中高一貫校で大学受験に失敗|後悔しないための3つの方法
「子どもが中高一貫校の高校へ進学したのはいいけど成績がよくない」
「大学受験に失敗してほしくない……」
と、子どもの成績や進路について不安を感じる方はいらっしゃいませんか?
難関大学へ合格するためには約2500〜3000時間の勉強時間を確保する必要があります。
WAYSがこれまで指導してきた中高一貫校は約500校。
多くの中高一貫校生を見てきた視点から、大学受験に失敗しない3つの方法をお伝えしますので、今後の受験対策にお役立てください。
このページの目次
大学受験に失敗しやすい中高一貫校生の特徴3選
「進学校だから焦って受験対策しなくても大丈夫だろう」と考えるのは危険です。
一度、中だるみに陥ってしまうと、抜け出すのが難しくなり、合格への道のりは険しくなります。
これからお伝えする3つの特徴に当てはまっていれば、受験への意識を変えることから始めてみましょう。
大学受験対策の意識が低い
中高一貫校生は中学1年から大学受験までの学習期間が長いので、受験への意識が低くなる傾向があります。
受験を経験せずに高校に進学するため、中学の基礎を固める期間がなく、大学合格のためにどこから手をつけてよいかわからなくなってしまうのです。
一方、公立校生は高校受験前に中学3年間の復習をおこなうため、緊張感をもって勉強に取り組む生徒が多いです。
中高一貫校生は周りの友人や学校環境が変わらず、中学校へ入学した6年後に大学受験を経験するため、受験対策のイメージがしづらく学習意欲が低くなるケースが挙げられます。
学習が学校任せになっている
中高一貫校へ通っているからといって「大学受験に有利だ」と考えるのは間違いです。
中高一貫校の学習カリキュラムは、大学受験を見据えて作られていますが、学校任せで大学受験がうまくいくのは稀だからです。
学校はあくまでも集団生活の場なので、生徒一人ひとりに合わせたきめ細かなサポートは期待しづらいでしょう。
学校の授業についていけない生徒は、自学自習する習慣をつけて「授業内容がわかる」レベルまでもっていく必要があります。
「どうすれば自学自習する習慣をつけられるかわからない」
「学習習慣はあるものの、勉強のやり方がわからない」
上記のような場合は、塾や家庭教師などのサポートを受けるのも有効です。
中高一貫専門塾WAYSでは、勉強のやり方から指導するので正しい勉強法を身につけられます。
さらに、1回の指導は120分と平均的な塾よりも長いため、演習量も確保できます。
WAYSの特長や料金などを知りたい方はWebパンフレットをご覧ください。
大学受験に対するプレッシャーが大きい
周囲からの期待が高い、もしくは周りの友人が成績がよくて自信を失い、勉強へのやる気がなくなっているケースです。
受験では不安とプレッシャーが一番の敵になるので、焦れば焦るほど勉強に集中できなくなってしまいます。
そのような生徒はまず、なにに対して焦っていて不安を感じているのか紙に書き出すなどして、気持ちを整理するのがおすすめです。
不安の対象が明確になれば、一人で抱え込まず、親や先生、塾の講師などに相談しましょう。
中高一貫校生の大学受験の実情|合格者は早くから受験勉強を始めている
志望校合格を叶えるためには、勉強時間の確保がマストです。
大学受験に必要な勉強時間や、学習を始めるタイミングをお伝えするので、学習計画を立てる際にお役立てください。
難関大学合格に必要な勉強時間は約2500~3000時間
GMARCHといった難関大学に合格するには、2500~3000時間程度の勉強時間が必要と言われています。
早慶上理であれば、必要な勉強時間は3500時間です。
この数字をみると高校3年から始めた場合、毎日5時間の学習で1800時間。受験の1年前から対策をしても間に合わないという結果になります。
おおよそ3000時間なら、高2の春から勉強を始めるとして1か月あたり140時間。1日だと約4〜5時間の時間の確保が必要になる計算です。
難関大へ合格している生徒は、他の生徒よりも勉強時間を確保し、確実に合格への道を進んでいます。
「受験対策を始めたが、ぜんぜん時間が足りない………」といった事態を避けるために、合格までの勉強時間を具体的に出しましょう。
1日・1か月あたりどのくらい学習に充てればよいかわかると、学習スケジュールが立てやすくなります。
難関大を目指すなら早くて中3、遅くても高2までには始める
難関大学を志望している生徒は、早くて中学3年から大学受験を意識しています。
中学生から大学受験を意識するのは難しいと思いますが、遅くても高2からは始めないと志望校合格への道のりは険しくなるでしょう。
以下は、難関大学合格者の受験勉強の開始時期を表したグラフです。
引用元:東進ハイスクールTOSHIN TIMES|難関大第一志望現役合格者 学校以外での勉強時間 1日平均6時間47分
63.9%の生徒が高2までに受験対策を始めています。
また、難関大現役合格者と不合格者の高校3年間の勉強時間の差は約349時間であることがわかっています。
1日あたり約20分の差ですが、日々の小さな差が大学受験の結果を左右するのです。
志望大学へ合格するための勉強時間はどのくらいか、いつから学習を始めたらよいかを逆算し、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
中高一貫校生が大学受験に失敗しない3つの方法
大学受験は長期的な計画を立てて、「いつまでに基礎問題を解けるようになる」「〇月までには演習問題を解けるようになる」のように、目標を達成していくことが重要です。
ここからは、中高一貫校生が大学受験に失敗しない3つの方法をお伝えします。
入試までの長期計画を立てる
大学受験に合格するために、長期的な計画・目標を立てて学習を進めましょう。
「受験に間に合わないかも……」と焦って無理な計画を立てると、予定通りに学習が進められず、ストレスがかかってしまい、定着率も悪くなるばかりか、モチベーションも下がるおそれがあります。
受験における学習スケジュールを立てる3ステップは以下の通りです。
- ステップ1:やるべき内容を確認する
- ステップ2:入試までの期間を把握する
- ステップ3:具体的な目標を決める
まずは第1志望を明確に決めて、合格までに必要な学習法・勉強量を逆算して洗い出します。
つぎに、いつまでに基礎問題が解けるようになるか、いつから本格的な過去問演習に取り組むか目標を立て1つずつ達成していきます。
中高一貫校は授業のスピードが速いぶん、大学受験対策も早めに取りかかれるのがメリットです。
学校の授業スピードを考えながら、自分に合った学習・年間スケジュールを立てましょう。
自力で解けるようになるまで反復学習をする
大学受験対策で重要なのは「自力で解けるようにする」といった目的意識をもって、勉強に取り組むことです。
知識をインプットするだけでなく、自力で問題を解けるようアウトプットを繰り返し、問題の解き方を定着させましょう。
反復学習は知識の定着率を高めるため、新しい公式や英文法を習得するには効率的です。
1回サラッと見た英単語より、5〜10回声に出して覚えた英単語のほうが記憶に残りやすいのは明らかです。
わかったつもりで終わらせずに出題のパターンを覚え、自力で解けるようになるとモチベーションアップにもつながります。
中高一貫校生に特化した大学受験対策をおこなう
中高一貫校では、先取り学習が基本のため、大学受験に必要な知識は高2までに習い、高校3年の1年間はまるまる大学受験対策に充てられるのが一般的です。
公立校とは違ったカリキュラム・学習スピードなので、それぞれの学校の授業や定期テスト内容に合わせた対策が大切です。
近年の大学受験入試の状況は急速に変化し、共通テストの教科・科目の再編はもちろん、私立大学では特色ある入試をおこなっています。
中高一貫校が大学受験に有利なのは間違いではありませんが、油断すると手遅れになってしまいます。そのためにも高校1年から大学受験を見据えた学習を進めていきましょう。
まとめ|大学受験の失敗を防ぐには塾を活用するのが効果的
中高一貫校生が大学受験に失敗しないためには、学校任せにせず、自分に合った学習法を見つける必要があります。
何から手をつければいいかわからない場合は、塾のサポートを受けるのも手です。
中高一貫校生であれば、中高一貫校に特化した専門塾がよいでしょう。
なぜなら、中高一貫校はカリキュラムや学習スピードが学校ごとに異なるため、1対多人数の集団指導塾や公立校生の多い個別指導塾では対応しづらいからです。
「WAYS」は学習指導だけでなく、週1回の学習コーチングで志望校合格へ向けてトータルサポート。生徒一人ひとりのモチベーション維持とメンタルケアをおこない合格まで導きます。
お子さん、保護者さんを対象に無料の学習相談や1コマ120分の無料体験指導をおこなっています。
生徒と親御さん、一緒に相談に来るのもよいですし、親御さんのみの来店も大歓迎です。
大学受験でお悩みの方はお気軽に問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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