【私立早稲田大学高等学院中学部】塾講師が定期テストや内部進学対策を解説!
早稲田大学高等学院・中学部は、トップクラスの私立大学である早稲田大学の附属校です。
「どんな授業をやっているの?」「どんな教育方針なの?」など、気になっている人もいるでしょう。
この記事では、塾講師が早稲田大学高等学院・中学部の英語・数学・理科について解説します。
あわせて定期テスト対策のポイントや内部進学情報を解説するため、早大学院に通いたい人やすでに通っている人は、参考にしてみてください。
このページの目次
早稲田大学高等学院・中学部の英語について
中学部の英語
中学部の英語では、他国または自国の言語や文化への理解を深めること、自主的な学びへの姿勢を養うことを目的としています。
ディスカッションやプレゼンテーションなどの様々な学習形態を通して、情報収集から発信までの一連のコミュニケーションに主体的に取り組む態度が身につきます。
また、高等学院・大学で必要な、4技能(「聞く」「読む」「話す」「書く」)の基礎力を総合的に培います。
高等学院の英語
高等学院の英語では、高い英語力と思考力、探求心の育成を目標としています。
4技能の基礎となる文法を体系的に学び、各技能をバランスよく伸ばしていきます。
授業では、思考力育成のために、多様なトピックを扱っているようです。
英文学や最新の読み物、ニュース記事などを通して言語・文化を理解する学習内容は、卒業後に必要となる多面的な思考力の育成を意識しています。
また、ペアワークやグループワーク、ディスカッション、英作文のレポートなど、様々な学びの形によって、他者と積極的に意見を交換し合い、新たな可能性を模索していける力を育んでいます。
英語の授業で使用する教材
早稲田大学高等学院・中学部の英語で使用する教材の例です。
【中学部】
- ニュートレジャー
- ニュートレジャー文法問題集
- ニュークラウン
- トゥルーストーリーズ
- プリント
※上記は一例です
※実際の教材と異なるおそれがあります
中高一貫校用の教科書である『ニュートレジャー』とその問題集を主教材として使っていることから、授業の難易度の高さが伺えます。
早稲田大学高等学院・中学部の数学について
中学部の数学
早稲田大学高等学院中学部の数学では、数理的な思考力の育成を目的としています。
小学校の算数では具体的な数を中心に扱ってきましたが、中学校の数学では抽象的な数を扱っていきます。
「なぜ」を大切に授業を進めることで、課題発見から仮説の立案、そして結論を導き出すまで自分の力で行っていける数理的な態度と思考力を育んでいます。
高等学院の数学
高等学院の数学で重視している点は、大学進学後や将来に役立つ数学的な基礎の構築です。
基礎的な知識の習得、技能の習熟、思考力の育成のため、文系・理系を問わず様々な分野を扱います。
とくに、3年次には全ての生徒が数学Ⅲの内容を履修するカリキュラムを採用しています。
数学の授業で使用する教材
早稲田大学高等学院・中学部の数学で使用する教材の例です。
【中学部】
- 新しい数学
- 体系数学(数研出版)
- 体系問題集 数学(数研出版)
- プリント
【高等部】
- 数学教科書
※上記は一例です
※実際の教材と異なるおそれがあります
早稲田大学高等学院・中学部の理科について
中学部の理科
中学部の理科では、中学生が学ぶべき内容を深く考えられるよう、専門性の高い教員がカリキュラムの作成を行っています。
また、生徒一人ひとりが実験・観察に携われる設備と時間数を確保して、深い理解を促しています。
質の高いカリキュラムと豊富な実験・観察の機会が、高校・大学進学後にも活かせる探求的な学びを実現しているのです。
高等学院の理科
高等学院の理科では、物理・化学・生物・地学の4科目を扱います。
4科目とも、大学入学後に活用できる基礎力の習得を目的としています。
高等学院の理科の特徴は、自身の体験と結びつけて学べるように実験・観察の機会が豊富に設けられており、大学初年度で行うような実験を行う点です。
さらに、実験後にレポートの提出を課題としており、レポート作成能力を培えます。
理科の授業で使用する教材
早稲田大学高等学院・中学部の理科で使用する教材の例です。
【中学部】
- 未来へひろがるサイエンス
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。 学校紹介2024年11月22日【白鷗高校・附属中学校の保護者の方必見】定期テストの特徴や進学実績を解説 内部進学2024年11月20日【青山学院中等部・高等部の保護者の方必見】内部進学を徹底解説 - 一貫教育コンパス2024年11月19日中高一貫校生の生活実態を徹底解剖!勉強、睡眠、スマホ利用に関するリアルな声
- 勉強法2024年11月19日中学数学のつまづきやすい単元一覧|解き方・教え方がわかる事典
※上記は一例です
※実際の教材と異なるおそれがあります
WAYSに在籍する生徒の事例
個別指導塾WAYSには、早稲田大学高等学院・中学部の生徒が多数在籍しています。
ここでは、2人の生徒の成績アップ事例をご紹介します。
【数学・理科】中学部2年生
中学2年の9月に入塾した生徒です。
この生徒は、入塾前の1学期期末テストで、数学Aが56点、数学Bが78点、理科1が40点という成績でした。
しかし、入塾から3ヶ月後の2学期期末テストでは、数学Aが78点、数学Bが100点、理科1が78点まで上がっています。
入塾前、成績が振るわなかった原因は、学習習慣が身についていないことにありました。
テストにも一夜漬けで臨んでしまっており、十分な演習量を確保していないため、点数が伸びなかったのです。
復習を習慣化して成績アップ
WAYSでは、recoという学習管理アプリケーションを使用しています。
生徒一人一人の学校の授業進捗を管理することにより、授業開始の際に学校の授業進度を確認しています。
recoで最新の進捗状況を管理しながら、学校の授業に追いつく形で指導を進めていくことで、習った範囲をその日や次の日に復習できるように徹底指導しているのです。
学校の学習内容を忘れる前に知識として定着させることができ、テスト本番で実力を発揮できた結果、点数アップにつながりました。
この生徒の詳細を知りたい人は、以下を参照してください。
合わせて読みたい
早稲田大学高等学院2年生―学校で習った範囲をすぐに復習して成績アップ!
【数学】中学部3年生
中学3年の6月に入塾した生徒です。
この生徒は、入塾前の1学期中間テストで、数学Bが30点という成績でした。
しかし、入塾から1ヶ月後の1学期期末テストでは、数学Bが81点まで上がっています。
入塾前、成績が振るわなかった原因は、演習量の不足にありました。
提出する課題だけ行い、テスト対策は特にしないままテストに臨んでいたため、点数が伸びなかったのです。
学習管理を徹底して成績アップ
1コマ2時間のWAYSに通って演習量を確保しながら、徹底した学習管理を行いました。
直前に焦って課題を行う生徒には、勉強場所とペース管理が大切だからです。
早稲田大学高等学院中学部の定期テストでは、『体系問題集数学2 基礎・発展』の問題と似た問題が出題されていました。
そこで、「テストまでにこのテキストを3周する」という具体的な目標を設定したのです。
その結果、入塾してから約1ヶ月で数学Bの点数を50点以上伸ばすことができました。
この生徒の詳細を知りたい人は、以下を参照してください。
合わせて読みたい
早稲田大学高等学院中等部3年生―演習量の増加と解き直しの徹底で成績アップ!
定期テスト対策で重要なポイント
早稲田大学高等学院中学部の定期テストは、授業で扱った問題を確実に理解していれば解けるように作られています。
授業で解説された内容を参考に、どの教材から出題されるかを予測した上で勉強することが効果的です。
英語の定期テスト対策
早稲田大学高等学院中学部の英語は、教科書の内容を中心に、問題集やプリントからも出題されます。
定期テスト対策で重要なのは次の2つです。
単語の復習はその日のうちに
定期テストでは、単語問題も出題されます。
テスト直前になって単語の勉強をしていると他の勉強に手が回らなくなってしまうため、習った単語はその日のうちに復習しましょう。
繰り返し演習
演習の目安は「習ったらすぐ2周、テスト直前にもう1周」のようにテストまでに3周することです。
基礎から勉強したい人は教科書を、高得点を目指す人は問題集を繰り返し演習するようにしましょう。
数学の定期テスト対策
早稲田大学高等学院中学部の数学Aは、授業で習った内容を中心に出題されるため、教科書やプリント、ノートの復習を進めることで高得点を狙えます。
数学Bは『体系問題集』からの出題が多いようです。
数学Aと異なり、問題集を中心にテスト対策を行うことが効果的です。
学習は計画的に
数学A・Bどちらにおいても、学習は計画的に進める必要があります。
出題される範囲がわかっていても、できるまで繰り返し演習しておかないとテスト本番で力を発揮できないからです。
繰り返し演習できるように、習ったことはできるだけ早く復習しましょう。
間違えた原因を考える
やみくもに演習を繰り返しても、テストで問題を解けるようにならなければ意味がありません。
間違えた原因を考えることで、解き方の理解が深まり、定着を図ることができます。
解き方を定着させられれば、テストで実力を発揮できるでしょう。
内部・外部進学について
中学部、高等学院それぞれの内部進学事情を確認しましょう。
中学部から高等学院への進学
所定の基準を満たし中学部を卒業すれば、高等学院に進学できます。
また、高校入試も実施しており、高等学院から入学してくる生徒がおよそ360名いるようです。
高等学院から大学への進学
早稲田大学高等学院・中学部は、早稲田大学附属の中高一貫校であるため、約99%の生徒が早稲田大学に進学します。
学部については、看板学部である政治経済学部に入学する生徒が20%以上を占めているようです。
ただし、1クラスにつき1人か2人ほど留年する傾向があるため、高校入学後も成績を維持することが必要です。
教育方針と取り組み
早稲田大学高等学院・中学部は早稲田大学への接続を念頭に置いており、専門の学芸を研究するために必要となる「基礎的な学力」と「資質」の育成を重視しています。
そのため、「選択科目」「第二外国語」「総合的な学習・探求の時間」といった独自の教育課程を設けています。
特色のある選択科目
高等学院の高校3年次において、「大学準備講座」「自由選択科目」という選択科目を設けています。
なかでも、学部生に交じって大学で講義を受ける授業や、大学教員が学院に来て講義を行う授業が特徴的です。
大学での学びをより具体的にイメージすることで、生徒は自分の興味や関心を深めることができるでしょう。
第二外国語の必修
早稲田大学高等学院では、グローバルな人材育成のために、入学時に「ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語」の中から1つの言語を選択し、3年間その言語を学びます。
在学中に、検定試験を受験する生徒や語学研修プログラムに参加する生徒もいるようです。
学部によっては、早稲田大学への進学後に中級クラスに入り、語学力アップを図れます。
また、早稲田大学と海外名門大学の両方で学位を取得する「ダブルディグリープログラム」へ参加する機会もあります。
総合的な学習・探求の時間
中学部で行われる「総合的な学習の時間」では、教科の枠をこえた課題の調査・研究を行って成果を発表する機会が設けられています。
また、高等学院3年次には「総合的な探求の時間」で卒業論文の執筆に取り組みます。
教員1人に対して生徒10人ほどのゼミ形式で指導を行うなど、大学の卒業論文のような形式を取っているようです。
研究発表や卒業論文の執筆を通して、プレゼンテーション技術や論文執筆技法の習得だけでなく、これからの時代を生き抜くために必要な力を身につけられるでしょう。
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