【中高一貫校】神奈川県立平塚中等教育学校の教育・評判を徹底解明

2023年09月21日 2024年04月10日

学校紹介

神奈川県立平塚中等教育学校は、神奈川県平塚市大原にある中高一貫制共学校です。学習内容を定着させる目的で、中高の6年間を発達段階の3期に分け、確かな教育活動を実践している学校です。

このページの目次

1 神奈川県立平塚中等教育学校の基本情報
2 神奈川県立平塚中等教育学校の教育
3 神奈川県立平塚中等教育学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 神奈川県立平塚中等教育学校の評判

神奈川県立平塚中等教育学校の基本情報

沿革

神奈川県立大原高等学校が前身となり、学内に併設されました。開校は2009年になります。神奈川県では、初めての公立の中高一貫校となります。2014年になると、前身となる大原高等学校が閉校となり、2015年に第一回となる卒業式が挙行されました。2019年には、創立10周年記念式典が開催されています。

教育理念

神奈川県立平塚中等教育学校は、三つの｢L｣を教育理念としています。まず、自分と他者の生命･人権を守り共に生きる｢Live｣です。次に、郷土であるかながわを慈しむ｢Love｣、更に、自分で学習し、決定、行動できる力をつける｢Learn｣です。

施設

体育館や校庭は、広々としており、体育行事や部活動にも大いに利用されています。図書館は、じっくりと本を選んだり、集中して学習に取り組めたりできるよう、落ち着いた雰囲気が維持されています。｢風の通り道｣という、通路は、生徒の憩いの場となっており、爽やかな青空のもと、楽し気な笑い声や吹奏楽部の練習の音も流れるのどかな場所となっています。

校則

スマートフォンを緊急用に学内に持参する場合は、保護者の携帯電話届けが必要です。それ以外、校内での使用は不可とし、電源を切り、かばんやロッカーにしまう必要があります。通学カバンの種類は、市販のものが許可されています。防寒用のコートは華美でなければ、着用可能です。靴下は、白、紺、グレー、黒の無地です。

神奈川県立平塚中等教育学校の教育

スチューデントメンター制度

広範囲の地域の小学校から入学してくる生徒にとって、慣れるまでの学校生活は、不安なことが多いです。そこで、かつて同様の経験をした後期課程生が、前期課程生のサポートをするメンター制度を導入しています。生徒による支援は、相談しやすく、生徒同士で強い絆を形成していきます。

キャリア教育

かながわ探求として各年で職場を訪問し、学びを得ています。1年時には、農業や漁業など日本の食の基本となる第1次産業の現場や研究所を訪問します。2年時には、モノづくりの現場を訪ね、第2次産業について学ぶことができます。3年時には、サービス業など、人と関わる仕事である第3次産業の現場を訪問します。また、4年時には、分野別に講演会が開かれ、公務員やIT系の仕事、マスコミなど、実際にその業種を経験してきた方を講師に迎え、生徒たちの将来の職業を考える場を設けます。

グローバル教育

国際社会に大きく羽ばたくことを想定し、幅広い教養や知識を身に付けることを意識しています。そのため、英語によるコミュニケーション力を高めると同時に、日本文化を自分の口から世界に発信、紹介していける力もつけます。具体的には、2年時のイングリッシュキャンプや、3年時には希望者によるイマージョンプログラム、5年時の台湾への海外研修などがあります。1～3年の頃に行われる百人一首大会では、日本文化に触れながら、競技としての盛り上がりも見せます。

進学実績

2022年の進学実績は、京大に1名、旧帝大や一工には、15名合格していて、早慶上理ICUでは、76名の合格者が出ました。特に、難関私立大学の早稲田大学は、20名、慶應義塾大学には、12名の合格者が出ています。更にGMARCHには、161名もの合格者を出しており、明治大学58名、法政大学では前年の倍に当たる40名の合格となっています。

神奈川県立平塚中等教育学校の学校生活

部活動

テニス部は、前期課程で関東大会に出場しており、後期課程では、西相地区夏季テニス大会個人戦ダブルスで男女優勝、個人戦シングルス男子優勝、女子準優勝と日頃の練習の成果を出しています。弓道部や山岳部も関東大会で優勝しています。文化系では、科学部の甲子園ジュニア神奈川県大会に出場し積極的な活動が認められています。

イベント

翠星祭は、各学年が行う体育部門があり、ブロック対抗リレーなどチームで競い合います。10月に行う文化部門では、展示や舞台披露があります。1月の合唱コンクールは、平塚市中央公民館で開かれます。3月には歩行大会があり(1～5年)、丸山城址公園や、大山阿夫利神社など、学年によって違うコースをまわるようになっています。

神奈川県立平塚中等教育学校の評判

教員が大変熱心で、生徒との信頼関係が強く結ばれています。また、中学生と高校生が協力して体育祭や文化祭を行うことで、学年を超えた絆が強く結ばれます。神奈川県では初の公立中高一貫校として設立されたため、県民の期待も高いです。難関大学への合格率も上がってきており、年々、入学希望者が増加傾向にあります。

投稿者プロフィール

中高一貫校専門個別指導塾WAYS 編集部: 中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。