中高一貫校では宿題が多い!その理由や上手に進める方法を解説
「中高一貫校は宿題が多いのが当たり前なの?」
「子どもが通っている高校だけ特別に多いの」
「それとも単に子どもがついていけていないだけなのか?」
中高一貫校に通うお子さまをお持ちの方で、このような疑問をもっている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、中高一貫校ではどこでも宿題が多い傾向にあります。
この記事では、中高一貫校で宿題が多い理由や、宿題をこなせないことで起こる悪影響、中高一貫校生に特化した学習塾「WAYS」では学校の宿題をどのように取り扱っているのか解説します。
このページの目次
中高一貫校で宿題が多いのは授業の進度が速いから
中高一貫校では、公立の1.2倍の速さで授業が進むため、比例して宿題の量も増えます。
進度が速いのは、受験勉強のための時間を確保するために、高校の教科書レベルの内容を中学生のうちに学習するからです。
実際に、ほとんどの中高一貫校では6年間の学習内容を5年間で終わらせるようなカリキュラムが組まれています。
学校は、宿題で知識を定着させることを前提に授業を進めるので、宿題をこなせないと授業についていけなくなってしまいます。
宿題が終わらない原因は3つ
宿題が終わらない主な原因は以下の3つです。
- 問題を解く学力が身についていない
- 学習習慣が身についていない
- スケジュールを立てられない
順番に解説します。
問題を解く学力が身についていない
問題を解く学力が十分に身についておらず、宿題に時間がかかりすぎているケースです。
宿題は授業内容を定着させるための復習であるため、解説などは付随しません。
そのため、問題を解くための基本的な概念や公式を理解していないと、問題を解く際に手が止まってしまいます。
授業内容や解き方の理解から再度学習する必要があるので、想定以上に時間がかかってしまうのです。
学習習慣が身についていない
学習習慣が身についていない可能性もあります。
家では特に誘惑が多いため、机に向かっていてもスマホを触ったり漫画を読んでしまったりしているかもしれません。
大人でも、帰宅してからスマホを置いて何かに集中するのは難しいため、思春期の中高生となるとなおのことです。
部活をやっているお子さんであれば、日頃の忙しさや疲れから宿題に取り組む気力や集中力が低下してしまうこともあるでしょう。
スケジュールを立てられない
中高生は学校や部活、趣味、宿題と忙しい毎日を送っていますが、やるべきことに優先順位をつけることが苦手で、自分で勉強スケジュールを立てられない子も多いです。
例えば、「この番組を見終わったら」と勉強を後回しにし、寝る前に焦って取り組むが終わらないというケースがよく見受けられます。
当たり前のように優先順位をつけられると考えるのではなく、苦手な生徒の場合は親がサポートしてあげる必要があります。
とはいえ、お子様の体調や学習状況などをご家庭だけで判断し、それをもとにスケジュールを立てていくのは難しい傾向にあります。
そのため、豊富な知見を持つ勉強のプロに相談しながら、スケジュール管理をおこなっていくのが一番良い選択肢と言えるでしょう。
宿題をこなせないことによる悪影響
宿題をきちんとこなせないと、以下のような悪影響が生じます。
- 学習が遅れてしまう
- ストレスを抱えてしまい勉強嫌いになってしまう
- 最悪の場合は退学も
お子さんが同じような事態に陥らないためにも、早めの対処が必要です。
学習が遅れてしまう
宿題をこなせないことによって、学習がどんどん遅れてしまう可能性があります。
宿題は授業の復習です。
復習をこなせない、わからないとなると、次の授業で学ぶ内容が理解しづらくなります。
積み重なると授業についていけなくなり、試験やテストで点数を取れなくなるかもしれません。
一度躓いて遅れを取ると、追いつくのは至難の技です。
授業に追いつけない、宿題の問題が解けない、次の授業もわからないと、どんどん悪循環を生む要因になってしまいます。
ストレスを抱えてしまい勉強嫌いになってしまう
宿題をこなせないことによってストレスがたまり、勉強嫌いになってしまう可能性があります。
「病は気から」と言われるように、精神面のストレスから体調不良になってしまうこともあるもしれません。
また、親が「宿題をやりなさい」と口酸っぱく言ってしまうと、親子関係が悪化する可能性もあります。
特にお子さんが反抗期の場合は声のかけ方に気を配りましょう。
一度悪化した関係は反抗期を終えても回復できないケースもあります。
最悪の場合は退学も
最悪の場合、退学を余儀なくされるかもしれません。
宿題をこなせないことにより、成績はほぼ低迷の一途を辿るでしょう。
成績が悪すぎると、進級や卒業が認められず、学校側から退学を言い渡されるケースもあります。
事実、中高一貫校では毎年一定数の生徒が留年や退学をしており、成績不振が主な理由の1つとなっています。
退学となるとその後の人生にも大きな影響を及ぼすため、何としても避けなければなりません。
宿題をこなしている中高一貫校生がしていること
日常の忙しさは、生徒間でそこまで違いはないはずです。
では、宿題をこなせている生徒とこなせていない生徒の違いはどこにあるのでしょうか。
ここからは、宿題をきちんとこなせている中高一貫校生の特徴を紹介します。
スケジュールを計画的に立てている
宿題をしっかりこなせている中高一貫校生は、スケジュールを計画的に立てられています。
スケジュールを立てる際の注意点は以下の3つです。
- 1つの科目に偏っていない
- やるべきことを均等に割り振る
- 細かく、無理なく対応できるスケジュールにする
休憩や趣味の時間もしっかり決めて、紙に書いて見える場所に貼っておくか、スマートフォンでアラームを設定するのがおすすめです。
自分で決めたスケジュールに基づいて、着実に学習を進めていきましょう。
自宅で集中できる環境を整えている
宿題をこなせている生徒は、机周りを整理整頓し、勉強に関係ないものや無駄なものは視界に入ってこないようにしています。
机周りが汚いと、勉強に集中できないだけでなく、勉強するモチベーションも削がれてしまうからです。
試行錯誤しながら、自分が最も集中しやすい環境を作っていきましょう。
わからない問題をその都度解決している
宿題をこなしている中高一貫校生は、わからない問題をその都度解決しています。
わからない問題が出てきたら、すぐに教科書や授業のノートで再確認したり、先生や友人に質問したりして解決策を見つけているのです。
なぜなら、わからないままにしておくと、次の問題も解けなくなり、雪だるま式に理解できない部分が増えていくからです。
後回しにせず、その場で解決することで、宿題を効率的にこなすだけでなく、学習内容の理解も深まります。
WAYSは宿題を出さない!学校の宿題も指導時間内で完結できる
宿題の多さに悩んでいる中高一貫校生が一定数いることもあり、中高一貫校専門塾WAYSでは宿題を出していません。
その理由を解説していきます。
WAYSは宿題での知識定着に頼ってカリキュラムを組んでいない
WAYSが宿題を出していない理由は、「家庭での勉強」という不確定要素に、少なからずリスクがあると考えているからです。
実際に、生徒の家庭環境や学習環境はそれぞれ異なり、全員が十分な学習時間を確保できているとは限りません。
そこで、家で勉強できない生徒が一定数いることを考慮し、WAYSでは授業内の演習量を120分にして、十分な勉強時間を確保しているのです。
WAYSでは、生徒一人ひとりが自力で勉強に取り組めるようになることを大切にしています。
そのため、講師は生徒とコミュニケーションを取ることを意識しつつ、必要以上にヒントを教えすぎたり、会話を長引かせすぎたりしないようにしています。
これは、生徒が自力で問題を解く演習時間を、しっかり確保するためです。
学校の宿題もWAYSにお任せ!指導時間内に講師がチェック
WAYSでは学校の宿題も指導時間内に見ています。
学校の宿題は、テストにも出やすい傾向があることを踏まえて、WAYSでは生徒が答えを丸写しして終わらないように、模範解答の使い方から指導。
宿題をしっかり終わらせることはもちろん、「生徒に説明させる指導スタイル」や「終盤30分の解き直し」を行うことで、生徒が本当に内容を理解できているのかチェックしています。
また、その日に学習した内容は、次回の授業の冒頭で「確認テスト」という形でも確認し、理解度をチェックしながら指導を行っています。
まとめ|中高一貫校で宿題の多さに悩んでいる場合は塾のサポートを受けよう
宿題をこなせない日々が続くと、以下のような悪影響が生じてしまうので、早めの対処が必要えです。
- 成績が下がる
- ストレスで勉強嫌いになる
- 親子関係が悪化する
- 退学を余儀なくされる
スケジュールを立てたり、環境を整えたりと、自分で対策することも可能です。
しかし、今まで一人で宿題をこなせていなかった場合は、今後も自力で改善できる可能性はやや低いと言えます。
もし宿題の多さに悩んでいる場合は、一人でどうにかしようとせず、塾のサポートを受けてみるのが一番の近道です。
WAYSの無料相談を受けると、以下のようなメリットがあります。
- ヒアリングを通じて宿題をこなせていない原因が把握できる
- 宿題を効率的にこなすための方法がわかる
- 勉強のスケジュールの立て方がわかる
お子さんの勉強に関する質問に真摯に対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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