就職に有利?理系人気の理由と中高一貫校生の文理選択の方法

就職に有利?理系人気の理由と中高一貫校生の文理選択の方法
近年、大学入試では理系学部が注目を集めています。
そのこともあり、中高一貫校でも理系大学の附属校や理系に強い学校が人気となっています。

とはいえ、好きでもない勉強を大学4年間学ばせるよりも、お子さんが望む学部にいかせて好きなことを学ばせてあげるのが一番です。

そこで今回は、大学受験で理系学部が注目されている理由と、中高一貫校生の文系・理系の選び方をご紹介します。

「もうすぐ学校で文理選択があり、どうすればよいだろう」
「そろそろ将来的にどの学部に行くか考え始めてほしい」

など中高一貫校に通うお子さんのことでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

文系・理系の違い|中高一貫校生はいつ決める?

まずは文系と理系の違いを確認しておきましょう。

国語・英語・社会(地理・歴史・公民)を学ぶのが「文系」、数学・理科(物理・化学・生物など)を学ぶのが「理系」ということは、なんとなくご存じでしょう。

それぞれ大学でどのような学部にあたるかというと、以下のようになります。

文系 理系
学部
  • 文学部
  • 経済学部
  • 法学部
  • 社会学部
  • 国際学部

など

  • 理学部
  • 工学部
  • 医学部
  • 農学部
  • 薬学部

など

学校にもよるものの中高一貫校は、高校1年もしくは2年の段階で、文系と理系に分かれます。
そのため早ければ中学3年生の時点で、文系か理系か選ばなければなりません。

選択後は、文系は数学や理科を一切学ばないわけではなく、基礎的な内容を学ぶことになります。
理系でも英語や国語を学びますが、授業の回数は文系に比べ少なめです。

中高一貫校含め大学入試は理系人気の傾向

大学入試の学部選びでは、そのときの社会情勢が大きく影響します。

近年は不況が影響し、手に職をと考える方が多く、文系よりも専門職に就きやすい理系の人気が高まっています。

中でも注目されているのが、IT関連に強い工学系の学部です。

この理系人気は、中高一貫校にも影響を及ぼしており、中学受験も理系大学の附属校や理系大学への進学率の高い学校が注目されています。

ただし今後の社会情勢によって、文系の人気が高まる可能性もあるでしょう。

中高一貫校生の文系・理系の選び方

とはいえ、やりたくないと思いながら理系を選ぶのもよくありません。

ここからは、理系・文系の選び方のポイントを3つご紹介します。

将来なりたい職業で選ぶ

すでになりたい職業が決まっているのであれば、その職業に関連する方を選択しましょう。

文理選択だけでなく、学部選択もできるでしょう。
その職業に必要な資格があれば、その資格を取得しやすい学部があるはずです。

しかし、将来なりたい職業がまだ分からないというお子さんも、心配はいりません。

将来なりたい職業が明確に決まっているお子さんは多くはないでしょう。
それ以外の方法で、文理選択しましょう。

「得意」より「好き」を優先させる

文理選択では、「得意」よりも「好き」を優先させましょう。

一般的な大学では4年間、専門的な知識を身につけていくことになります。
だからこそ、長く学んでいきたいと思える学問を選ぶべきです。

「数学が苦手だから文系」という選び方はおすすめしません。
数学は苦手でも生物が好きで学習したいなら、迷わず理系を選びましょう。

苦手な科目は、「学習方法を変える」「塾に通う」などすれば挽回が可能です。

本人が、大学生活やその先の人生を楽しめそうだとイメージできることが重要です。

オープンキャンパスで体験してみる

各大学では、オープンキャンパスを開催しています。
悩んだ場合は、さまざまなオープンキャンパスに参加してみるのもおすすめです。

オープンキャンパスでは、単に大学構内を楽しむのではなく、以下のようなことをチェックしましょう。

  • その大学にどのような学部があるのか?
  • どのようなことを学べるのか?
  • 楽しそうと感じられるか?

大学にもよりますが、オープンキャンパスは、基本的に誰でも参加できます。

もちろん保護者や中学生の参加も可能です。
気になる大学があれば、文理問わず一度見に行ってみましょう。

ただし中には参加資格が受験生のみという大学もあります。
参加資格を各大学のホームページやパンフレットで確認してから向かいましょう。

それでも中高一貫校生が文系・理系に悩んだら

このようにいろいろと考え、オープンキャンパスに行ってもなかなか決められないお子さんもいます。
その場合は、決定の期限ぎりぎりまで、じっくり考えさせてあげましょう。

大学は自分の好きなことを思う存分学べる貴重な機会。

大人になると、じっくり学びたいと思っても、それを実行できる人はなかなかいません。
大学に入って後悔しないためにも、親子でよく考えてみましょう。

ただし、考えるだけで手を止めてはいけません。
当然ながら、勉強も続ける必要があります。

すべての科目に手を抜かない

理系・文系がはっきりしないうちは、すべての教科で手を抜かないようにしましょう。
苦手科目があれば、基礎を学習し克服できるように努めます。

中高一貫校の学習レベルは、一般的な公立校よりも上です。
基礎をしっかりおさえておけば、いざ文理選択をした際に弱い部分があっても、十分挽回できるでしょう。

また国公立大を目指す場合、多くの大学では大学入学共通テストで5科目受験が必須です。
受験する可能性があれば、5教科すべてに取り組まなければなりません。

塾に通って「好きだけど苦手」をなくす

将来的に学びたいことがあるものの、関連科目のテストは成績が振るわず、文系・理系の選択を悩んでいるお子さんもいるかもしれません。
その場合は、塾に通うことを考えてみてもよいでしょう。

苦手を克服することで、自信をもって文理選択ができ、目標の学部を目指せるはずです。

また、現状を変えることで、新たな発見があるかもしれません。

学習に対するモチベーションが維持できず、文理選択もできない場合は、塾に通い学習方法を見直すことで、学習意欲が湧き学びたい科目ができる可能性もあります。

まとめ

高校生になると決めなければならないのが、文系・理系の選択です。
学習進度の速い中高一貫校の中には、高1の段階で選択しなければならない学校もあります。

しかし、なりたい職業があればよいですが、多くのお子さんは将来の夢が定まっていない状態。
その場合は、「好きなこと」を優先させて選択するとよいでしょう。

たとえ苦手な科目があっても、しっかり学習すれば挽回はできます。

自主学習が難しいと感じるようであれば、塾に通うことも考えてみましょう。
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