浪人できないのに大学受験で全落ちしてしまったときの選択肢は?全落ち回避の対策もご紹介!
「大学受験に全落ちしたとしても、浪人できない」という事情を抱えている受験生は少なくありません。
浪人できない場合は「もし全落ちしたら将来どうなるのか?」「大学生になれなかったら、春から自分は何をすればよいのか?」
と、大きな不安を抱えることになるでしょう。
浪人できない場合でも、将来の選択肢にはさまざまなものがあります。
どのような道を選択するかによってその後の人生は大きく変わることになるでしょう。
本記事では、大学受験に全落ちしないための対策についてもご紹介しています。
浪人できない事情を抱えている受験生は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験に全落ちして浪人できない理由とは?
大学受験に全落ちすることはそれほど珍しいことではありません。
その中には、浪人できない事情を抱えている人もいます。
大学受験に全落ちして浪人できない理由にはどのようなものがあるのか確認しておきましょう。
経済的に難しい
特に多いのが、経済的な理由によるものです。
浪人することになると予備校に通う場合が多いですが、予備校に一年間通うためにかかる費用は100万円以上といわれています。
予備校に通わないにしても、参考書や問題集を買ったり、模試を受けるためのお金がかかったりするため、家庭によっては厳しい場合もあるでしょう。
そのような理由で、親から「浪人は難しい」といわれている受験生は少なくありません。
親から反対されている
「全落ちしたのは本人がしっかり勉強しなかったから」と親が思っている場合は、浪人を反対される可能性があります。
受験が近いにもかかわらず「ゲームばかりしている」「友達と遊んでばかりいる」という姿を親が見ていた場合は、たとえ経済的な余裕があったとしても「浪人しても勉強しないだろう」と思われてしまっても仕方ないかもしれません。
大学も予備校も、必要な費用を出すのは親であることが多い以上、親からの反対があれば浪人はできないと考えたほうがよいでしょう。
世間的に抵抗がある
受験生本人が浪人生になることに抵抗を感じている場合も少なくありません。
浪人生を「高校生でも大学生でもない曖昧な立場」と考えてしまい、世間体の悪さを感じる人もいるでしょう。
周囲から気を使われることにストレスを感じ、精神的に再挑戦できる状態でなくなることもあり得ます。
特に、大学受験に一生懸命取り組んだ人ほど、大学受験が人生のすべてのような感覚になりがちです。
そのため、あらかじめ「浪人はしない」と決めている受験生も多いようです。
大学受験に全落ちして浪人できないときの選択肢
大学受験に全落ちして浪人できない場合「親を説得する」「アルバイトをしながら予備校に通う」などの選択肢もありますが、それが難しい場合は以下のような選択をすることになるでしょう。
就職する
大学受験に全落ちして、就職するという選択をする人もいます。
進学すること自体を見直し、別の道へ進むことも一つの方法でしょう。
ただし、大学受験が終了してからだと一般的な就職時期は終了しています。
そのため、新年度から社会人としてスタートすることは難しいかもしれません。
もちろん道がないわけではないため、まずはハローワークなどへ行って相談してみるとよいでしょう。
専門学校に進学する
「高卒で就職する自信がない」「もっと勉強したい」という場合は、専門学校へ進学するという選択肢もあります。
専門学校では専門的なスキルを身に付けられるため、卒業後の就職に有利になる可能性が高いでしょう。
大学の後期入試の合格発表が終わってからでも、出願に間に合う専門学校もあります。
ただし、それほど時間に余裕はないため、気になる専門学校があれば事前に調べておくのがおすすめです。
海外留学する
進学先は日本だけではありません。
海外に行けば将来の選択肢はさらに広がる可能性があります。
もちろん、金銭的な理由で浪人できない場合は海外留学も難しいですが、そうでない場合は一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
海外の大学に進学することはもちろん、語学学校や海外の専門学校に進学する方法もあります。
また、ワーキングホリデーを利用して経験を積むのもよいでしょう。
いずれにしろ海外に行けば向かう先にもよりますが、英語などの語学力が格段に上がるため、帰国後の就職にも有利になるはずです。
浪人できない人が大学受験に全落ちしないための対策
浪人できないことが事前にわかっている場合は、現役合格に近づけるよう早めに対策を考えておくことをおすすめします。
大学受験に全落ちする人にならないためにやるべきことについてはこちらの記事でもご紹介しているため、参考にしてください。
科目数の少ない国公立を受験する
私立大学の一般選抜試験は3科目、国公立は5科目が基本です。
そのため、私立大学と国公立大学を両方受ける場合、国公立対策として5科目を勉強しておく必要があります。
全落ちを回避するために徹底的に勉強したいなら、受験科目は少ない方が有利です。
そこで、国公立を受験するのであれば、受験科目の少ない学校をチェックしておきましょう。
国公立でも、3教科以下で受験できる大学は意外とたくさんあります。
大学は限定されますが、各科目に十分な勉強時間を費やせることは、大きなメリットです。
受験勉強のスタートが多少遅れたとしても、取り戻せるチャンスがあるのではないでしょうか。
前期で安全な大学を受ける
大学受験で全落ちしないためには、併願校選びも重要なポイントになります。
たとえ第一志望校の難易度が高くなくても、浪人できない状況であるならば、安全な大学も受けておくべきです。
「第一志望に落ちてしまったら、後期試験で安全な大学を」と思う人もいますが、後期入試は前期入試に比べて倍率も難易度も上がります。
そのため、前期で安全な大学を受けておくことをおすすめします。
優先順位を見極めて勉強をする
全落ちを回避するための勉強法として、優先順位を見極めて進めていくのがおすすめです。
入試科目ごとの配点は大学によって異なるため、まずはそこを確認してください。
例えば「英語50点・数学100点・理科150点」で300満点の試験なら、最も配点の大きい理科を重点的に勉強しましょう。
すべての科目に同じだけ時間をかけて勉強するよりも効率的です。
同時に、志望大学の過去問をしっかりと分析し、頻出分野があればそこも重点的に取り組んでおくことをおすすめします。
まとめ
大学受験に全落ちしても、経済的な問題や親からの反対などによって浪人できない人は少なくありません。
その場合は、就職・専門学校への進学・海外留学などの選択肢もあるため、自分の進むべき道を考えてみるとよいでしょう。
いずれにしろ後悔なく大学受験を終えるためには、今できることを精一杯やることが大切です。
まずは、全落ちを回避するための対策にはどのようなものがあるのかをチェックしておきましょう。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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