成績下位層の中高一貫校生(中学生)が、成績トップへ大逆転するための勉強法まとめ

成績下位層に低迷する中高一貫校生

成績トップクラスの中学生が、当たり前のように行っている勉強法を、中高一貫校専門塾が紹介します。

中高一貫校生は、中学受験を突破しているため、本来のポテンシャルは十分です。成績が下位に低迷してしまっているのは、するべき勉強をしていないからです。

成績トップ層にとって当たり前の勉強法を実践できれば、大逆転は十分に可能です。

お子さん単独、あるいは家庭のサポートだけでは難しい場合は、中高一貫校特有の事情に精通した専門塾のサポートを受けるのも選択肢です。

大前提:進学系中高一貫校では家庭学習が絶対に必要

同じ授業を受けているのに、定期テストの結果は天と地ほどに開きがあるーーそんな事実を突きつけられると、才能の差を痛感するかもしれません。

しかし現実には、成績トップクラスの中高一貫校生は、それだけの努力を水面下でしています。

個々が生まれ持った資質に違いがあるのは当然としても、何もせずにトップクラスの成績を取れているわけではないのです。

授業進度が早く、内容が濃い

大前提として、大学受験を大きな目標とする進学系の中高一貫校では、学校の授業についていき、定期テストで良い成績をあげるために、学校外(家庭)での自学自習が絶対に必要です。理由は2つあります。

  1. 先取りカリキュラム(英語、数学中心)
  2. 授業内容の濃さ

授業進度が早く、中学2年生までに3年間分の学習をします。難易度の高い検定外教科書(中高一貫校用教科書)が使用され、内容も濃くなります。

【「中高一貫校の先取りカリキュラムのメリット/デメリット」詳細解説記事】

自主的な予習・復習、宿題等の家庭学習が前提になっている

授業をどんどん進められるのは、基礎事項を扱う時間を短くしているからです。そのため、生徒が自宅で予習をしてカバーする必要があります。

また基礎を定着させるために、実際に問題を解く「演習」を重ねる必要があります。

「わかる」と「できる」はまったく別物です。

授業でわかりやすく説明されれば、その場で理解できるのは当然。しかし演習をしなければ、テストでは得点できません。

演習は、自宅での自主的な復習や、宿題・課題が該当します。

【「中高一貫校の授業対応には家庭学習が不可欠」詳細解説記事】

基礎=難しい内容を理解するための前提知識

基礎の重要性はそれだけではありません。基礎は、中高一貫校で中心的に扱われる標準〜発展レベルの問題や、その先の単元を理解するための前提知識です。

前提知識がしっかり身についていなければ、次第に授業がわからなくなっていくのは、言うまでもありません。

授業内容を理解できないとするならば、それ以前の基礎部分の演習が足りていないのが根本原因です。この状態でいくら説明されても、解決にはなりません。

進学系の中高一貫校では、生徒が家庭学習をする前提でカリキュラムが組まれている、という事実をまず念頭に置いてください。

成績トップへ大逆転するための勉強法の全体像

進学系の中高一貫校では、授業についていき、定期テストで良い成績が取れれば、そのまま志望大学の合格へ繋がっていきます。はじめから大学受験を意識したカリキュラムが組まれているためです。

そのため、定期テストを常に意識します。

定期テストまでに、テスト範囲を少なくとも3周する

「理解」することに時間をかけても、テストで点は取れません。

理解したけど解けなかった問題を、解けるようにすることに時間をかけます。つまり演習がものを言います。演習の量でテストの点数が決まると思ってください。

各科目、学校から配布されている問題集を、3周以上します。

1週目で正解できなかった問題には印をつけておき、こちらは5回以上解き直しましょう

優先的に取り組むのは、基本問題です。基礎は、標準・発展問題を理解するための前提知識ですから、まず基本問題を完璧にしてから、標準問題、発展問題に取り掛かりましょう。

数学、英語を最優先に仕上げる

演習に時間がかかるのは、何と言っても数学、英語です。優先的に問題集の周回を進めていきましょう。

社会や、理科の生物分野など暗記科目は、テスト当日が迫ってきてから時間を割けるように、スケジュールを組みます。暗記のためのノートづくりなどの準備もしておく必要があります。

普段の授業から日常的に準備をしておく

先取りカリキュラムで進む数学と英語は、授業で遅れを取らないように注意が必要です。

成績トップクラスの生徒は、テスト前だけ勉強するのではなく、普段から自主的に復習を行い、演習を重ねています。

また、授業中に教師の話をよく聞いていると、試験範囲、出題傾向、必出ポイントなどのヒントが示されているはずです。聞き逃さずに情報収集をし、テスト勉強に活かします。

定期テストの点数アップの秘訣=解けなかった問題を、解けるようにする

定期テストの得点をアップさせる秘訣は「理解したのに解けなかった問題を、解けるようにする」ことにつきます。

成績トップクラスの生徒は、おおむね次の手順で、定期テスト対策を進めています。

1.「解けない問題」を判別する

授業や宿題で問題を解いた際に、解けた問題と、解けなかった問題を区別できるよう、チェックをつけておきます。

自宅での復習や、定期テスト対策の勉強の際、時間がなければ、解けた問題は飛ばし、効率を高めます。

時間があるときは、解けた問題も周回します。解けた問題を忘れないようにするためです。

2. すぐにその場で理解しようとする

成績上位の生徒は、解けなかった問題があったときに、放置しません。

すぐに問題の解説を読んで、理解しようと努力してください。

解説を読んでも完璧に理解できないこともあると思います。解説に疑問点・わからない点があれば、学校の先生や、塾の講師等に質問をします。

わからない点を後回しにしてしまうと、結局、わからないままテスト当日を迎えることになります。これをやるか、やらないかが、成績トップクラスと、成績下位層の差です。

3. 理解できたらすぐに解いてみる

わかりやすい説明、解説があれば、理解できるはずです。

しかし理解して満足をしてはいけません。定着させ、テストで得点できる実力に変えられるかどうかは、演習がすべてです。

すぐに問題を解き直してみましょう(演習2回目)

4. トータル5回は演習を重ねる

解き直して解けたとしても、まだ定着はしていません。

その日のうちに、もう一度時間を作って、解き直します(演習3回目)。

さらに定期テストまでに、2回以上は解き直し、当たり前に出来るように完成度を高めます(演習4回目~)。

効率よく点数を伸ばすための定期テスト対策

テストまでに与えられている時間は、すべての生徒が平等です。つまり、いかに効率のよい勉強ができるかが重要になってきます。

特に定期テスト直前は、点数を伸ばすことを最優先に考え、得点につながる可能性が高い学習を優先させましょう。

たとえば、テスト直前にノート作りをしたところで、点数にはまったくつながりません。時間の無駄です。

逆に、定期テストの直前に配られるプリント等は、最優先に覚える必要があります。教師は、テストに出るからこそ、プリントを配布したり、宿題・課題として出したりするからです。

勉強内容だけでなく、体調管理も重要です。

特に、睡眠はしっかり(目安6時間以上)とります。記憶を定着させるために必要と考えられています。

一夜漬けは効果が薄いだけでなく、テスト当日に睡眠不足や体調不良になり、実力を発揮できない事態になりかねません。

効果4倍!効率の良い暗記法

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」の塾生が、それまで60分掛かっていた暗記を、15分に短縮できた、4倍効率良い暗記法を紹介します。

なお、定期テストでの得点効率の観点からは、テスト前日までに、覚えやすい8割を暗記することを優先させます。

すべてを完璧にできればよいですが、現実的に難しいことも多いためです。

そして、覚えにくい2割は、テスト前日に1日で付け焼き刃で暗記しましょう。そのほうが得点は伸びるはずです。

ポイント1:短時間で何回も繰り返す

暗記は、一つ一つに時間をかけるよりも、繰り返し行うことで成果を発揮します。

例えば英単語なら、100語を覚えるのに20〜30分かけるのではなく、100語を5分で周回し、何回も繰り返します。

書くだけの暗記は非効率です。パッと見て口に出す(英語なら発音する)など、五感をフル活用しましょう。思い出す際に、手がかりが多いほうが、覚えやすいと言われています。

ポイント2:少ない量を一時的に完璧に覚える

たとえば、定期テストの範囲で、200語の英単語を覚えないといけないとします。

このように暗記物が大量にある場合は、たとえば20語×10セットのように小分けにして、一時的に完璧に覚えるようにします。

いちど覚えたとしても、人間の脳は少しずつ忘れていくようにできていますので、暗記を繰り返し、「一時的に完璧に覚える」状態を何度もつくっていきます。

だんだんと、50語×4セットのように、小分けのひと塊の量を増やして、さらに暗記を繰り返します。

最終的には、テスト範囲すべてで「一時的に完璧に覚える」状態を、3回以上つくってテストにのぞめるようにします。

テスト後こそ重要!

成績トップクラスの生徒は、定期テストで良い点が取れたとしても、そこで終わりにはしません。

この、テスト結果によって得られる全てを次回のテストに活かそうとする姿勢が、トップクラスである理由とも言えます。

定期テストでも、普段の授業や復習などと同じように、解けなかった問題が明らかになります。

やはり放置せず、すぐに解き方を理解しようと努力してください。学校の定期テストでは、テストを作成した教師に質問するケースが多いでしょう。

解き方がわかったら、定着させるために演習を繰り返します。

最後に、定期テスト全体を解き直して、100点が取れるようにします。

また、単に個々の問題の解き方だけでなく、テスト全体の出題傾向を分析したり、自身の苦手分野やミスしやすい箇所を把握し、次回のテスト対策につなげるケースもあります。

実践、習慣化が難しければ「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」へ

紹介してきた勉強法を実践すれば、トップクラスへの大逆転が見えてきます。

しかし、やるべきことはわかったものの、家庭学習が苦手というケースが少なくありません。どこまで実行できるか悩ましいという家庭も多いはずです。

あるいは、思春期ならではの反発で、親子関係が難しくなるタイミングのため、家庭でのサポートが現実的ではないケースもあります。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が解決策になります。

WAYSならば、「解けなかった問題を、解けるようにする」演習や、定期テストで効率よく得点するための学習計画立案など、紹介してきたすべてをカバーできます。

500校以上の中高一貫校生の指導実績があります。

お子さんが通う学校のカリキュラム、教材にもしっかり対応できるのは、中高一貫校専門塾だからできることです。

WAYSで中高一貫校生の92.9%が成績アップを実現している理由は、こちらで詳しく紹介しています。

成績アップ事例や、料金体系を確認できる無料Webパンフレットは、こちらでダウンロードできます。ぜひご確認ください。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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