次のテストや受験にもつながる?定期テストの復習の意義とその方法

定期テストの復習は、勉強を制するための重要なプロセスです。

しかし、ほとんどの人は、結果を見て一喜一憂して終わることがほとんどだと思います。

それはそもそもやる気がなかったり、復習の仕方がわからない、などいろいろあるかと思います。

しかしここで声を大にして言いたいことがあります。

そのまま何もしないのはもったいないです!復習しましょう!

今回は、そんな定期テスト復習法について書いていきます。

定期テスト復習のメリット

記事を読んでいる人の中には定期テストの復習に意味を見出せない人がいるかと思います。

しかし実は、自分の定期テスト答案というのは最も学習しやすい教材なんです。

次の定期テストの点が取りやすくなる

定期テストは次のテストのいわば過去問です。

もし作っているのが同じ先生なら、次のテストは今回のものと範囲が変わっただけの同じ形式のテストになると考えられます。

次のテストの形式を知っていれば、それに即した効率的な勉強が行えるということです。

苦手が一目でわかる教材になる

定期テストの答案は、ある特定の範囲の中の自分が苦手なところが一瞬でわかるようになっています。

それは間違えた部分です。

満点でもない限り、どこかに先生が残したチェックがあるはずで、自分の苦手を自動的に導き出しているのです。

その部分が理解できれば、テストだけでなく、自分の傾向も知ることができます。

定期テストの復習法

続いては、定期テストの復習法について考えていきます。

とは言っても、目的によってその復習法は変わるかと思います。

そこも注意しながら読んでいってみてください。

形式分析

これは次の試験で高得点を狙いたい人がやるべきことです。

一言で形式分析といっても色々あります。

チェックしてほしいのは以下の要素です。

・記述問題やマーク式問題の量

・教科書、授業ノートやプリントのどの部分から出題されているか

・初見問題はどれだけあるか

・捨て問題はあるか

・大問数と時間配分

まだまだあるかと思いますが、とりあえずはこの部分はチェックしてみましょう。

この分析をしておけば、次のテストでいろいろ役立ちます。

例えば、「初見問題の出題が多く、教科書からの出題は少ない」というのがわかったとしましょう。
その先生は応用問題を出して生徒の力を測ろうとしていることがわかりますね。
だとすると、次の定期テストで高い点を取るには教科書の内容を踏まえたうえで、他の問題集などで演習する必要があることになります。

これはつまり、教科書や授業の内容を暗記することに時間を割きすぎなくすることができるということです。

このように、分析結果に基づいて対策を行うのは、復習せずに次のテストに挑むよりも楽でかつ高得点が狙えるのです

苦手分析

こちらは今後の受験やさらに先の定期テストの対策をしていきたい人向きです。

今度はテストの方ではなく自分の分析です。

先にも述べましたが、答案用紙は自分の苦手が最もわかりやすく書かれた紙です。

とはいっても視覚的には見づらいので、一旦間違えた部分を自分でリストアップしてみましょう。

リストアップしたものを見ながら、例えば以下のことを分析してみましょう。

・どんな形式の問題を間違えやすいか

・間違えた問題は暗記不足か、それとも知ってはいたが読み違えたか

・どの分野(英語なら「助動詞」「完了形」など)をよく間違えたか

・時間の兼ね合いで間違えたのか

こちらももっと考えればでてくるでしょうが、とりあえずはこの辺です。

この分析から得られるのは、これから学習するのは特にどの部分を重点的にやればいいかということです。

これがほかの問題集などの分析と違うのは、「狭い範囲」の中から細かい苦手が見つけられるということです。

定期テストは狭い範囲から出題されるため、ある分野のここが苦手、というのを浮き彫りにしてくれます。

同じ事項が必ずしも他の試験で出題されるかはわかりません。

しかしそんな一見細かいように思える部分が判明することで、より対策がしやすくなることがあります。

英語で言うなら「助動詞」の分野が苦手ということが判明するだけでなく、「『助動詞』の訳し分けを記述で出題されることが苦手」ということが発覚したりします。
そうなれば、助動詞の意味を自分で何個か挙げてみる、などの具体的対策が可能になります。

正解分析

間違ったところだけではなく、正解した部分も分析してみましょう。

正解の分析は、テスト、受験どちらの対策にも役立つと思います。

まず、正解した部分は本当に自分の実力で正解したのかを思い出してみましょう。
というのも、勘で正解した問題を間違った問題に分類する必要があるからです。
勘で正解=自分の実力ではないので当然です(運は自分では変えられないので実力にはなり得ませんよ)。
これらも苦手と同様の分析を行いましょう。

次にその場で実力で解けた問題の分析ですが、こちらも同じく分野や形式を見てみましょう。
そうしてくると、自分の得意なところを知ることができます。

得意なことを知るのはいくつかメリットがあります。

一つは時間配分です。テストで得意な部分は早く終わらせ、難しいところに時間を割くなどといった作戦を立てられます。

もう一つはこれからの勉強計画についてです。

これは、今後の勉強時間の配分についてだけでなく、志望校選びなどにも役立ちます。

自分の得意分野が多く出題される大学を探すことができるようになるのです。

自分の武器を知ることで、それを活かせる戦場も選ぶことができるのですね。

まとめ

定期テストの答案からは、以下の3つが見出せます。

①定期テストの形式

②自分の苦手分野

③自分の得意分野

特に③は見落としがちになると思うので、この記事を読んだ人は差をつけられるでしょう。

ぜひ、返却されたテスト用紙をゴミ箱に投げるではなく、次に活かす素材としてみてください。

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