【中高一貫校】筑波大学附属駒場中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明
通称「筑駒」と呼ばれ東京大学への進学実績が高い事で有名な筑波大学附属駒場中学校・高等学校ですが、歴史のある中高一貫校として様々な特徴があります。進学先を選ぶポイントとして、評判や特徴をまとめてご紹介していきます。
このページの目次
筑波大学附属駒場中学校・高等学校の基本情報
沿革
元々は旧制東京農業教育専門学校の附属中学校として1947年に開校された国立学校です。1956年に中高一貫校となり、国立の中学校・高等学校で唯一の男子校となりました。1978年、現在の「筑波大学附属駒場中学校・高等学校」と改称されています。
教育理念
「挑戦・創造・貢献」という3つのワードをもとに学校目標として、「自由・闊達の校風のもと挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす」という一文を指針として置かれています。新しい世界を切り開く精神の姿勢、すべての物事に柔軟かつ意欲的に取り組む行動の姿勢、自ら挑戦し創造した結果を社会に役立てるという意味が込められています。
施設
「6年間の自由空間」という言葉でも知られるように、のびのびとした緑豊かな環境が整っています。芝生の広場、温室の畑やガーデンなど、自然に触れられる場所が多くある他、「ケルネル田んぼ」と呼ばれる水田が身近にある事が特徴です。また、人数対比における敷地面積はとても広く、校庭などものびのびと使う事ができます。
校則
こちらも「6年の自由空間」、「駒場の自由」という言葉で知られる通り、決められた制服が無く、身だしなみ等も生徒の自主性と自覚に委ねられている事が特徴です。その他は多少の校則の設定はあるものの、ほとんどが教育理念でもある自由闊達に基づき、生徒ひとりひとりの考えを尊重しています。
筑波大学附属駒場中学校・高等学校の教育
総合学習と課題研究
筑波大学附属駒場中学校・高等学校では総合学習として1年を通した田植え、稲刈り、脱穀までのお米作りをケルネル田んぼで行います。大事にされているポイントは、米作りを通して環境や文化など、幅広く学ぶという点です。稲作学習は、筑波大学附属駒場中学校・高等学校での特徴的な学習のひとつと言えるでしょう。さらに高校2年、3年生では課題研究の時間が設定されています。自ら課題設定を行い、研究・探求の過程を経験する事でマニュアル通りの答えや知識ではなく、真の意味で理解をし、結果として知識を身に着ける重要性を学ぶことができます。この研究課題では、教員は生徒が設定したテーマに応じて、資料や考え方をアドバイスしたり、学校外への見学や訪問の用意を行います。実際に課題の調査を行い、研究するのは生徒自身に委ねられ、個々人が発展的に学ぶ、という学習方針として、筑波大学附属駒場中学校・高等学校では大事にされている学習です。
グローバル教育
平成14年度より、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されており、科学技術や理科、数学での重点的な教育がなされています。その中で、国際社会でも活躍するグローバル・サイエンティストの育成を目標に効果的な学習システムの構築を目指しています。これまで釜山国際高校・台湾の台中市立台中第一高級中学とのオンライン研究交流が行われ、高校2年生の生物・数学・科学の研究発表プレゼンテーションが実施されています。
進学実績
2023年の国公立大学進学者数は、114名で、中でも東京大学への進学者数が87名と過半数を占めています。一橋大学や名古屋大学へも進学実績があり、私立大学へも慶応義塾大学へ62名、上智大学へも多数人数進学している事から、1学年の生徒数に対しても全体的にレベルの高い進学実績であるといえます。
筑波大学附属駒場中学校・高等学校の学校生活
部活動
サッカーや野球等、一般的な運動部から、演劇部、語学部、中学鉄道研究部や数学科学研究部など、数多くのクラブ活動が存在しています。さらに同好会まであるので、部活動でも好きな事ややってみたい事に挑戦できる環境が整っています。複数の部活動を兼任して所属する生徒もいるようで、例年各大会で多くの生徒が活躍しています。中高一貫校である事を活かし、高校生が中学生に指導をする風景も見られ、和気あいあいと純粋に部活動を楽しんでいる生徒が多いようです。
イベント
学校行事は特に盛んに行われている事が特徴です。音楽合唱祭、体育祭など一般的なものから、ミュージカルやオペラを鑑賞する芸術鑑賞会、個人で挑むロードレースや弁論大会等、仲間との共同作業を通じて牽引力や協調性を育んでいます。校風に「自由・闊達」とあるように、様々なものに触れて、行動していくための刺激になるイベントが豊富です。
筑波大学附属駒場中学校・高等学校の評判
評判は全体的にとても良いです。進学実績での内容はもちろん、子供を信頼してくれる学校であり、勉強とともに精神面、学問を学ぶ事ができるとの声がありました。教科書などにとらわれずに子供の興味を引き出す工夫がされているという学習環境への評価が多く見られます。「好きなことに没頭できる環境が整っている」「色々な分野で突き抜けている生徒が多く刺激になっている」「生徒達がお互いに意識しあい自然と学習意欲が上がっている」というような内容が多く見られました。
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
学校紹介2024年11月23日【穎明館中学・高校の保護者の方必見】定期テストの傾向や進学実績を解説 学校紹介2024年11月22日【白鷗高校・附属中学校の保護者の方必見】定期テストの特徴や進学実績を解説 内部進学2024年11月20日【青山学院中等部・高等部の保護者の方必見】内部進学を徹底解説 - 一貫教育コンパス2024年11月19日中高一貫校生の生活実態を徹底解剖!勉強、睡眠、スマホ利用に関するリアルな声
筑波大学附属駒場中学校・高等学校