中高一貫校は学習の負担が大きい?効率的な勉強法を伝授


中高一貫校は、大学受験を視野に入れていることもあり、公立校に比べてお子さんにかかる学習負担が大きい傾向にあります。

お子さんを見て、学校の勉強がたいへんそうだと感じる親御さんも多いのではないでしょうか?

もちろん、将来的に志望校に合格するためにはハードな勉強も必要です。
しかし同じ勉強内容でも、少しでも楽になるように負担を減らしてあげたいですよね。

そこでこの記事では、中高一貫校生に学習負担が大きい理由と負担を軽減する方法をご紹介します。

中高一貫校の6年間、お子さんが勉強だけで精一杯になるのではなく多くの経験ができるよう、ご家族もフォローしてあげましょう。

中高一貫校生の学習負担が大きい理由

中高一貫校生は、なぜそこまで学習の負担が大きくなるのでしょうか?

公立の中学校・高校では、文部科学省が定める学習指導要領に沿った教育が行われています。
それに対し私立の中高一貫校の教育は、それぞれの学校独自のカリキュラムに沿っています。
大学受験を視野に入れた教育も行われるため、次のような負担がお子さんにかかりがちです。

年間の授業時間が多い

中高一貫校は、公立校と比べ授業時間が多く設定されています。

公立の中学校は年間1,015時間と定められていますが、中高一貫校は土曜も授業を行う学校が多く、多いところでは年間1,500時間を超える授業時間を確保している学校もあるほどです。

授業が多くなれば帰宅も遅くなり、自主学習の時間は減ってしまいます。
授業中にすべてを理解するつもりで、集中して先生の話に耳を傾ける必要があるでしょう。

授業の難易度が高い

中高一貫校では、授業の難易度が高く設定されています。

中高一貫校は、中学受験を突破するだけの学力がある生徒が集まっています。
授業はそのレベルに合わせて行われ、教材は検定教科書を使用せず、より難しい教材を使っている学校がほとんどです。

高校3年生の1年間を大学受験対策に費やすために、授業はハイスピードで進められ、6年間の学習を5年ほどで終わらせています。

中にはこの難易度とスピードが負担になり、ついていけなくなってしまうお子さんもいます。

宿題が多い

スピーディーな授業の理解度を上げるために、中高一貫校では多くの宿題が出されます。

中には授業をしっかり理解できておらず、宿題が自宅でできないお子さんもいます。
宿題だけで精一杯で、予習・復習といった自主学習まで手が回らないお子さんもいるでしょう。

定期テストの範囲が広い

授業の進度が速いため、公立校と比べ定期テストの範囲が広くなりがちです。
難易度も高く、定期テスト対策に費やす時間は必然的に長くなります。

日頃からコツコツ勉強し知識を身につけていなければ、試験日までにテスト範囲が終わらない可能性もあるでしょう。

長期休みに講習がある

中高一貫校の多くは、夏休みや冬休みに講習を実施しています。

基礎を定着させる講習や応用力を身につける講習など、習熟度別に複数開講する学校もあります。
理解が追い付いていないお子さんは挽回のチャンスですが、長期休み中の宿題もこなしながらの講習が負担になる場合もあるでしょう。

中高一貫校生が学習の負担を軽減させる方法

中高一貫校にいる限り、これらの負担が軽減されることはないのでしょうか?

勉強自体の量は減らせませんが、少し工夫することである程度の負担を軽減できる可能性があります。

勉強習慣をつける

まず勉強習慣を身につけます。
最初は短時間でもよいので、毎日必ず机に向かうようにしましょう。

何かを習慣づけるには最低でも3週間~1カ月はかかるといわれ、場合によっては数カ月を要する場合もあります。

じっくり長い目で頑張る必要がありますが、習慣化できれば毎日机に向かわなければ気持ちが悪いほどになり、自主学習がそれほど苦痛でなくなります。

自分に合った勉強法を見つける

自分自身に合った勉強法を見つけることも有効です。

たとえば何かを暗記するにも、書くことが一番覚えやすい人もいれば、何度も繰り返し読む方が合っている人もいます。

いかに自分に合った勉強法を早く見つけられるかで、学習効率も変わります。
テストの成績や勉強しやすさなどを参考に、お子さんの現在の勉強法が本当に合っているか確認してみましょう。
学校の先生や塾の講師に聞くのもおすすめです。

スケジュールを立てる

学習スケジュールを立てるのもおすすめです。

事前にスケジュールを立てておくことで「今日は何の勉強をしよう」と毎日考える必要がなくなります。
また机に向かってすぐに勉強が始められるため、無駄な時間を削減することも可能です。

まずは定期テストや小テストに照準を当てて、日々の学習スケジュールを立ててみましょう。

隙間時間を活用する

隙間時間を有効活用することもおすすめです。

中高一貫校に通うお子さんは、通学に1時間以上かかる場合も多くあります。
その移動時間やバスタイム・就寝前の数分を学習に充ててみましょう。
5分程度であれば、英単語の暗記や数学の問題を1問だけ解くなどでもよいでしょう。

短時間の方がかえって集中して勉強できることもあります。

メリハリのある生活をする

勉強以外に趣味やゲームなどやりたいことがある場合は、無理に我慢させるのではなく、しっかり時間を区切ってやるようにしましょう。

好きなことを一切禁止してしまうと、勉強中も気が散ってしまい時間ばかり無駄に過ぎてしまう可能性もあります。
勉強が終わったら好きなことをやってもよいと決めておけば、勉強にも集中しやすいでしょう。

塾に通う

自宅でなかなか集中して勉強できない場合や学校の宿題が解けない場合は、塾へ通うのもおすすめです。

周りが勉強しているのを見ることで、自分も頑張らなければと刺激を受けられます。
また学校の宿題も見てもらえる塾であれば、分からない点をその場で解決でき、自宅で何時間も悩む必要もなくなるでしょう。

まとめ

中高一貫校では、難易度が高くスピーディーな授業が行われていることや宿題の量が多いことなどにより、生徒にかかる学習負担が大きくなりがちです。
ただし授業スピードや宿題の量を変えることはできませんが、ちょっとしたコツでその負担が軽減できる可能性があります。

スケジュールの作成やメリハリのある生活をすることなどは、親子で協力してできることです。
ぜひお子さんと相談して、負担軽減を図りましょう。

「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」では中高一貫校独自の教材に対応し、定期テストの範囲やお子さんの学力などを考慮したうえで、適切な学習カリキュラムを組みます。

学校の宿題も家でできていないとお悩みの場合も「WAYS」で丁寧に指導します。
お子さんの学習負担を少しでも軽減したいとお考えの方は、ぜひ一度無料体験指導・学習相談へお越しください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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