日大の附属校から医学部へ内部進学できる確率は1万分の16!?進学条件を解説


日大の付属校から毎年多くの生徒が、内部進学しています。
日大には16もの学部がありますが、そのなかでも内部進学の難易度が高いといわれているのが医学部です。

本記事では、日大の付属校から医学部に内部進学できる人数と割合、内部進学の基準についてご紹介します。

「子どもを日大の医学部に内部進学させたいけれど、今からでも間に合う?」
「日大の内部進学は、どうやって決まるの?」
など、日大医学部の内部進学についてお悩みの方は参考にしてください。

日大医学部への内部進学は難しい?

日大の付属高校は全国に26校あり、1学年の全生徒数はおよそ1万人です。

内部進学できる定員は学部ごとに決まっており、全国にいる付属校の1万人のライバルとその枠を争わなければなりません。

【付属校別】日大医学部への内部進学率

では実際日大医学部に内部進学した学生は、26校のなかで何人いるのでしょうか?

【2022年度分|付属校別医学部合格者数】

学校名 医学部合格者数
日本大学高等学校・中学校 0
日本大学櫻丘高等学校 0
日本大学鶴ヶ丘高等学校 0
日本大学藤沢高等学校・中学校 1
日本大学豊山高等学校・中学校 1
日本大学豊山女子高等学校・中学校 0
日本大学三島高等学校・中学校 1
日本大学明誠高等学校 0
日本大学山形高等学校 0
日本大学習志野高等学校 1
日本大学東北高等学校 0
日本大学第一高等学校・中学校 1
千葉日本大学第一高等学校・中学校 0
日本大学第二高等学校・中学校(※2021年度) 1
日本大学第三高等学校・中学校 1
大垣日本大学高等学校 0
土浦日本大学高等学校 0
岩瀬日本大学高等学校 0
土浦日本大学中等教育学校 1
宮崎日本大学高等学校・中学校 1
佐野日本大学高等学校 0
佐野日本大学中等教育学校 2
長崎日本大学高等学校・中学校 2
長野日本大学高等学校・中学校 不明
札幌日本大学高等学校・中学校 3
目黒日本大学高等学校・中学校 0
合計 16

※2022年度卒業生の進学実績です。
このように、内部進学ではなく一般選抜で医学部合格した生徒も含まれている可能性もありますが、1万人中16人しかいません。

受験生のなかには、より上位の大学を目指し内部進学を選択しない生徒や医学部を志望しない生徒もいるものの、医学部を狙うためには、それぞれの学校内でもかなり上位にいなければならないことが分かるでしょう。

日大の医学部へ内部進学する条件

日大の内部進学には複数の方式があります。

【日大内部進学の方法】

  • 基礎学力選抜方式
  • 国公立併願方式
  • 付属特別選抜方式

ただし、付属特別選抜方式は年度により実施学部が異なり、毎年すべての学部学科で行われるわけではありません。
令和6年度の内部進学の場合、医学部は「基礎学力選抜方式」のみ実施されます。

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基礎学力選抜方式とは

基礎学力選抜方式は、日大のすべての付属校で実施する、「基礎学力到達度テスト」の成績により選抜される方式です。

基礎学力到達度テストとは、高1~3年の4月と3年の9月計4回実施される実力テストのことを指しています。
基礎学力選抜方式では、このなかでも2・3年次の4月と3年次の9月に実施される3回のテストの結果をもとに、成績上位者から選抜される「セレクション」が行われ、医学部の推薦者が決定します。

もしも日大医学部へ内部進学できなかったら

日大の内部進学の結果は、例年10月上旬ごろに分かります。
万が一日大医学部へ内部進学できなかった場合、その後の進路を検討し直さなければなりません。

どうしても日大の医学部にこだわるのか、ほかの大学の医学部でもよいのかによって、取るべき行動が変わってきます。

一般選抜で日大医学部を受験する

何としても日大医学部で学びたい場合は、一般選抜で受験する方法があります。

2024年度入学用の一般選抜では、医学部の場合「N全学統一方式」という入試方法で、2月の第1期と3月の第2期の2回受験可能です。

ただし、第1期・2期ともに、数学・理科2科目・英語の3教科4科目を受験する必要があります。
内部進学の結果が出る10月以降に、これらの受験勉強を行わなければならず、基礎学力が身に付いていない場合は、かなり厳しいことが予想されます。

一般選抜で他大学の医学部を受験する

一般選抜で、日大以外の大学を受験する方法もあります。

ただし、内部進学の結果が分かる頃には共通テストの出願期間は終わっており、国公立の受験は難しいでしょう。

私立大学の一般選抜は年明けから出願が始まるため、願書の取り寄せをして出願準備をします。
ただし、日大の一般選抜同様に、受験勉強する期間が短いため、相当な努力が必要です。

浪人する

受験対策が万全にできず、残念ながら合格できなかった場合は、浪人することを検討しなければなりません。

浪人すると、じっくり勉強する時間ができるというメリットがあります。
その間に大幅に学力がアップすれば、志望校を上方修正できるかもしれません。

しかし1年間モチベーションを維持し続けなければならないうえに、必ずしも成績が伸びるとは限らない点は注意が必要です。

日大の医学部へ内部進学するポイント

内部進学で医学部を目指す場合、2・3年次に行われる3回の基礎学力到達度テストの成績がポイントです。
とくに3年次9月に実施されるテストは、非常に重要です。

科目 割合
2年次
4月
国・数・英 20%
3年次
4月
国・数・英 20%
3年次
9月
国・数・英
地歴公民もしくは理科
国・数・英:60%
その他:100%

ほかのテストに比べ、高い割合が設定されており、地歴公民・理科は100%の比率となっています。

では、基礎学力到達度テストで高得点を出すためには、どのように勉強すべきでしょうか?

苦手科目をなくす

まずは、苦手科目をなくすようにしましょう。

定期テストや小テストで、なかなか得点が上がらない科目は、重点的に勉強します。
学校から問題集を配布されているようであれば、その問題集を繰り返し解き、分からない部分がなくなるとよいです。

得意科目も、普段から基礎固めの勉強を進め、テストに備えます。

過去問で出題傾向を探る

日大の基礎学力到達度テストは、過去問が市販されています。
テストの出題傾向を探りながら、解いてみましょう。
こちらも、すべての問題が解けるようにしておきます。

基礎学力到達度テストは、教科書レベルの問題から難しいものでも共通テストレベルの問題が多く出題されます。
しかし問題数が多く、時間が足りなくなる可能性もあるため、過去問を解く際は時間を計りながら解いてみるとよいでしょう。

まとめ

日大医学部に内部進学するためには、基礎学力到達度テストで上位の成績を修める必要があります。
全国に1万人いる日大の付属生がライバルです。
3回のテストで全力を尽くせるよう、しっかり対策しましょう。

「何としても日大医学部に内部進学したい」
「前回の基礎学力到達度テストの成績が悪かったから、次のテストは高得点を取りたい」

このような方は「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」にご相談ください。

「WAYS」では、内部進学対策コースを開講しています。

内部進学のためには、一般的な勉強ではなく、基礎学力到達度テストに合わせた勉強をしなければなりません。
「WAYS」は、内部進学に向けた学習計画を立て、一人ひとりに合った勉強を指導します。

効率的に勉強できるからこそ、スピーディーな成績アップが期待できます。
無料体験指導・学習相談も行っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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