【高校生物の勉強法】平均点超えを目指す定期テスト対策を現役教師が解説!

生物研究

「生物のテストで平均点を超えることができない」

「高校になって急に生物が難しく感じるようになった」

高校生物について、このような悩みをお持ちではないでしょうか。

中学校の生物とは異なり、高校の生物は、単純な暗記だけでは対応できない科目です。

また、計算や考察が求められ、思考力も必要とされるため、一夜漬けの勉強では高得点を狙うことは難しいでしょう。

生物の定期テストで平均点を超えるためには、生物の特性を理解し、早めのテスト対策で、勉強時間を確保することが不可欠です。

本記事では、指導歴15年の現役理科教員が、生物の定期テストで平均点を超えるための方法について、詳しくご説明いたします。

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このページの目次

生物で平均点を超えるためにおさえておきたいポイント

生物の定期テストで平均点を超えるために、生物の特徴を押さえておきましょう。

単なる暗記科目ではなく、ひとつひとつを理解し、思考力が求められる

理科の3科目(物理・化学・生物)はそれぞれ特徴が異なります。

生物は、暗記主体の科目であり、社会科に近い部分もあります。しかし、単に「暗記科目」と考えるのは誤解です。

確かに暗記が必要な部分はありますが、複雑なプロセスの仕組みや、原理を理解する必要があります。

生物は暗記だけでは対応できず、論理的な思考力が求められるのです。

分野ごとの繋がりが薄く、積み重ねがなくても高得点が可能

生物で学ぶ内容は、細胞、生理学的機能、分子レベルの現象、遺伝、生物の進化など多岐にわたります。

ただし、各分野の関連性はそれほど強くないため、過去に学習した内容ができていなくても、現在学んでいる分野を理解する妨げにはなりません。

したがって、今から努力すれば、高得点を目指すことは十分に可能です。

平均点を超えるためには、早めのテスト対策で家庭学習の時間を確保することが重要

生物を暗記科目と捉えると、テスト直前の詰め込み勉強で、なんとかなると考えてしまうかもしれません。

しかし、生物は暗記に加えて、複雑なプロセスの理解や、思考力が求められるため、直前の勉強だけでは対応できません。

そのため、早めにテスト対策を始め、家庭学習の時間を確保することが非常に重要です。

効果的に成績を上げるための生物の勉強法

次に、生物の勉強方法を確認しましょう。

特に気をつけておきたいことは、生物といえど暗記だけではなく、問題集を解く時間を確保することが大切なことです。

単語だけの暗記は無意味。図とセットで「暗記」する

生物において、暗記が重要であることは言うまでもありません。

しかし、生物が苦手なお子さんにとっては、

「用語が難解で、教科書を読んでも理解できない」

という声が多く聞かれます。

そのため、生物の暗記は、必ず「単語+図」と、言葉とイメージをセットで暗記することが大切です。

資料集を手元に置いて、図と一緒に覚えることを習慣づけましょう。

特別な資料を購入する必要はなく、学校で配られたものを活用すれば十分です。

生物は暗記だけではない。手と口を動かして「現象の理解」を深める

単に暗記するだけでなく、現象を理解しなければならない分野も存在します。

例えば、光合成は、光合成で起きる化学変化のプロセスを理解する必要があります。

そのためには、授業ノートを読み返して流れを把握することが重要です。

しかし、ただ漠然と読んでいるだけでは、「理解したつもり」になってしまうことがあります。

そこで、口に出して説明したり、ノートに書き出して自分で説明できるようになることが大切です。

自分で説明できる状態になれば、理解できたと言えるでしょう。

ただ、どうしても理解できない内容があれば、講義系の問題集を購入するのもオススメです。

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1番時間をかけるべきはアウトプットの時間:「問題集」を2〜3周解く

生物の定期テストでは、単語や、現象のプロセスがインプットできれば、得点できるケースが多いです。

しかし、知識を定着させるためには、インプットだけでなく、アウトプットが必要です。

アウトプットには、学校の問題集を使いましょう。余計な問題集を購入すると、やることが多くなり中途半端になります。

1冊の問題集をやり切る方が、勉強効率が良いです。

そこで、テストまでに、学校の問題集を2〜3周解くことを目指しましょう。

問題集を2〜3周解くためには、家庭学習の時間を確保することが必要です。

しかし、生物の定期テストで、平均点を超えられないお子さんは、学校の問題集に時間をかけられていないケースが多いです。

生物でつまずきやすい内容

生物が扱う分野や、テストで出題される問題形式の中には、つまづきやすい内容があります。

遺伝

遺伝は非常に難解で、多くの高校生が苦手とする分野です。

特に、生物を暗記科目と考えている場合、その複雑さに驚くお子さんも多いでしょう。

遺伝分野は暗記ではなく、現象の理解が求められるため、何度も問題を解くことで初めて理解が深まります。

計算問題

生物でも、計算問題が出題されます。

生物の計算問題は、問題文に書かれた状況を、正しく理解することが重要です。

問題文を図示して、状況を把握することを心がけると良いでしょう。

考察問題と記述

生物では、実験・考察問題が出題されます。

実験・考察問題は、基礎知識が役立ちますが、複雑な実験のプロセスを読み解くには「慣れ」が必要です。

特に、「出題者が何を意図しているか」を意識して、解答することが求められます。

大学受験を目指す場合は、自分なりの考察を書き出し、先生に添削してもらうことが効果的です。

定期テストで平均点超えを目指す、生物の勉強スケジュール

定期テストまでにスケジュールを組んで、勉強時間を確保しなければ、定期テストで平均点を越えられません。

予習は必要なし。日々の復習で用語の暗記とプロセスの理解に努める

生物では、単語の暗記と同時に、生物現象のプロセスを理解することが重要です。

大量の知識をインプットしなければならない生物は、復習が必須です。

授業ノートに書かれた図を、自分で書き写しながら、プロセスを意識して復習するようにしましょう。

また、復習は授業があったその日に行いましょう。

内容にもよりますが、1回の復習は10〜20分程度で十分です。1回の時間が短くても、目に触れる機会を多くすることが重要です。

できれば、前の授業前に学習した内容も、見返す程度にやっておくと良いでしょう。

一夜漬けはダメ!テスト1週間以上前から問題集に取り組む

定期テスト対策には、基本的に学校指定の問題集を完璧にすることが重要です。

しかし、生物は暗記する内容も多く、理解が必要な部分もあります。

また、分野によっては計算問題や考察問題も出題されるため、一夜漬けの勉強では対応が難しいでしょう。

そのため、遅くとも1週間前から勉強を始めるように心がけてください。

問題集を解きながら、初見で解けなかった問題は印をつけ、解説を読んで理解することが大切です。

テスト直前には問題集の2〜3周目に取り組む

テスト直前には、問題集の2〜3周目に取り組むことが効果的です。

1周目で印をつけた問題を中心に解き直し、自力で解けるようになるまで繰り返しましょう。

分からない問題を極力減らして、テストに臨むことで平均点超えを目指すことができます。

平均点を超えられないお子さんは、2〜3周目の解き直しが不足している場合が多いです。

生物で平均点超えをするには、集中できる学習環境で問題集を解く時間を確保しよう

生物で平均点超えを目指すには、学習環境を整えることが大事です。

問題演習のため、机に向かって集中した勉強時間の確保が大事

インプットだけであれば、机に向かう必要がないかもしれませんが、生物の勉強はアウトプットに時間をかけることが重要です。

そのため、勉強に集中できる環境を整え、十分な時間を確保して問題演習に取り組むことが大切です。

家で集中できない場合は、個別指導塾の利用を検討するのも一案

もちろん、自宅で集中できる環境が整っているのであれば、それが理想的です。

しかし、定期テストで平均点を超えられないお子さんは、家庭学習が苦手で、必要な勉強時間を確保できていない場合が多いです。

自宅でリラックスしすぎてしまったり、スマホなどで集中が途切れてしまう場合は、個別指導塾で学習習慣を身につけることも有効です。

集団授業塾よりも個別指導塾がオススメ

塾には大手予備校のような集団授業塾もあります。大学入試を目指して、学校の学習内容を超える内容を勉強するには適しています。

しかし、定期テスト対策としては、集団授業塾はあまりおすすめできません。

集団授業塾では、インプットが中心であり、定期テストのためのインプットは学校の授業で十分です。

平均点を超えるためには、自分でインプットの時間を作り、アウトプットの時間を確保する必要があります。

個別指導塾では、時間の使い方を独自に決めることができるので、定期テスト対策には個別指導塾が向いています。

中高一貫校に通うお子さんには、中高一貫校専門塾「WAYS」がオススメ

中高一貫校に通うお子さんには、中高一貫校専門の個別指導塾が良いでしょう。

中高一貫校専門の個別指導塾なら「WAYS」がおすすめです。

1コマ120分の授業で、家庭学習が苦手な中高一貫校生に最適

中高一貫校の生物は、高3の1学期〜2学期には教科書の内容が終わる学校が多いです。これは公立高校に比べて1.2倍程度、授業進度が速いのです。

また、大学入試を意識して定期テストが作られるため、テストがハイレベルです。

そのため、中高一貫校では、より一層の勉強時間の確保が求められます。

一般的な個別指導塾では、80〜90分指導が中心であり、十分な演習の時間を確保できませんので、宿題を出してカバーせざるを得ません。これは、ただでさえ勉強量が多く、家庭学習が苦手な中高一貫校生にとって大きな負担です。

WAYSの指導時間は、1コマ120分です。

120分の長い指導時間の中で、十分な演習が可能なので、WAYSでは、塾からの宿題は基本的にありません。

家庭学習が苦手な中高一貫校生にとって、ぴったりな環境です。

 

WAYSでは学校の問題集を使い、個人に合わせた最適なカリキュラムを作成できる

定期テストで平均点を超えるためには、学校の問題集で対策をすることが1番の近道です。

WAYSでは、指導時間内で、学校の問題集に取り組むこともできます。きちんとこなすだけではなく、内容もしっかり理解・定着させることができます。

また、500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、中高一貫校に精通したプロが、お子さんに最適なカリキュラムを作成します。

これにより、定期テストの点数に直結した勉強ができるのです。

まとめ:中高一貫校専門塾「WAYS」で、化学の定期テストの平均点超えを目指す

中高一貫校生が生物の定期テストで平均点超えを目指すには、生物の特性に合わせた暗記・現象の理解、問題演習を行うこと、そして時間の確保が必須です。

WAYSならば、120分の指導時間、宿題なしで、学校の教材を使用することができます。そのため、家庭学習が苦手なお子さんでも、生物の定期テストの点数を伸ばすことが可能です。

中高一貫校では、内容もハイレベルなため、授業や定期テストでしっかりと勉強を続けることで、大学受験対策にもつながります。

今からの定期テスト対策が、1年後・2年後のお子さんの未来に確実につながります。

WAYSの定期テスト対策のノウハウは、無料の資料で詳しく紹介しています。30秒程度で資料請求できるので、お気軽にお申し込みください。

投稿者プロフィール

しみすけ先生
しみすけ先生
中高一貫校で15年間指導してきました。10年間は高校3年生の大学受験指導を、次の5年間は主に中学で指導してきましたので、大学受験を見据えた中学からの学力形成に知見があります。私自身も中高一貫校を卒業しました。
せっかく努力されて入学した学校なので、充実した時間を過ごせるよう情報発信という形でサポートしていきます。

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