大学受験では部活をやめない方がよい?やめずに効率的に勉強できる方法も解説
部活のために勉強ができていないと「部活をやめて大学受験に集中すべきなんじゃないか」と考えてしまう高校生の方は多いでしょう。
大学受験のために部活をやめる選択肢は、勉強時間の確保につながるようにみえます。
しかし、実際にはやめることで悪影響が出ることが多くおすすめできません。
本記事では、大学受験で部活をやめない方がよい理由、やめずに効率よく勉強できる方法について解説します。
大学受験と部活を両立したい方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験のために部活をやめない方がよい理由
大学受験のために部活をやめるという選択肢はあまりおすすめできません。
本人が納得できる選択を尊重することが第一ですが、部活をやめたことでよい結果にならないことも多々あります。
ここでは、大学受験のために部活をやめない方がよい理由について解説します。
学校推薦型選抜で受験する場合はやめると不利になるケースも
学校推薦型選抜で受験する場合、受験に悪影響を及ぼす可能性があります。
学校推薦型選抜とは、高校での成績や経験を重視する入試方法です。
学業やスポーツ・文化活動などで推薦基準を満たしている学生に対して、高校の校長から推薦書を用意してもらい受験します。
スポーツや文化活動での取り組みを重視する公募制特別推薦選抜がある大学であれば、学業以上に部活が重要になることもあるでしょう。
大学で求める生徒像は「アドミッションポリシー」としてまとめられています。
そのため、事前に部活がどう評価に影響するか、受験に向けて何に注力すべきか確認しておくと安心です。
部活の是非についてアドミッションポリシーに記載されていなくても、コミュニケーション能力のように部活で鍛えられる能力が関連していることがあります。
部活を続けるメリットが多い
部活は勉強以外のスキル習得に役立つため、やめないことでよい影響が多々あります。
例えば、社交性や礼儀などを学べて人間関係構築の基盤になることです。
また、目標に向けて頑張る姿勢や、計画立てて行動できる力も身につきます。
学校のクラス以外の交友関係が広がることで、コミュニケーション能力の向上や、自分以外の人の考え方を取り入れるのに役立つでしょう。
コミュニケーション能力は、質問に対する的確な受け答えをするためにも大切な力です。
部活を通して社交性や礼儀を学ぶことで、入試の面接、大学入学後の人間関係構築やアルバイトなどにも役立ちます。
部活が勉強の助けになる
部活が勉強の助けになることもあります。
運動部であれば、運動することが集中力や記憶力向上の効果が期待できるため、両立することでのメリットもあります。
身体を動かすことで脳が活性化し、集中力が高まるためです。
また、自律神経を整える効果が運動にはあり、心身のバランスが整うことで、勉強しやすい状況がつくられます。
文化部であっても、友人と交流しながら取り組む部活動はストレス発散に効果的です。
部活をしない場合でも、友人をつくれないわけではありませんが、これまで一緒に取り組んできた仲間と一緒に受験勉強に取り組めば、ストレスを軽減して受験にのぞみやすくなるでしょう。
部活をやめずに効率よく大学受験勉強する際のポイント
部活によって勉強時間が取れないと悩む受験生も多いでしょう。
部活をやめずに受験勉強をするためには、時間の使い方を工夫し、両立する工夫をすることが大切です。
ここでは、部活をやめずに大学受験勉強をするためのポイントについて解説します。
勉強時間と場所を確保する
部活外の時間を勉強に充てられるよう、時間と場所を確保することが大切です。
部活終わりの勉強は疲労もあり、自宅で勉強すると思うようには勉強できないことも多々あります。
そのため、図書室などを利用し、疲れていても勉強しやすい環境を整えておくことが大切です。
また、第一志望校合格までにどの程度勉強すべきなのか、学力向上に必要な勉強時間を逆算して考える必要があります。
電車などの隙間時間で単語を覚えるなど、隙間時間が活用できないかも検討してみましょう。
塾を利用する
部活のない時間を利用して、塾を利用してみる方法も検討しましょう。
塾では、生徒一人ひとりの得意分野や苦手分野などに合わせて、試験分析や勉強スケジュールを立ててくれます。
そのため、短い時間でも効率よく勉強ができます。
夜遅くまで部活があるなど、時間の融通が効かない場合は、オンライン塾を利用する方法も選択肢です。
自分の勉強できる時間に合わせて、利用しやすい塾はどこか比較してみましょう。
一人で抱え込まずに周りに相談する
部活によって勉強できていないと感じる場合には、周りの先生や同級生に相談することがおすすめです。
例えば、部活をしながら成績優秀な人のやり方を聞いてみたり、顧問の先生に相談したりしてみましょう。
同級生であれば相談することで、実践しやすい勉強方法ややり方を教えてくれ、自分に合った勉強方法を見つけられることがあります。
先生であればこれまでの学生の傾向から、部活と両立しながら進める方法についてアドバイスをもらえるかもしれません。
自分なりの取り組み方が見つかれば、「部活をやめた方がよいのでは」という悩みも解消し、前向きな姿勢で勉強に取り組みやすくなります。
まとめ
本記事では、大学受験のために部活をやめるべきではない理由と、部活をやめずに勉強する方法について解説しました。
部活動は気分転換や体力向上になり、勉強によい影響があるうえ、学校推薦型選抜では部活を続けていることがメリットになることがあります。
部活によって勉強できる時間が確保できないとお悩みであれば、塾や図書室などを利用し、勉強できる時間や場所を確保することが大切です。
また、友人や先生に相談することで、自分に合った勉強方法を見つけるきっかけになることもあります。
「部活をやめたほうがよいのでは」と頭をよぎった際には、やめずに勉強できる方法はないか、検討してみることがおすすめです。
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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