【漢字編】大学受験対策用おすすめ参考書と暗記のコツ
この記事では、大学受験用におすすめの漢字参考書と漢字の勉強で得られるメリット・勉強法をご紹介します。
漢字は、国語の大学受験の中でもそれほど高得点を得られないため、勉強する必要もないと考えている人もいるかもしれません。
しかし、漢字はしっかり覚えておけば必ず得点につながります。
ほかにも正しい方法で漢字を覚えることで、さまざまなメリットがあります。
ぜひご紹介する方法で漢字の勉強をして、大学受験で得点アップを狙いましょう。
このページの目次
大学受験で漢字の勉強をするメリット
「大学受験の漢字はそんなに出題されないから、やらなくても大丈夫」と思っている人はいませんか?
たしかに、試験内容に漢字の出題がほとんどない大学もあります。
しかし正しい漢字の勉強をすることで、漢字の知識のみならず、国語の学力アップにつながる力が身につきます。
国語の学力アップにもつながる力とは「語彙力」と「読解力」です。
語彙力が身につく
漢字を覚えるとき、単にノートに書きだして覚えていませんか?
実は、その覚え方ではまだ不十分です。
単に「読み方」と「書き方」だけ覚えても、本当にその漢字を覚えたことにはなりません。
たとえば「book」の英単語を覚えるときスペルと読み方だけを覚えるでしょうか?
「本」という日本語の意味も覚えるはずです。
そうしなければ、英文の意味が理解できませんよね。
漢字もそれと同じこと。
漢字の「意味」をしっかり覚えて、語彙力を身につけましょう。
読解力が身につく
語彙力が上がることで、読解力の向上も期待できます。
語彙力とは、漢字や言葉の意味を理解する力のことですが、これが身につくことで文章をより深く理解できるようになります。
読解力を活かせるのは、国語だけではありません。
ほかの科目も、書かれている問題文をしっかり理解するためには、読解力が必要です。
つまり漢字を意味からしっかり覚えることで、ほかの科目の得点アップも期待できるのです。
たかが漢字ですが、勉強をしておいて損はないことがお分かりいただけるでしょう。
大学受験用おすすめの漢字参考書
漢字の参考書は、ある程度の漢字の数があり言葉の意味がしっかり書かれているものであれば、どのようなものでも問題ありません。
ここでは、大学受験用で人気のある漢字の参考書をいくつかご紹介します。
入試漢字マスター1800+(プラス)(河合出版)
共通テスト対策もできるように作られているのが河合出版の「入試漢字マスター1800+(プラス)」です。
最新の入試データを分析したうえで、必須の漢字を1800に厳選し掲載しています。
共通テストで出題されやすい選択肢の中から正しい漢字を選ぶ問題や四字熟語・派生語なども収録。
漢字とともに意味も一緒に書かれているため、語彙力を身につけたり正しい使い方を覚えたりするにも便利です。
コンパクトなため、もち運びしやすく通学・通塾などの合間にも活用できます。
新版完全征服 頻出 入試漢字コア2800(桐原書店)
「1800語では物足りない」「国公立の2次試験や私立大学の入試でも漢字の問題がでる」といった場合は、桐原書店の「新版完全征服 頻出 入試漢字コア2800」もおすすめです。
入試分析により割り出した頻出漢字「常用漢字」と、私立大学の入試でも出題されることのある「常用漢字表にない漢字」に分けて掲載。
最頻出漢字は別の章でも再度出題し、長期記憶に残りやすいように工夫されています。
もちろんすべての漢字には意味が掲載されているため、語彙力強化にも活用可能です。
大学受験の勉強で漢字を覚えるコツ
大学受験の勉強は、漢字だけではありません。
漢字のように得点の割合がそこまで高くないものは、なるべく短時間で終わらせて、ほかの勉強に時間を費やしたいもの。
ではどうすれば、効率よく漢字を覚えられるでしょうか?
寝る前の時間を暗記の時間と決める
1日の中で暗記にもっとも適した時間は「寝る前」です。
寝るだけの状態になったら、30分ほど暗記に時間を使いましょう。
覚えた後、何もせずに眠れば寝ている間に記憶が整理され脳に保存されやすくなります。
ただし、睡眠時間を削ってまで暗記の時間を作るのは逆効果です。
睡眠時間を確保できるように、寝る時間から逆算して取り掛かる時間を決めましょう。
さらに次の日、朝イチで前日覚えた漢字を復習します。
忘れかけた記憶を再度脳に留める効果が期待できます。
隙間時間を活用する
寝る前に時間が取れなかった場合は、隙間時間を活用しましょう。
長時間の集中は難しい人でも、5分程度の時間であれば集中して取り組みやすくなります。
食事やお風呂に入る前、通学途中のバスや電車の中など、一日の動向を見直してみると案外隙間時間を見つけられるはずです。
有効活用して、暗記の時間を確保しましょう。
頭で覚えてから紙に書く
漢字を書いても書いてもなかなか覚えられないと感じたことはありませんか?
ただ単に同じ文字をいくつも書くだけでは、なかなか頭に入りません。
漢字を覚えるときは、いったん頭の中で漢字を覚え(インプット)、何も見ずにノートに書いて(アウトプット)みてください。
インプットとアウトプットを行うことで、覚えやすくなりますよ。
また、毎日続けること・同じ参考書を繰り返し覚えることも重要です。
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【漢字練習】誰でもできる効率的な漢字の勉強法を徹底解説
まとめ
漢字は大学受験の国語の中でもそれほど得点の比率が高いわけではないため、後回しにしがちです。
しかし覚えれば必ず得点できるうえに語彙力や読解力の強化にもつながるため、ぜひ参考書を購入してじっくり取り組んでください。
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