【要チェック】国公立の大学受験で必要な科目と受験の仕組みを解説

【要チェック】国公立の大学受験で必要な科目と受験の仕組みを解説
私立大学に比べ、国公立の大学受験は共通テストの点数を加味するため、科目数が多くなります。

共通テストで行われる科目の数は、6教科30科目。
その中から、必要な科目をピックアップし、勉強を進めなければなりません。

共通テストで何の科目があるのかよく分からない
必要な科目の選び方が分からない

と、あまりにも多い科目数に、頭を抱えている人もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、国公立大学の大学受験の仕組みと必要な科目をご紹介します。

そろそろ大学受験の勉強に取り掛かろうと準備を始めた方は必見です。

国公立の大学受験の仕組みと必要な科目

国公立の大学受験は基本的に「大学入学共通テスト(共通テスト)」と各学校が行う「二次試験」、2度の試験で構成されています。

どちらの試験にどれだけ比重が置かれるか、どの科目を受験する必要があるのかは、大学ごとに異なります。
これらに試験の仕組みと、出題科目を確認してみましょう。

【年度別】共通テストの仕組みと科目

共通テストは1月の半ば頃、2日間に分けて行われます。

試験科目は現在、6教科30科目。
この中から、志望校指定の科目を受験する仕組みとなっています。

しかし、この科目数は令和6年度までに入学予定の受験生までです。

令和4年(2022年)に行われた学習指導要領の変更にともない、令和4年に高校入学した年代からは、共通テストの出題科目が変更になることが予定されています。
それぞれの試験科目を詳しくご紹介します。

令和6年度までに大学入学予定の場合

令和6年度までの入学予定者の試験科目は、以下のようになります。

教科 科目
国語 「国語」
外国語 「英語」「ドイツ語」「フランス語」 「中国語」「韓国語」
地理歴史 「世界史A」「世界史B」 「日本史A」「日本史B」 「地理A」「地理B」 「現代社会」「倫理」
公民 「政治・経済」「倫理・政治・経済」
理科① 「物理基礎」「化学基礎」 「生物基礎」「地学基礎」
理科② 「物理」「化学」 「生物」「地学」
数学① 「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」どちらか1科目
数学② 「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」 「簿記・会計」「情報関係基礎」 どれか1科目

(参考:独立行政法人大学入試センター 令和5年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等

なお、理科の「物理基礎」「化学基礎」 「生物基礎」「地学基礎」 の4科目のどれかを選択する場合は、2科目で60分・100点となるため、この中から必ず2つ選択する必要があります。

理科の選択方法としては、次の4パターンがあります。

A:理科①から2科目
B:理科②から1科目
C:理科①から2科目および理科②から1科目
D:理科②から2科目

国公立大学では、この30科目の中から7科目受験が主流となっています。
大学によって異なるものの、文系・理系の受験科目は、それぞれ次の7科目が一般的です。

文系 外国語/国語/地歴公民2科目/数学・理科から3科目
理系 外国語/国語/地歴公民1科目/数学・理科各2科目

令和7年度大学入学予定の場合

次に、新学習指導要領となった令和4年度高校入学者、つまり令和7年度に大学入学予定の人が受験する試験科目を確認します。
【共通テスト出題教科・科目】

教科 科目
国語 「国語」
外国語 「英語」「ドイツ語」「フランス語」 「中国語」「韓国語」
地理歴史 「地理総合・地理探究」「歴史総合・日本史探究」「歴史総合・世界史探究」「地理総合・歴史総合・公共」
公民 「公共・倫理」「公共、政治・経済」「地理総合・歴史総合・公共」(再掲)
理科① 「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」
数学① 「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅰ」
数学② 「数学Ⅱ・数学B・数学C」
情報 「情報Ⅰ」

(参考独立行政法人大学入試センター 令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストに関する検討状況について

大幅に再編され、全部で21科目に減少します。

変更のポイントは次の3つです。

・数学の「簿記・会計」と「情報関係基礎」が廃止
・理科の基礎4科目が統合
・新教科「情報」が追加

ほかに、「数学」「理科」「地理歴史・公民」の受験方法にも変更が出る予定です。
最新の情報は「独立行政法人大学入試センター」のホームページで確認しましょう。

二次試験の仕組みと科目

二次試験は、2月下旬から「前期日程」「後期日程」に分けて実施されます。
公立大学では「中期日程」を設定している大学もあります。

前期・中期・後期と最大3回国公立大学を受験できることになりますが、前期日程に比重を置いた募集となっており、第一志望の大学は前期日程で受験するのが一般的です。

入試科目は、前期・後期と異なる場合があり、以下のようになります。

【前期日程入試科目】

文系 英語/国語/数学/地歴・公民から2~3教科
理系 英語/数学/理科から2~3教科

前期日程ではこれらの科目試験に加え、小論文が追加されることもあります。

後期日程では科目数が減り、代わりに調査書・小論文・面接などが加わることもあります。

科目数が多い国公立の大学受験対策

このように、国公立の大学受験は科目数が多く、対策がハードです。

一般的な私立大学と比べ、やらなければならないことが増えるため、効率的に勉強を進めなければなりません。
そのためにも、以下のことを意識しましょう。

  • 授業や予習、復習に力を入れる
  • 早めに志望校を決定し大学受験対策を始める
  • 大学受験の勉強スケジュールをたてる

大学受験の勉強を進めるポイントは何といっても「基礎力を身につけること」です。
そのため、授業や予習・復習で、早いうちから基礎力を身につけましょう。

さらに、志望校を早く決めれば決めるほど、志望校対策がしやすくなります。
それにより、勉強スケジュールも具体的に立てられるでしょう。

この記事を読んでいるあなたは、すでに大学受験について興味を持っている証拠です。
さっそく今日から、大学受験対策の勉強を始めましょう。

まとめ

国公立の大学受験では、多くの学校で共通テスト7科目を課しています。
その分勉強しなければならないことも格段に増えます。

志望校が決まっている人は、なるべく早く大学受験の勉強を開始し、科目数の多さに対応しましょう。

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志望校は、各科目の合計点が合格点に達すれば合格できます。
科目ごとに高得点を目指すのか及第点を目指すのかを決め、それに沿った受験カリキュラムを立てることが合格への最短ルートです。

しかし、独学でこの戦略を立てるのは難しいものです。

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