰まらなければやる気が出ないお子さんもいるでしょう。
どうしようもなく一夜漬けをする場合は、試験範囲を100%網羅する勉強はとても無理なため、取捨選択して勉強する必要があります。
一夜漬けではなく「早起き」で対処する
まずおすすめしたいのが、一夜漬けではなく当日の「早起き」で対応することです。
もちろん寝過ごしてしまい、勉強ができなくなる可能性はゼロではありません。
そのようなデメリットはあるものの、朝起きてからの3時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれ、一夜漬けで勉強するよりもはるかに効果があります。
前日はある程度まで勉強した後はすぐに就寝し、スッキリした状態で勉強に臨みましょう。
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暗記は前日の寝る直前にする
早起きで勉強する場合、暗記をするのであれば、前日の寝る直前に行いましょう。
寝る30分ほど前に暗記をし、そのままベッドに入ります。
暗記の後に、スマホやテレビを見るのはNGです。
暗記の後は何もせずに就寝しましょう。
寝ている間に脳内で、インプットした情報が整理・保存されます。
次の日の朝、起きてすぐに再度同じ内容を暗記し直すことで、さらに記憶の定着が図れるでしょう。
気が散るものは近くに置かない
勉強をする際、気が散るようなものは視界に入らないようにしましょう。
スマホやゲームなど、つい気になってしまうものは部屋に置かず、勉強中は親御さんが預かっておくのもおすすめです。
図書館や学校の自習室などが開いていれば、そこで勉強するのもよいでしょう。
環境を変え、勉強するしかない場所に行くことで、集中して取り組めます。
教科書を読み込む
定期テストのほとんどは、授業で習った範囲から出題されます。
そのため、教科書にはテストのヒントが数多く隠されています。
教科書を読み込み、太字で書かれている部分や重要単語・公式などを確認しましょう。
同時にノートや授業で配られたプリントを見直すことで、先生がとくに重視し、テストに出題される可能性のある部分に気付けるかもしれません。
基礎問題を解く
たとえ応用問題が出題されるとしても、基礎が身に付いていなければ解けません。
教科書を読み込んで基礎を身に付けたら、教科書ワークや問題集などの中でも基礎問題に少しでも多く手を付けましょう。
間違えた問題は、必ず解法を読み、その場で再度解き直しをしてください。
できなかった問題をできるようにすることが得点アップのカギです。
休み時間は復習をする
定期テスト当日の休み時間も、無駄にはできません。
休み時間は前日にできなかった問題の解き直しや、暗記内容の確認をしましょう。
休み時間はすでに終わったテストの答え合わせや感想を友達と話したくなるものです。
テスト勉強が完全に終わっている人はそれでもよいかもしれませんが、一夜漬けの人は、まだまだ勉強量が足りません。
終わったことではなく、次のテストのことを考えましょう。
まとめ
定期テストの一夜漬けは、体調管理が難しいことや睡魔で集中しにくいなどデメリットが多く、決しておすすめできるものではありません。
逆に切羽詰まることで集中力が高まると考えるお子さんもいるかもしれませんが、今後の高校受験や大学受験のことを考え、勉強習慣を付けることをおすすめします。
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