【中高一貫校】清風南海中学校・高等学校の教育・評判を徹底解明

2023年03月16日

学校紹介

清風南海中学校・高等学校は、大阪府高石市にある男女共学の中高一貫校です。
完全な中高一貫ではなく、高校では、内部進学生と高校からの外部進学生が混在してクラスを編成します。
仏教系の厳しい学校として知られていますが、どのような教育が行われているのでしょうか。

このページの目次

1 清風南海中学校・高等学校の基本情報
2 清風南海中学校・高等学校の教育
3 清風南海中学校・高等学校の学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 清風南海中学校・高等学校の評判

清風南海中学校・高等学校の基本情報

沿革

南海電気鉄道による、鉄道運転士養成のための南海学園南海高等学校が母体です。
1960年代、同校への入学者が激減したのを機に、学校法人清風学園に譲渡されました。
1983年に中学校が開校され、以来、中高一貫校となっています。
また、以前は男子校でしたが、今では中高とも男女共学です。

教育理念

創立者が真言宗の大僧正だったため、清風南海中学校・高等学校は今も仏教の精神にもとづいた教育が行われています。
徳・健・財の三拍子をモットーに、責任を重んじ勤勉努力する人物を育成することがその理念です。
また、仏教など宗教による教育によって、社会から信頼と尊敬、安心の対象たる人物を育成しています。

施設

創立50周年を記念して完成した新校舎は、職員室などがある本館を中心に、高校生が生活する東館、中学生が生活する西館、また、ホールや図書館などがある6階建ての宕峯館という構成です。
体育館は第一と第二の2つあるほか、音楽室や美術室などが入る芸術棟、さらに、グラウンドとプール併設の校外学舎があり、特別学習や水泳実習に活用されています。

校則

仏教の戒律にもとづいた厳格な考えがベースにあるからか、校則が厳しいとの口コミが見られます。
とくにスマホの扱いには厳しく、学校への持ち込みは許可制であり、持ってきても使用には厳しい制限があるとのことです。

清風南海中学校・高等学校の教育

中高一貫の独自のカリキュラム

清風南海中学校・高等学校では、中学と高校を分けて考えず、一つの流れとして6年間を捉えて一貫したカリキュラムを実施しています。

中学入学生の場合、特進コースとスーパー特進コースの2コースに分けられ、それぞれ国公立大学を目指します。
スーパー特進コースは、医学部や旧帝大など最難関大学を目指すコースです。
成績によってコースの入れ替えが行われることもあります。

高校入学生は、中学からの内部進学生とは別に「三カ年特進コース」を編成します。
3年で難関国公立大学を目指すため、2年次で高校までの学習範囲を終えて、3年次は実践的な受験対策に力を入れる内容です。

授業第一主義

いずれのコースも、授業時間が長いのが同校の特徴です。
平日に50分授業が7つ、土曜日も50分授業が4つあります。
授業時間だけでも公立高校より多くなっていますが、これに加えて、少人数制の個別授業や放課後のマンツーマン指導、毎日の小テスト、学習会、補習授業など盛りだくさんです。

修養行事

仏教教育の実践として、毎年4月、入学生は高野山にて修養行事に参加します。
以降も、伊勢神宮や法隆寺などで修養行事があるほか、毎朝始業前に般若心経を唱えるなど、仏教色の濃い学校です。

グローバル教育

清風南海中学校・高等学校は、1983年のブリスベングラマースクール（オーストラリア）と姉妹校提携以降、グローバル教育の取り組みに力を入れています。
ニュージーランドへの海外研修旅行（中学校）のほか、希望者のための海外留学制度を設けているのが特徴です。日々の授業では、外国人教師による実践的なコミュニケーション指導もあります。

進学実績

授業第一の厳格な教育体制により、同校の進学実績は年々高くなっています。
2022年度の合格状況によると、東京大学に5名、京都大学に38名、大阪大学に14名、神戸大学に16名の現役合格者を輩出しています。
そのほか、旧帝大や医学部、歯学部など難関大学・学部への進学者も複数おり、2022年度の国公立大学合格者は合計163名でした。

清風南海中学校・高等学校の学校生活

部活動

授業時間の多い清風南海中学校・高等学校ですが、勉学とクラブ活動を両立している生徒もいます。
中学・高校ともに運動部、文化部の種類は多数です。
たとえば体育部では、剣道部・硬式テニス部・サッカー部・陸上部など、文化部ではインターアクト部・フィールドワーク部・吹奏楽部・美術部・囲碁将棋部などがあります。

イベント

文化祭や体育祭などの一般的な行事のほか、清風南海中学校・高等学校ならではのイベントが複数あるのも特徴です。

たとえば、生徒全員が富士山の登頂を目指す7月の「富士登山」、総本山四天王寺の修正会結願法要にて行う「どやどや行事」などがあります。
そのほか、降誕会、高野山修養行事、伊勢神宮修養行事、法隆寺修養行事といった仏教関連のイベント、東京大学への見学会、文楽や狂言の鑑賞会など多彩な内容です。

清風南海中学校・高等学校の評判

授業時間が多く、校則も厳格との評判が多い清風南海中学校・高等学校ですが、それだけに進学実績は極めて高いといえます。
自由が少ない、時代遅れなどの否定的な口コミも見られましたが、「あえて厳しい環境に身を置いて、仲間たちと切磋琢磨したい」という学習意欲の高い生徒には最適な学校という見方もできるでしょう。

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その秘訣は、それぞれの学校のテキストを教材として使用する点です。
中高一貫校に精通した講師陣が、各学校に合わせた指導を行うことで、難化した中高一貫校のテストにも効率よく対応できるようになっています。

定期テスト対策指導

投稿者プロフィール

中高一貫校専門個別指導塾WAYS 編集部: 中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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