「勉強しているのに成績が上がらない…」という不可解さ

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こんにちは!

まだまだ暑いですね。

夏休みもいよいよ残りわずかで、新学期もそろそろ始まってくるところもあるでしょう。

さて、今回は、「勉強をしているのに成績が上がらない」ということに関して色々と考えていきたいと思います。

「勉強しているのに成績が上がらない」人に共通する傾向

始めるまで時間がかかる

勉強をし始める前に、プリントの整理や部屋掃除などを始めてはいませんか?

やる気が出ないのは分かります。ですが、無駄な抵抗はやめましょう!

最初は頭を使うようなものではなく計算問題や漢字などから勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

とりあえずやってみることが肝要です。

細切れの時間を活用できない

まとまった時間を勉強しないと気が済まない方もいるでしょう。

お気持ちは分かりますが、時間を工夫するのも大切です。

電車やバスでボーっとするのではなく、単語帳なり理科や社会の教科書なりを小豆に読んでいくのも大切です。

成績がいい子はこのように工夫をしているため、時間の使い方が実にうまいです。長い時間勉強しているわけではないのです。

勉強を作業と勘違いしている

ノートを丁寧に取ったり、教科書の内容をきれいに写すことは作業であって勉強ではないです。

というよりも、そんなことをするのは時間の無駄になってしまうことが多いです。単なる自己満足に終わるだけです。

それでインプットのつもりでしょうが大体インプットされていないです。

そんな作業は最小限にして、教科書を徹底的に理解して(インプット)、問題を考え、解く(アウトプット)ということが成績アップにおける近道です。

インプットはなるべく早い段階から始め、アウトプットの比重を高めていってください。インプットが完璧になるまでというように完璧主義はいけません。完璧なんてことはありえません。アウトプットをして初めてインプットが適切になされているのかが点検できます。インプットとアウトプットとは相互に補完しあう関係にあると思われます。

 

「勉強しているのに…」と言うが、本当に「勉強」しているのか?

毎日長い時間勉強しているのに、毎日自習室に行って時間をかけているのに成績が上がらない。

ん~どうしたもんかなあ…

私は「勉強しているのに成績が上がらない」という嘆き悲しみをよく耳にしますが、そのあなたが言う「勉強」というものは本当に「勉強」と呼ぶのに値するものなのでしょうか?

 

あなたが言う「勉強」とは?

「毎日勉強しているのに成績が上がらないです。どうしたらいいのですか?」などという、なかなか難しい質問を受けます。

この場合こういうしかありません。

「きちんとした勉強をすることです」と。

だいたい、毎日「勉強」しているのであれば成績が上がるはずです。

成績が上がらないのであれば、所詮それは「勉強」の真似事でしかありません。

勉強=長時間机に向かうこと、だと勘違いしている方が多いようですが、勉強というのはできなかったことをできるようにしていくことに本質があります。

闇雲に時間をかければいいってもんでは当然あり得ません。

むしろ、どの程度集中して弱点を潰せたのか、分かるようになったのかという方向に意識を変えていくのが良いでしょう。

無論、理解できたり、できるようになるまでに時間がかかるものだってあります。根気もある程度必要です。

 

何を勉強してきたかを言えるか?

「自分が勉強してきたことなんて言えるよ。今日はベクトルをやってきた。」というのではなく、ベクトルにだって色々ありますよね。成分表示、内積、平行条件、位置ベクトル…など。

大まかにではなく、「今日はベクトルの平行条件やベクトルの大きさの最小値を勉強してきた」と言えればしめたものです。

自分がその日に学習した内容をしっかり思いせるようにしましょうね。

 

「問題集は解けるのにテストだとできない」なんてあり得るのか?

「問題集の問題は解けるのですがテストになるとさっぱりできません」という実に興味深いことを言う人がおりますが、そんな人は「問題集の問題は解ける」と勝手に思い込んでいるだけで、実際には何も分かってはいません。本当の意味で問題を解けてはいません。解けた気になって自己満足に浸っているだけです。問題集のある特定の箇所の解答を丸暗記しているだけで全く知識として使えるものではありません。応用力も何もあったもんではありません。

「何でそもそも公式が生まれたのか?」、「そもそも何でこんな現象が生じるのか?」、「なぜこの事件は起きたのか?」という基本的な原理や背景を理解していないのです。

何周も問題集をこなしているのにできるようにならないという方は、単に機械的に何の役にも立たない解答暗記に走っているだけではないでしょうか。理解が伴っていません。

この考え方はどういう場面で役に立つのかをしっかり理解して使いこなせて初めて勉強をしたと言う資格があると思います。

従って、①原理、理論、背景を理解する、②解答を見れば一通り分かる、③原理や理屈を押さえ、問題を解いたり公式を使いこなすことができる、④それらを理路整然と説明出来る、というようになるまで「自分は勉強しているのに」という言葉は禁句にしておきましょう。

これがまだできないようであれば、「勉強」しているということにはなりません。

 

教科書を軽視しすぎてはいないか?

学校の問題集中心主義

学校の問題集を中心に勉強ができ、きちんと消化しているのであれば問題はありませんし、それが何より望ましいことだと思います。

中高一貫校生は概してなかなか優秀な方が多いです。学校の難しい問題でも手を動かすことができる方も結構います。

しかし、昔から気になって仕方がなかったのは、基礎があまり身についていないうちに、学校などが準備してくれたなかなか難しそうな問題集ばかりを闇雲にやってはいないでしょうか?

それが教科書傍用問題集ならばあまり問題はありませんが、たまに、あまりにも難しい問題集をやっていて、「この人、こんな難しい問題集とか解いているけれど、教科書の問題とか解けるのかな?」とついつい疑問に思ってしまいます。

そんな難しい問題集を解いている生徒に、ある時試しに、「2次方程式の解の公式ってどうやって導きますか?」というように質問しましたが、案の定、答えられてはいませんでした。

難しい問題集をやっていながら、こんな基本事項も説明できないとはなんという由々しき事態でしょう。

実力が伸び悩んでいる時、皆さんに自問自答していただきたいのは、本当にその学校の教材をやる資格があるのかということです。

成績が伸び悩んだら教科書に戻ること

低得点で成績がとどまってしまっている方は、まずは教科書を徹底的に理解するところから始めてください。

教科書は説明も問題も優れています。解答が無いという場合は教科書ガイドを購入してでもやる価値はあるでしょう。

それに教科書はたいていの人が理解できるように作成されていますので、教科書が全く分からないという方はあまりいないと思われます。

基礎知識が怪しいまま問題集を解いてもあまり効果はないです。

先程も述べました通り、ある程度基礎事項を理解していないと、必ずボロが出ます。意外なところで足元をすくわれます。

生兵法は大怪我の基です。

実力が一番つく瞬間

自分の手が届くし、届きそうな問題にチャレンジして、きちんとこなすことが良いのではないでしょうか。

知っているけれど解けない問題に出会い、それを克服する時こそが実力のつく瞬間だと思います。

適度な負荷を自分にかけていくのがいいと思います。難しい問題ばかりやっていてもつぶれてしまいます。

段々とステップアップしていきましょう。

 

 

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木元 佑太朗

東京大学文科1類入学、法学部卒業。 子供たちに自分の頭で考える習慣を身に着けさせることが理念。 科目を問わず入門・基礎から東大入試まで対応可能。 趣味は語学(英語、ドイツ語、フランス語)、ワイン、犬(柴犬・ゴールデンレトリバー)、古典芸能鑑賞、ランニング。

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