【中学生・高校生必見】学年1位を取る人の勉強時間は8時間!その内訳を解説
返却されたテスト結果を見て、「自分は○○時間も勉強したのになんで成績が上がらないんだ…」と思ったことはありませんか?
仮に、勉強時間が成績に比例するのであれば、テストで学年1位を取る人はどのくらいの勉強をしているのか、勉強時間を知りたいですよね。
しかし実際は、中学生・高校生が放課後に確保できる時間は、3時間程度。睡眠時間を削って無理をしない限りは、学校外で勉強できる時間は、学年1位だろうと大差ありません。
つまり効率の良い勉強ができるかどうかがすべてなのです。
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学年1位を取る人の勉強時間の内訳
中学生・高校生の勉強時間の平均は90分程度
ベネッセ教育総合研究所が発表した「第5回学習基本調査」によれば、自宅で行う1日の勉強時間の平均は中学生で90分、高校生で84.4分です。(2015年)
たとえば、部活に入っていて、18時に下校するとします。19時に夕食、20時からお風呂や翌日の準備、23時に就寝だとすると、余った時間は3時間程度です。
余った3時間のうち、半分を自由時間に割くと仮定すれば、勉強できる時間は1時間半(90分)となります。
中学生や高校生が、学校外での勉強に使える時間は限られています。
学年1位を取る人は使える時間のほとんどを有効活用している
学年でトップを取る人でも、勉強に使える時間そのものは大差ありません。ということは、使える時間のほとんどすべてを勉強に注ぎ込んでいるかどうかが違いです。
他の子が、スマートフォンやゲーム、テレビに使う時間時間を、定期テストの対策に使っており、この時点で平均勉強時間(約90分)を超えます。
また、「下校中や夕食中に教材を読む」「お風呂に入りながら暗記する」など、様々な余暇の時間を充てている場合には、勉強時間がさらに長くなります。余暇の時間や隙間時間も活用し、学年1位を取る人の勉強時間は3時間を超えます。
授業も有効な勉強時間にできるなら「8時間勉強」が実現
学年1位を取る人のもう一つの特徴は、授業にもしっかり取り組み、学習を進めている点です。
予習・復習がカギになります。
予習をすることで、理解できる部分とそうでない部分がはっきりし、授業のどこに重きをおいて学習すればいいのかがわかります。
また授業は、これまでの授業内容が理解できている前提で進むため、しっかり復習をして、習った内容を定着させられるかどうかがポイントになります。いちど覚えたようでもすぐに忘れてしまうので、何度か演習を繰り返す必要があるわけです。
このように、授業を有効な勉強時間にできるなら、1日の勉強時間は、50分授業 × 6コマ + 自主勉強3時間 = 約8時間になります。結論として、学年1位を取る人の勉強時間は、約8時間と考えることもできるわけです。
学年1位を取る人の勉強時間以外の特徴
当然ですが、授業を含めて1日8時間勉強すれば学年1位を取れるわけではありません。勉強時間以外の学年1位を取る人の特徴を紹介します。
寝ても覚めてもテストのことを考えている
どんなに頑張らなきゃと必死になっても、これほど勉強にばかり力を注げる人は、そうそういないでしょう。
「定期テストへの情熱」が必要です。根性論じみていますが、1位を取る人は、頭の中が常にテストのことでいっぱいで、情熱をもって定期テストに取り組んでいる傾向があります。
計画的かつ要点を押さえた学習
単に勉強時間を増やすだけでなく、効率の良く学力を上げられるように、勉強内容も重要です。
定期テストの点をあげるためには、何をする必要があり、それをいつやるのかという計画が欠かせません。
特に、私立中学や中高一貫校に通っている場合は、定期テストの難易度が跳ね上がります。
生活習慣
勉強時間を確保するために睡眠時間を削るケースがあります。しかし寝不足は、大人でも体調を崩す原因となります。
学年1位を狙うなら、なおさら継続と安定した学習習慣が重要になりますので、生活習慣を犠牲にするのは避けるべきです。
実際、ノルウェーの高校生8千人を対象にした調査では、学力の高い人は就寝時間が早く、平日と休日の睡眠時間帯のずれが少なかったという結果がでています。(※1)
一部の夜型の人を除いて、深夜は集中力が下がる傾向があり、勉強に適した環境とは言えません。また、睡眠不足で翌日の授業中に眠くなってしまえば、授業の内容を取りこぼしてしまうでしょう。
※1 駒田陽子.知っておきたい子どもの睡眠.2017
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