才能じゃない?物理の定期テストを赤点→平均点にする勉強法!

物理 勉強法

物理は多くの人が苦手とする科目です。

授業も何を言っているのかさっぱりだし定期テストでも低い点数ばかり…
かといってそれを打開する勉強法もわからない!という状態の人も多いかもしれません。

今回はそんな物理で「せめて平均点は取れるようになりたい!」と思っている人向けの記事になります。

はじめに

まずは物理に対する苦手意識をなくしていきましょう。
なぜ物理アレルギーがあるのか、考えられる原因がいくつかあります。

公式を理解していない

物理の勉強をするときに避けて通れないのが公式の暗記です。
もちろん公式を覚えるだけでは解けないというのは嫌ほど聞いたかと思いますが、そもそもその公式について暗記/理解ができているかというのも重要です。

物理がまったくできない人はまず公式についての自分の理解度を確認してみましょう。
ここでいう理解とは、単に数式を暗記していることだけではなく、その公式が導きだすものは何か、その公式はどう導き出されるかという視点も含んでいます。
もしそれらのことが理解できていない場合、教科書などのその公式についての記述がある部分を熟読してみましょう。

イメージがつかめていない

物理で最も重要なのは「イメージ」だといわれています。
物理のイメージとは、例えば日常において働いているエネルギーの動きなどを頭の中で図のように浮かべることです。
このイメージがつかめていないと、そもそも自分が今何について考えているかが理解できず、つまづく要因となるわけです。
そういった場合、図解化してみる、または図解化してある教材を見ることが重要になってきます。

用語を理解していない

物理にはいくつかの用語が登場します。
慣性の法則」等の法則名や、「仕事」等の物理独自の使い方をする用語などです。
公式も含めて、それらの意味を自分で説明できるレベルに理解していないと、授業や問題集で言っていることがさっぱりになるのも当然です。
今一度、その用語の意味についてしっかり説明できるか、それがどんな法則なのか書き出せるかセルフチェックを行いましょう。

できなかったら

上記3つの項目は基本的には教科書でできますが、もし読んでもわからなかったら外部に頼りましょう。
学校や塾の先生に、自分が理解できなかった公式/用語を図解付きで教えてくださいと頼んでみてください。
図解付きでと添えるのは、イメージを概念理解の段階からつかめるようにするためです。

先生方に合うのが難しい場合は、市販の初心者向けの解説参考書(×問題集)を熟読するのも選択肢の一つです。

平均点への持っていき方

物理 成績上がる

上記ができるようになっても、もしかしたら試験で低い点数をとってしまうかもしれません。
平均点に持っていくには、その上にもうひと手間必要です。

物理の才能の壁?

物理への苦手意識が解消された後ですら、点数があまり振るわない場合があります。
そんな状況下で、物理が得意な人を見ているとどうしても「物理には才能が必要なのではないか?」と思ってしまいます。
このように物理の学習初期段階に伸び悩んでしまうという物理の壁があります。
しかし、それは物理という科目の性質上やむなしのことです。

大器晩成

その性質とは、物理は大器晩成型の科目、ということです。
仮に物理に関する公式や用語を理解したからといって即座に点数につながるわけではないのです。

逆に言えば、しっかり時間をかけると、ある時を境に急激に伸び始めるわけです。
これはなぜかというと、物理の問題は知識系ではなく、計算問題が多いからです。
この計算問題を解くためには、どの公式をどのタイミングで使うべきかという見極める力が必要です。
そしてこの見極める力は当然、実際に問題を何度か解くことで身に付きます。

高得点を何食わぬ顔で取り続けている「才能ある」人は、多くの場合この積み重ねがすでに出来上がっている状態です。

見極めの力

要はこの物理の見極めの力を付けることが、物理で高得点を狙う秘訣です。
そんなのたくさんの問題を解かなきゃいけないじゃないか!と思うかもしれませんが、思い出してください。
我々が目指すのは平均点です。
そのため重視するのはどんな問題にも対応できるレベルの量をこなすことではなく、簡単~標準的な問題を何周したかということです。

問題集を解く

ここでやるべきことは、学校や塾でもらった教材を開くことです。
そこに載っている問題を何度も解き続けましょう。

注意すべきこととして、答えを暗記しないように、ということが挙げられます。
というよりは、何も見ずに、その答えにどうやってたどり着いたかを丸暗記(そこまでくれば理解とほぼ同義です)するくらいには仕上げたいです。

もし学校や塾で何も買っていない、または持っている教材が難しすぎるという場合は、以下の市販問題集をおすすめします。

  • 物理入門問題精講[旺文社]
  • 秘伝の物理問題集[学研プラス]
  • リードLightノート物理[数研出版]

それぞれ本番までの時間と分厚さの兼ね合い、およびレイアウトの好みで選んでみてください。

何度もやるが理想ですが、目安としてはすべての問題を何も見ずに正解できるようになったらOKくらいでしょう。

問題演習だけ?

補足しておくと、実践問題や練習問題が大事だからと言って、問題演習の徹底のみに偏ってしまっては物理の成績が伸びにくくなります。
問題を解いて理解できるのは、上記の物理アレルギーの要因を解決してからです。
理解できない問題を何度も繰り返したところで成績は伸びません。
物理は理解と演習の両方がそろって初めて伸びる科目のため、時間がかかるのです。

時間がない人

次のテストまで時間がない!」「範囲が多すぎて問題集何周もできない!」という人もいるかと思います。
そうした場合は、とりあえず問題集内の基礎~標準レベルの問題に絞りましょう。
広く浅くよりは狭く深い学習です。
確実にわかる問題をいくつか作っておくことで、壊滅的な点数は回避できます。

もちろん本来はすべての範囲をやりきる方が良いので、普段から学習していなかった自分を戒めましょう。

まとめ

物理勉強法の基本的な流れは用語や公式の理解→問題演習です。

これを繰り返すことができれば、元は苦手でも自ずと成績は伸びるはずです。

物理は「大器晩成」の科目であることを忘れずに。

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