【大学受験】理科の選択どうしよう!?各科目の特徴と選び方をご紹介


「理科が苦手!大学受験でどの科目を選べばよいの?」
「大学受験の理科は、どの科目を選べば得点を取りやすいだろう」

理科のように科目数が多いと、ずば抜けて得意な科目がない場合どれを選択すればよいか悩んでしまいますよね。
とくに理系で2科目選ばなければならない人や、どの科目も苦手で困っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、理科のそれぞれの科目の特徴、大学受験の理科選択のポイントをご紹介します。

これから受験勉強を開始しようとして、理科選択で悩んでいる方は参考にしてください。

【大学受験】共通テストの理科選択のルール

大学受験の中でも、とくに理科の科目数が多い共通テストではどの科目を選択すればよいか悩む人が多いのではないでしょうか?

共通テストの理科選択は以下の8科目から選択することになります。

・物理基礎
・化学基礎
・生物基礎
・地学基礎
・物理
・化学
・生物
・地学

ただし、基礎科目は4科目の中から2科目選択し50点ずつの配点となります。
理科選択は、1科目もしくは2科目選択しますが、その方法は次の4つです。

A:理科➀から2科目
B:理科②から1科目
C:理科➀から2科目および理科②から1科目
D:理科②から2科目
参考:独立行政法人大学入試センター
令和6年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等及び問題作成方針
令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等

学習指導要領の変更に伴い、令和7年度の共通テストからさまざまな科目に変更がありますが、理科科目に関しては大きな変更点はありません。
基礎科目4科目だったものが、1科目に統合されますがその中から2種類選択するのは同じです。

理科科目の特徴

「理科」といっても、「化学」「物理」「生物」「地学」の4科目は、それぞれ異なる特徴があります。
理科選択の参考に各科目の特徴を確認しておきましょう。

化学

化学は、暗記と計算の力がバランスよく求められる科目です。
法則や仕組みを正しく理解することで、無駄な暗記が必要なくなり計算式も立てられるようになります。

化学の内容は大きく「理論化学」「有機化学」「無機化学」の3つに分けられ、物理や生物との親和性もあり選択しやすい科目といえるでしょう。

化学で受験できる大学も多く、共通テストでは基礎を除いた4科目の中で最も受験者数の多い人気科目です。

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物理

高校で習う物理は「力学」「熱力学」「電磁気」「波動」「原始」の5つの分野に分けられます。
それぞれが独立しており、別々に勉強を進めることも可能です。

物理は4科目の中でもっとも数学的思考が求められ、定理や法則を暗記し、それを活用できなければなりません。
ただ、暗記がそれほど必要ないため、比較的短期間で習得できる科目でもあります。

受験できる大学の数は化学と同程度で、受験できる大学がなくて困ることはないでしょう。

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生物

4科目の中でも、もっとも知識量が求められる、つまり暗記が多い科目が生物です。
そのため習得するのに時間がかかります。

生物で注意しなければならないのは、受験できる大学が限られることです。
二次試験で生物の選択ができる学部は主に、医学部や農学部全般と理学部の一部、工学部の一部の学部など、入学後に生物の知識を活用する学部がほとんどです。

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地学

「地学」は高校の授業にないことも多く、どのような科目かよくわからない人もいるでしょう。

地学とは、宇宙の歴史や化石など地球に関連することを学ぶ科目で、マイナーではあるものの、実は学びやすい科目といえます。

とくに地学基礎は、一部中学で習った範囲と重なっており、文系の人が共通テストの基礎科目で2科目目に何を選択するか悩んだ場合におすすめです。

ただし、二次試験で地学を活用して受験できる大学が少なく、理系の人にとっては選択しにくいと感じるかもしれません。
実際共通テストの理科基礎科目を除く4科目の中でもダントツに受験者数が少ない科目です。

大学受験の理科選択のポイント

では、ご紹介したそれぞれの科目の特徴をふまえて、大学受験ではどのように理科選択をすればよいでしょうか?
選択する際に注目したいポイントを5つご紹介します。

当てはまる科目を探してみましょう。

入学後に必要な科目を確認する

志望する学部で必要な科目があれば、そのための知識を身に付けるためにも受験科目にするとよいでしょう。
そのような大学は、受験科目を限定している可能性もあります。

大学卒業後に希望する進路があれば、その職業に関連する科目を選択するのもおすすめです。

暗記が得意なら生物がおすすめ

暗記が得意な人は、生物や地学のように知識を問われることの多い科目もおすすめです。
ただし生物と地学は扱っていない大学もあるため、志望校だけでなく併願校でも活用できる科目かどうか確認したうえで決定しましょう。

暗記には時間がかかるため、勉強する期間に余裕がない場合は、避けた方が無難です。

数学が得意なら物理がおすすめ

計算や数学的な考えが得意な人は、物理や化学がよいでしょう。
とくに物理は三角関数ができなければ解けない問題など、一定の数学の知識が求められます。

暗記しなければならない項目は少ないとはいえ、文系で数学が大の苦手といったタイプの人は、かえって習得に時間がかかってしまうかもしれず、選択するのは注意が必要です。

ほかの科目との学習時間の配分を考える

国公立大学の場合、ほとんどの方は5教科7科目を勉強しなければなりません。
7科目勉強するにはかなりの労力と時間が必要です。

英語や数学はもともと習得するのに時間がかかる科目です。
ほかにも社会で、暗記の量が多い世界史や歴史を選択していると、そちらにも時間を割かなければなりません。

これらの勉強にかかる時間が長くなるのであれば、理科は生物よりも短期間で習得しやすい物理の方がよい可能性もあります。

このように、ほかの科目との兼ね合いや試験までに残された日数なども考慮して選ぶこともポイントです。

自分の得意な科目で選ぶ

自分が得意な科目を選ぶのも良いでしょう。

苦手な科目は得点を伸ばしやすい一方、勉強に対するモチベーションを維持し続けることが困難な場合があります。
好きな科目であれば、勉強していても楽しく進められるでしょう。

まとめ

大学受験ではどの科目を選ぶかによって、勉強にかかる時間や労力が異なります。

理科の4科目は数学的思考が必要な物理や、暗記量の多い生物などそれぞれ特徴があります。
自分自身が取り組みやすい科目を選択し、効率的に勉強できるようにしましょう。

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